2024年01月19日
鴫原質店の弟さんです。
ずっと前に「質入れできるもの紹介」なるテーマでパート4まで書いた事がありました。今月の質流れ品の中に昔の「日本銀行券」があったので、「質入れできるもの紹介パート5」として取り上げます。
最近は減少傾向にありますが、当店の質入品の中には、少し前の日本銀行券(紙幣や貨幣)や記念硬貨などが数多くあります。どんな理由でこれらを大切に保管しているのか、オーナー様の思いは様々だと思いますが、担保としての日本銀行券(←現金)はとても優秀な質草です。とはいえ、預かる金額は額面の90~95%の金額であり額面を越える事はありません。「珍しいのに額面より下なの?」と考える方がいると思うので補足しますが、これらに額面の価値(両替価値)はあるけれど、現実的に使用できる通貨ではありません。両替すれば100%額面通りのお金に交換できますが、両替手数料がかかる時代でもあります。古いお札を長期間保管する事でその価値(←貨幣価値)が上がるのであれば、誰もができる財テクになるはずですが、今現在流通しているお札をピン札で寝かせている人はあまりいないのではないでしょうか?。そういう意味で鑑賞用や趣味で収集してるというイメージがあり、そういうことをしてる人が少ない結果として「珍しい品物」となっているように私は思います。(※もちろん大金を出して手に入れたいと思う方もいるかもしれませんけど。)
ま~色々と懐かしいのもあったので、お札を鑑賞していきますね。まずは聖徳太子の1万円札から。
発行開始日は昭和33年(1958年)12月1日。発行停止は約28年後の昭和61年1月4日。幼少期の私に1万円を持つ機会は全くなく、恐らく使った事はなさそうかな。とはいえ、質草として見続けた期間が長いお札でもありなつかしさを感じます。尚、発行に関する情報は日本銀行のホームページ(こちら)に掲載されているものを転記してます。
次は聖徳太子の5千円札。
発行開始日は昭和32年(1957年)10月1日。発行停止は29年後の昭和61年(1986年)1月4日。1万円と5千円の両方が聖徳太子で、気を抜くと間違えちゃいそうだ(汗)。そしてまた、このお札で私が買い物した事は当然なさそうです。年齢的にガキンチョだしね(笑)。
次は新渡戸稲造の5千円札。
発行開始日は昭和59年(1984年)11月1日。記号番号の色が平成5年に変更されますが、平成19年(2007年)の4月2日までの23年間印刷され続けました。見慣れた5千円札という感じで、古いという感覚は持てないのは実際に使用してたからだね。
次は伊藤博文の千円札。
発行開始日は昭和38年(1963年)11月1日。昭和51年に番号の色が変更になり、昭和61年(1986年)1月4日までの23年間印刷されました。あまり覚えてませんが、このお札は使用した事がある気がします。(←必ずあると思う)
これは結構珍しいと思われる岩倉具視の5百円札!。
上は昭和44年(1969年)11月1日発行で平成6年(1994年)4月1日まで25年間発行されてました。そして下の画像は昭和26年(1951年)4月2日から昭和46年(1971年)1月4まで20年間発行されてたそうです。新しい(?)5百円札でアイスを買った事を覚えていて、ビーバーオールやホームランバー(←※アイスクリームの名前です)は30円で買えた時代だったな。当たり前ですが古いお札は私の産まれる前に流通してた紙幣で、こんなに状態のいいものはとても少なそうですね。
5百円札の表面(裏面?)はこんな感じ。
画像だと絶対に分からないけど、新しい(?)5百円札の寸法が72×159ミリ。古い5百円札の寸法は76×156ミリです。どうでもいい話ですが、画像比率が約2:1でないお札はこれだけで、少し横長のお札で面白い。5百円硬貨の登場まで日本の経済を支えてくれたお札に敬礼!!。
次は夏目漱石の千円札。
昭和59年(1984年)11月1日の発行開始から、平成19年(2007年)4月2日の発行停止まで、23年間続きました。番号の色が3回変わったらしいのですが、お金の流通量が増えたからかな?。ドンドン増え続けるお金の流通量に関しては、色々と思うところもある今日この頃ですが、それが経済というものなのだろう。
最後に紫式部の2千円札。
こんな事書いていいのか迷いますが、日本銀行と財務省が流通を促進した2千円札ですが、最近見てません。「自販機で使えるようになるのはいつなんだ~~?」とか思った事がありましたが、目にしなくなると存在すら忘れてしまいます。これどこに行ったんだろね?。
色々な紙幣をみたついでに「お金」について考えてみました。そもそも日本銀行が発行する紙幣「日本銀行券」は、国内においては額面通りの価値が約束されてますが、その日本銀行券の価値を世界感覚でみると、色々な要因で世界における評価額が常に変動しています。円安や円高などが正にそれで、私も国内のお金(日本円)をとても大切にしてますが、その価値が変動してる事は認識できません。とはいえ、2011年の1ドル77円から現状の1ドル150円弱と価値は半減しており、それが輸入物価の上昇に繋がり、国内の物価高に寄与し生活にも影響しています。
そして最近体験してるインフレに関しても同様で、1万円で買える品物(質や量)も常に変化し続けます。日本銀行が目指す年間2%程度のインフレが継続し続けるのであれば、20年後の物価ってどうなるんだうね?。因みに、上の方で題材に出した「ホームランバー」というアイスクリームは、1955年に登場し、当時は1本10円だったみたい。それが私の幼少期には30円になり、そして70円として復刻され、今は複数本のセット販売で販売されています。1951年に発行された500円札で当時「ホームランバー」は50本替えましたが、その保管していた500円を今の500硬貨に両替したところで、今現在のホームランバーを何本購入できるのか?。子供になぞなぞで問いかけるように、自分にも問いかけてみよう。
物の値段が上昇していく(インフレ)なかでは貨幣価値は時間の継続と共に下落していきますが、デフレ経済にドップリ浸かった私達がインフレ経済の貨幣思考に慣れるまで、多くの時間と経験が必要になりそうです。数十年後の世の中がどんな感じか想像もできませんけど、その世界の千円でどんなものが買えるのか・・・、世の中の流れを観察しながら先の事を想像して備えていく事が大切なのかもしれないと感じました。そもそも、世界経済全体でデフレ(又は不況)になる可能性もあるし、先の事はやはり分からんけど、知る事と考える事と推測する事は大切だと思ってます。お金の価値ってとても難しいお話ですね・・。
本日は以上でございます。





こちらは北朝鮮独立40周年記念として1988年に発行された金貨。お父様から受け継いだ品ということでケースや金貨の商品説明を一緒にお持ちいただきましたが、「一応記念に」と他の付属品はお持ち帰りになりました。写真だけでもとらせてもらえば良かったのですが、残念でなりません。
いつものように深堀せず、何とな~~く進めてサクッと終ります。
数字が書いてあるので貨幣金貨として発行されたようです。。
重さは1オンス、1/2オンス、1/4オンス、1/10オンスの4種類で、品位は999/1000。
年号の入ったこの小判はギンザタナカ様で毎年販売されていて、オンラインショップや直営店で期間限定で購入する事ができます。比較的昔の品物ばかり扱っている事が多いので、ちょっと新鮮だね。プレスリリースより原文を抜粋して【2022年が明るく健康に過ごせる一年になるよう願いを込め、年号の「0」の部分に未来を明るく照らしてくれる日の出をデザインしました。鳳凰は伝説の霊鳥として物語や説話に登場し、古くから幸福・愛・平和の象徴とされています。大きな翼を広げ、2022年へ祝福を届ける様子を立体感ある精緻なつくりで表現しています。】と、小判のデザインの説明とさせて頂きます。
日本を代表する超絶一流メーカーのギンザタナカ様は海外の方々にも大人気で、日本を代表する「ブランド品」として売買される傾向もあります。こうしてドアップで見てみると本当に凄いお品物で、金を素材にした工芸品という感じかしら。
年号の「0」(ゼロ)が太陽ってのも日本らしい。芸術が全くダメな私にも「和」の雰囲気が豪華に演出されているように感じられます。
写真の撮り方のせいか、Sに見えんな(汗)。
2022年の純金小判50グラムの販売価格は49万円だったようです。金相場が上昇した今となっては「やすい!!」と思ってしまうのは結果論かな。私も買っておけばよかったね(涙)。
2024年のデザインは「気運上昇を願う双龍デザイン」という事で、これまた豪華に造られており、販売価格は74万円!!。田中貴金属さんの公式ページ(
当店は『ATF 全国質屋ブランド品協会』認定店です。

