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スタッフブログ

鴫原質店の弟さんです。

8月23日に質屋組合の市場があり参加してきました。今回の会場は、県内でリサイクルショップと質屋を運営する方がお持ちの結婚式場にて開催されました。資産家という事は随分前から知っておりましたが、実際に土地とか建物とか拝見させて頂くとその規模に驚きます。

会場に入ってまず目についたのがこちら。
20200826_120200826_1ピンク電話です!懐かしいですね。今も現役で稼働しているようですが、携帯電話の普及に伴い使用する人は殆どいないのではないかと想像されます。

そして次に驚いたのがコレ!
20200826_220200826_2飾りではありません。この施設のフロントで絶賛稼働中の電話機です。

使い方を聞くと、「蓋を開けるとダイアルがでてくるから」と教えてくれました。
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これをギーゴギーゴと回して電話をかけるのですね。これまた凄い。
20200826_420200826_4というか、いったいいつの時代に製造された品物なのでしょうか。戦後……..くらいなのだろうか?

 

この施設にはアンティークと呼ばれる品物が多く見られます。机や椅子なども小奇麗ではありますが、大切に使い続けているように思えるものがとても多かったです。考えてみれば、こちらのオーナー様がお持ちのセカンドバッグは、とても使用感があるレザーバッグです。飾らない生活を代々続けてきた結果が、このような資産を築き上げたようにも思えます。人に接する姿勢や物に対する考え方、そして何よりも生き方を尊敬します。

 

フロントの電話機ほどのインパクトはありませんが、当店にも類似するものがあります。それがこちら。
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ASTER社のFR2800。毎日のお金の出し入れを支えてくれる重要なレジスターさんです。
これの何が凄いかといいますと……………。
20200826_620200826_6フロッピーディスクが搭載されています!

ですが今現在、何かを記録することなどありません。私が最後にフロッピーディスクを使ったのは、確か大学生時代にワープロのデータ保存用に使った記憶がありますが、それ以降はどこかで触った記憶もありません。恐らく今の若い世代の方は見たこともないと思います。

要するにこのレジはそれだけ古い物という事。詳しくは分かりませんが、25年以上前の電化製品なのではないでしょうか。色々なところが壊れていますが、テープなどを貼り付けて補強して現在も使用しており、皆さまへお渡しするレシートはこちらの機械が印字してくれているものです。

 
使い捨てのものが多い世の中ではありますが、物への接し方や物への考え方ひとつで無駄な出費は省けます。その一つ一つがその後に繋がっていくのかもしれませんね。このようなことは子供達にしっかりと伝えていきたいと思う一日でした。

以上

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鴫原質店の弟さんです。
明日(8月23日)に開かれる、質屋組合の市場に出品される品物の下見をしていたところ、面白いものを見つけたのでご紹介します。いつもの事ですが、今回は特に長いです!

今回の題材はモアッサナイト!(しかもソーティング付き)
moasa_1moasa_1鉱物の特徴やデータなどは、そのうち当店の宝石鑑定士(社長)が説明用のホームページを制作していくと思うでの、私はちょっと違う視点から紹介したいと思います。

モアッサナイトは自然界において隕石などから稀に産出されるレアな鉱物です。19世紀後半には人工的に合成が可能になり、ジュエリーとして販売されるようになったようです。その見た目がダイアモンドと非常に似ており、判別ができない店舗へダイアモンドとして買取させる置き込みなども多発しました。それ故に、モアッサナイトはダイアモンドの偽物というイメージをお持ちの方もいるようです。

顕微鏡で見た画像を掲載します。
moasa_3moasa_3天然石によくみられるインクルージョンはありません。合成石なので当たり前のことですが、透明度も高くとても綺麗ですね。毎度の事ですが、チリの映り込みがありますがお許しください。

また、ダイアモンドとは大きく異なる点として、虹色の反射が所々にみられます。
moasa_2moasa_2ダイアモンドを見慣れている人であれば、この時点で違和感をもつのではないでしょうか。個人的にはこのキラキラ感がとても好きです!

 

上の方で、ダイアモンドとモアッサナイトの判別ができないお店に持ち込んで、この人工石を高値で買取してもらう置き込みなどがあったと書きましたが、判別はとても簡単なのでその方法とこの人工石の特徴に焦点を置いてご紹介します。

ダイアモンド判別に関しては以前いくつかの道具を紹介しましたが、そちらを使ってモアッサナイトを検査してみます。こんな機会はめったにないので、若手社員のM君に色々体験して頂きました。

まずは熱伝導率です。見た目が似ているジルコンやキュービックジルコニアと比較するとダイアモンドは熱伝導率が高く、そこを比較する事でそれらの類似石との違いが明確に判明します。実際に、熱伝導率のみに頼った「ダイアモンドチェッカー」という機械などもあります。moasa_6moasa_6ただ、モアッサナイトもまた伝導率が高い鉱物の為、熱伝導率ではモアッサナイトとダイアモンドの区別は全くつきません。写真のようにダイアモンドと同等の熱伝導率を確認できます。(この機械の紹介は「こちら」)。それ故にダイアモンドチェッカーでの判別は不可能です。熱伝導率のみで判断するとモアッサナイトをダイアモンドと勘違いする可能性があります。

 

次に最新のダイアモンド判別機「GIA iD100」(機械の紹介は「こちら」を使ってみます。
moasa_7moasa_7一瞬で「REFER」(ダイアモンドじゃない)と判別されました。この機械があるお店などあまりないと思いますが、さすが最新式。機械でもしっかり判別できることができる事が分かったので少し嬉しいです。

 

そして最後ににモアッサナイトとダイアモンドを判別する手っ取り早く確実な方法をご紹介します。結果から言いますと「見ればすぐ分かります」。機械などいりません。

頑張って顕微鏡で分かりやすい写真を撮りました。
moasa_4moasa_4これはモアッサナイトのファセット(側面の面)からキューレット(下のとがった部分)を覗いた画像です。何やら万華鏡を覗いたように線が2重に見えますね。角度を変えて、更に拡大してみます。
moasa_5moasa_5キューレットに焦点を合わせて撮影していますが、一つしかないはずのものが2つにみえてしまいます。これがモアッサナイトの最大の特徴で、ダブリングという視覚現象です。今回は分かりやすくキューレットをのぞき込みましたが、石の手前側を通して石の奥側を見るとダブリングが確認できるので、キューレットがないテーパーカットやエメラルドカットのモアッサナイトの場合でも、同様の方法で看破が可能です。ダブリングは複屈折性の結晶に見られるものですが、ダイアモンドは単屈折性の鉱物でこのような現象は見れませんので、見ることが一番簡単な判別法なんですね。

 

書いていてふと思いついたのですが、他の方法として、凄く大きなものであれば、比重計を利用することでも判別が可能化もしれません。ダイアモンドの比重は3.52、モアッサナイトの比重は3.22と僅かではありますが違います。そこを比較すれば理論的には看破できるはず!

比重は何度か書いて事がありますが
[大気中での重さ]÷[(大気中での重さ)―(水中での重さ)]
で決まります。

1カラットのダイアモンドの大気中での重さは0.2グラムです。それを踏まえてダイアモンドの水中での重さをXとして計算してみます。(中学の勉強!)

3.52(ダイアの比重)=[0.2]÷[0.2―X]
[0.2―X]=[0.2]÷[3.52]
0.2―X=0.0568
X=0.1432

1カラットのダイアモンドの水中での重さは0.1432グラム!!

らしいです(もちろん知りませんでした)。

この時点で比重による看破は不可能だと分かります。0.1グラムなんて、エアコンの風でも、近くを人が通っても、数メーター先をトラックが通っても、僅かな地殻微動があっても変化する数値です。それを0.01グラム単位で計算するなんて、そんなの無理ムリむり…………。10カラットの石の比較でも看破できるか怪しいものです。当店の比重計では絶対にできませんね。

 

最後はモアッサナイトに関しての私見でございます。「人工石だから」とか「ダイアモンドの偽物」とかモアッサナイトに対する世間の評価は良くないものも多いようです。ただ、人工的に造られた鉱物とはいえ、見た目の美しさや光の反射はダイアモンドに引けを取らない、そして虹色に反射する特徴を考えるとむしろ美しさという点では勝っているかもしれません。

顕微鏡やルーペで10倍以上に拡大して石の判別をすることなど、日常ではありえるはずもなく、ダイアモンドよりも遥かに安価なモアッサナイトを、宝石やアクセサリーとして楽しむことは決して悪い事ではないように思います。本来の宝石の価値って、「見る事、身にまとう事、眺める事、そばにある事」を楽しむ事のようなものであり、買った時の金額や売った場合の値段などではありません。人工とか合成とか天然とか、肉眼で見て分かるものではありませんし。

さて、今回のセリ(市場)に出品されるこの子は、いったいいくらで競り落とされるのか?
moasa_8moasa_8値段によっては私も欲しいなぁ~と思ってしまいます。(埃が更についている 涙)

ちなみに当店では、モアッサナイトの買取依頼が来ても、お値段をお付けしませんのでご了承下さい。見れば分かるので、ダイアモンドとして取り扱うこともありません。大きなものであれば個人的に少し色は付けるかもしれませんけど。

長文でしたがご覧いただきありがとうございました。

以上

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鴫原質店の弟さんです。

本日ご来店の客様から「ブログみてます」的な嬉しいお言葉を頂き、いそいそと何か書くことを探して更新しております。自分のことで書けることは沢山あるのですが、仕事(質屋)の事や仙台市内の紹介、そして社会的な事柄などと関連するものは、日常の生活ではさほどあるものではなく、日常の仕事(作業)に没頭しブログそのものを忘れておりました!

更新が簡単な日記的なものも入れてしまえば?と思う今日この頃です。
目指すは定期的な更新!という感じですね。

 

さて、20日ぶりの更新ですが、8月10日の休日日記です。何の変哲もなく「これした あれした」で終わります。この日は天気が良かったので、朝9時頃に家をでて「宮城県 県民の森」に行ってきました。
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緊急事態宣言で施設自体が閉鎖されていた為、半年ぶりくらいの訪問です。色々と変わっていることを直ぐに気づきます。
20200812_220200812_2建物の外装が変化している他、なんと駐車場が増設されています。天気がいい日は駐車場に止めるのがとても大変だったのでとてもありがたい。宮城県の担当者の方へ感謝の意を申し上げます。

 

園内にも変化があり、アスレチックの増設やメンテナンスとかコロナの閉館時に色々とされていたようですね。そして今はやりの看板を発見!20200812_320200812_33蜜の回避と消毒とマスク………。お気持ちは察しますが、少々無理もございますね。広大な森の中、そして野生のクマさえ出てくる場所です。意識して3蜜をつくることはできても、普通に考えて集まることはありません。むしろマスクによる健康被害の方が心配、なんせ夏ですから!灼熱の30度を超える気温です。

 

朝早いということもあり人は殆どいませんでした。20200812_420200812_4子供たちは大好きな滑り台を何度も堪能していました。登って滑っての繰り返しですが、ここの滑り台は速度が速くて私も大好きです。速度が出過ぎると最後に吹っ飛ぶので、ある程度でブレーキをかけるように子供達には徹底させてます。

 

この日はとても運がいい事に、木の幹(地面の方)にいた雌のコクワを発見しました。
20200812_520200812_5私が子供の頃は、山に行けば捕まえて遊んでいたことを覚えていますが、最近では野生のものを見ることも少なくなり、見つけた瞬間はとても嬉しかったです。むしろ「いるんだ!」って嬉しくさえなりました。10分ほど愛でた後、林の奥に放り投げてあげました。元気な卵を産んで欲しいですね。

 

約1時間半という短い滞在時間ですが、お昼ご飯を食べる為に一度家に帰ります。そして午後は近所の榴岡公園で長男さんとバスケットボール、その後は何故か次女と二人で近所の焼肉へ。その後はだらだらお酒を飲みながら家族でアマゾンプライムでアニメ鑑賞。なんてことのないいつもの休日ですが、書いてて思いました。子供達がいなかったら、私は休みの日に何をしているのだろう?と。いつか巣立っていくのでしょうが、その時私は何をして時間を過ごすのだろうと少し不安になる年齢になりました。一人暮らしに憧れた10代後半が懐かしい。皆が経験することだと思いますが、なんか不思議なものですね。


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