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質屋のスタッフブログ

中古市場のグローバル化 続編

鴫原質店の弟さんです。

今日から少し大きめの画像を載せれるようになったことで画像加工が楽になりました!
でもアイフォンで撮った画像はこの大きさだとボケボケになるのでこれから大変だ~。
そんなのどうでもいいことですね(笑)

さて本題です!下書き一切なしで一気に書くので読みずらいところがありましたらすみません。

 

3月も末だというのに仙台では雪が降っており客足も少ない今日の土曜日です。
ですが店内は賑やかで、先週に引き続き世界に向けた当店の商品のプロモーション活動が行われております。

スマホスマホ
別に私たちが何かをしているわけではなく当店のお客様が世界に向けて英語で商品の紹介中。
※前回の記事はこちら
そこで売れたものを購入頂く感じです。
よく見ると先週から装備が何個か増えてました。

もう2時間以上続けてますが当店の色々なものを紹介して頂いてます。
撮影現場撮影現場

商品画像商品画像
正直に申し上げて何時間でもいて頂きたいです。
本当に感謝しております。

当店でも通販で宝飾品を一部売っていますが日本限定のインターネット販売の規模ではありません。チャンネル登録者に向けた動画の一斉配信なので、ソーシャルネットワークで繋がる全ての人に対してのアプローチです。しかも動画は録画され後から誰でも見ることができるというから驚きです。この個人が抱えたネットワークはその規模が大きくなり、また他の個人のネットワークと結びついて今後は様々なビジネスが展開されていくのでしょう。私たちにも様々なことを惜しげもなく教えてくれるので感謝です。

完全な仕事ではなく副業的なアプローチでもこんなに効果があります(当然努力も沢山されていると思いますが)。これがもし仕事としてガチガチでうちこんだらどうなっていくのでしょう。世の中はどんどんと変化していきます。今、目の前で繰り広げられている販売方法はこの業界に限ったことではなくどんな分野でもやれるので、これからの販売方法も様々に多様化されていくんでしょうね。

当店は祖父が残してくれたものなのでいつまでも大切にしていきたいと思う一方で、小売店がお店のお客様だけを大事にしても生き残るのは至難の事であることを実感します。色々考えないとだめですね。
取り合えず子供には英語をペラペラにさせたいな~と思いました。もしくは外国の方との結婚とか(汗)

 

最後に一文加えますが、誤字脱字あったらご容赦下さい。



質屋の道具「研磨機の実際の使用例」

鴫原質店の弟さんです。

先日研磨機のご紹介をしましたがオメガの時計を磨いたのでそちらの紹介です。

磨く前の状態がこんな感じです。

傷だらけのイメージが伝わりますかね (汗汗)

まずは最初から一気にステンレス用のバフ粉を付けて全体の傷を消していきます。

これで9連ブレスが全列テカテカの状態になります。納得できるくらい傷を消したら、青粉に付け替えて鏡面仕上げであるべき部分を鏡面に仕上げます。全部を鏡面にしてもなんの問題もないのですが、実際に鏡面仕上げにするのは時間がかかるので鏡面4列の細い部分だけ中心に仕上げをしていきます。

その後鏡面にしたところをマスキングテープで保護しながら、ヘアラインを当てていきます。

既に傷は消えているので削るのではなく当てていくだけで十分です。テープを貼替ながら5列のヘアライン仕上げをするので、はっきり言って地味に時間がかかります。

そんなかんだで続けていくとこんな感じの仕上がりになりました。

画像が小さすぎて分からない(T_T:)
※ちなみに今後ブログの画像の大きさが倍位に大きくなる予定です!

パッと見は綺麗になりましが、傷残りがいたるところにあります。

ただ細かい傷なので肉眼では殆ど見えません。
本当に綺麗な商品です(=目で見る限りは!)
この一連の作業で大体40分はかかります。
時間をかければその分傷はもっと消えるかもれませんね。

ただし今回着目したい点は
腕時計の仕上げを行った際の状態は仕上げをする前から実は決まっている
というところ。
消えないものは絶対に消えないのです。例えばここ。

ぼこっと凹んでいる部分を平らにするとどうなるか簡単に想像できます。平らにすることはできますが、もともとの形状が変わってしまいます。つまりこの傷は消さない方がいい。そういう視点から見ると、だれが磨いたとしてもこの時計の程度はBなんです。

大体の品物はお金を出して時計工房で仕上げをしてもらいもらいます。ただ今回のように状態があまり良いわけでもなく、売値が高いわけでもなく、仕上げをしても傷残りが多い商品はお店で磨く分販売料金を安くして販売するという手法をとることもあります。繰り返しますが、はっきり言って目で見て分かるという大きさの傷残りではありません。綺麗な商品でございます。

こんなところも時計の商品の値段に関わってくる一例として記述してみました。
下書き一切なしのベタ打ちなので、内容に関して不備がありましたらすみません。

本日も鴫原質店のスタッフブログをご覧いただきありがとうございました。
時計の修理/電池交却/販売/買取は仙台の鴫原質店へ
お見積は無料ですのでお気軽にご利用下さい。



中古市場のグローバル化

鴫原質店の弟さんです。

先週の土曜日(3月23日)の出来事です。
一人のお客様が様々な宝飾品を手に取っては携帯電話に向かって商品の特徴を英語で説明しております。

その携帯電話の基本装備がなんかすごい。

マイクと拡大鏡でしょう。

拡大鏡の上に虫眼鏡で更に拡大できるようです。

しかもおしゃれなライト付き。

商品の特徴や様々な情報を携帯電話に向けて話して、時には電卓で値段を出して知らせていました。

何をしているかというと携帯電話のアプリを使って「海外にいるその方のお客様」へ当店の商品を紹介して、仮に買い手が見つかれば当店から購入していくという流れです。業者様ではありません。普通の方です。時代の流れだと感心するばかりでした。

実際に現状の中古ブランド市場全般にいえることですが、8年前の超円高(1ドル78円)と比べると非常に円安が進んだ状況で、海外の方々が日本にある様々な品物を購入し続けていることで中古相場が維持されています。維持されてる?という表現は間違いかもしれません。日本人の方が見向きもしない物でも値段が非常に高くなった品物も数多くあります。それはあくまでも海外の需要によるものです。20年前に買ったシャネルやルイヴィトンのバッグなどが比較的高値で売買されているのもそのおかげですね。

当店でもインターネット販売の割合がどんどん増えてきましたが、この画像の4つのバッグは先週土曜日にインターネットで一人のお客様が注文したもの。

顔も知らないこのお客様は当店の常連(店に来店したことはないですが)で何度も何度もご購入いただいている海外の方です。

 

「海外のバイヤーさんが買ってもいい値段」が「日本人が絶対買わない値段」の場合も数多くあり、当店に古くからご来店いただくお客様には少しご迷惑をかけている可能性もあります。

ここの考え方が本当に難しいです。
日本人のお客様の購入してもよい値段に合わせるとすると、来店したお客様から安値で購入しないと到底無理な話です。しかも安く出したところで直ぐに他の日本人のバイヤーさんに買われてしまします。

現状の相場状況を常に察知しておかないと、店頭買取の提示価格にも大きく影響して物を売りたいお客様に迷惑をかける他、自分たちの損害も繋がります。商品の値段は為替や関税や流行など、様々な要因で決まっていくので一個人が完全に把握することなどは非常に難しいことだとは思いますが、商品相場に常に敏感でい続けることこそが我々の最重要事項なのかもしれませんね。

今日は書くのに随分時間がかかりました(汗)
仕事中に書いてるので話がまとまってない気がします。
本日も鴫原質店のブログにアクセス頂きありがとうございました。





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