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質屋のスタッフブログ

「めぐってトクする♪デジタルスタンプラリー」

鴫原質店の弟さんです。

令和4年10月20日(今日)から令和5年2月28日の期間で、仙台市の経済施策として「めぐってトクする♪デジタルスタンプラリー」が始まります。令和2年と令和3年はプレミアム商品券が発行されてましたが、その代わりの経済施策のようです。めぐってトクする♪デジタルスタンプラリーのPOPが設置された店内の様子開店後に社長様自らがポスターやPOPをお店に設置し、私もキャンペーン説明書を読んで対応できるように勉強します。やる事はとても単純で、簡単に言うと千円以上の買い物をして頂いたお客様に、画像右上のQRをスキャンしてもらうだけ。青色でQRコードを消してますが、ネットにこれを晒すと無条件で当店のスタンプが押されてしまうから消してます。

仙台市から頂いた説明書の一部抜擢。キャンペーン概要事業者向けの説明は公式ホームページ(こちら)で確認できますが、デジタル商品券までのハードルはとても低い感じ。最大2万円分もらえるとの事ですが、「エリア」単位で管理されている為、自分の生活県内のエリア分だけでもサクッと頂きたいかな。全エリア分もらうとか欲張ると、正直言って時間とガソリン代の無駄かもしれない。

国分町エリアは優遇されているようです。キャンペーン概要この辺には色々な配慮が感じられます。

昨日予習と自分の為に専用アプリ「仙台まちいこ」をダウンロードしましたが使用できませんでした。優遇された国分町エリアサーバーの問題だと思いますが「本当に今日からできるのか?」と思ってましたが、先ほどアプリも無事に登録できて少し安心です。早速買い物に行ったときにスタンプを集めていこう!。私の場合、八百屋さんと花屋さんと肉屋さん以外に使うところが思い浮かびませんが、思い切って飲み屋さんにも行ってみようか・・・(笑)。

仙台のホームページ(こちら)から抜粋しますが、「開始時点でおよそ1800の店舗が参加し、今後さらに増える見込み」、「この取り組みが商店街などの市内の事業者の応援と地域経済の活性化につながることを期待」と目的も名言されています。住んでる場所など関係なく、観光目的で仙台に来ている方もクーポンが簡単に貰えるので、店頭でドントンと周知していきたいです。市税を使ってクーポン発行し、仙台市での消費額を増額するという意図と構図かな。色々思うところもあり、何がいいのかなんて判断できませんが、市の施策を出来る限り応援したいところです。予算は21億円で還元率が最大50パーセントなので、予算を使い切れば仙台市の消費が最低10億円以上増えるということになります。まずスマートフォンアプリ「仙台まちいこ」のダウンロードと登録をして、使ってみる事から始めていこうと思います。

(10月20日 16時に追記)
先程ヤマト運輸さんが「商店街等買い回り促進事業事務局」様からの荷物を届けてくれました。大量のチラシ
初期配備の100枚に加え900枚の追加チラシ!。気合の入り方は分かりますが、うちの店は小さな質屋で、こんなに人が来るとは思えず「どうしよう・・・これ(?)」と結構困惑します。事務局に電話で話を聞くと、当店の1日の来店者数を事前に申請しており、それに基づき期間中の来店者を算出してるとの事。うちの店、質屋さんでございまして、質入や質受や質利の支払いなどで9割はリピーターというか、定期的にくるお客様ですので、来店者数の予想論に食い違いがあるようです。ま~~頑張って告知していきたいと思ってます(笑)。

本日は以上でございます。



ROLEX エクスプローラーⅡ 1655

鴫原質店の弟さんです。

今回は暫く前に社長が店頭で買取した腕時計について、目的もなく思うところを書いていきます。ROLEX 1655の全体像その時計はROLEXの1655 エクスプローラー2。約40年前に製造されたもので、普通にガシガシ使っていたと思われる、とても年期が入ったお品物です。

日常的にご愛用していたと思われる深~~い傷があちこちにありました。傷だらけの状況ベゼルの数字の黒塗りも、経年劣化により剥がれています。最近はロレックスってかなりの値上がり相場を維持していますが、昔はそんなに高額品のイメージはありませんでした。多くの方は使う為に買っているので、傷だらけになっているのが当たり前のような気もします。

プラ風防は当然の如く傷だらけ。風防とリューズの状態画像リューズの状態は思いのほかいい感じかな。

そして究極的に難しいのはこの部分。SWISSの文字オリジナルはトリチウム夜光が使われている事を示す「T SWISS T」か「T SWISS <25 T」の表示がありますが、「SWISS」のみ表示されています。お客様のお話では文字盤をROLEXで交換したという事。アンティークロレックスのトリチウム特有の色味ではないので、ロレックスが好きすぎる人は1枚目の画像をみた瞬間に気が付いたかもしれませんね。

文字盤は交換されているので比較的綺麗な状態ですが、針の経年劣化との不釣り合いが悲しいところ。文字盤の拡大画像オレンジ色だったGMT針は薄っすらとした肌色に見えます。

次は暗い所で夜光の状態をチェック!。夜光の状態右上の画像は紫外線ライトで照らして撮影した画像で、針が黄色(オレンジ色?)に輝いてました。文字盤はルミノバでGMT針はトリチウムなのかな?。半減期が12年のトリチウムにしては怪しい発光量のような気がするけど、状態を見る限り当時のもののようにも見えてしまいます。こういう判別って難しすぎて、私ごときでは判断がつきませんね(苦笑)。ってか長針もGMT針も白い部分はルミノバのような気がするけど、気のせいかな?。

そしてこんな状態のお品物に、社長様の見積金額は〇〇〇万円!!(※金額伏せます)。この額に関しては「その金額を見出せる事はとんでもなく凄い!」と心から思い、そしてそれも伝えました。文字盤変更が無い状態であれば商品相場との比較のみなのでさほど難しくはないのですが、イレギュラー品の金額が正確かどうか分からない状態で、この額の見積を出す事など従業員にきる事ではありません。そこはやはり社長!って感じでしょうか。まじで「スゲ~~」って私は一日中言っていたように思います。

買取した後は古物台帳に記載する為、シリアルなどを確認していきます。シリアルと型番ベルトを外した部分に記載されたシリアルは「6番台の7桁」で、ケース自体が1979年製造と推定されます。

ベルトは見慣れた形状のセットがついてます。ベルトの型番3連シングルクラスプ「78360」にフラッシュフィット「580」は多くのロレックスに使われていた定番ブレスレットのような印象があります。1655の更に古い物(初期型)だと「7836」と「380」のブレスレットがついているそうです。横から見ると3重に巻かれている構造が確認できるブレスレットで、15年くらい前は結構頻繁に見てたのですが、最近は全く見てない気がして時の流れを感じてしまいます。

折角だから開けてみる!。ROLEX専用裏蓋オープナーROLEX専用裏蓋オープナーを使うのは暫くぶりだ。買取値が恐ろしい金額なので恐る恐る作業を進めます。もともと傷だらけなので、一つや二つ増えたところで何にも変わりませんが、一応仕事として扱う責任感ってやつです。

搭載されているムーブメントは「cal1570」。CAL1570ムーブメント画像1971年~1987年頃まで製造されていた、振動数が19,800のムーブメント様。前にも何かで書いた事がありますが、腕時計の技術革新はこの頃に完成の域にあったと思えます。観察してるだけで少しウキウキしますが、とても御年43歳には見えません。約50年前にこのムーブメントが完成していた事を思うと、僅かな進歩や違いはあるにせよ、時計技術の進歩の限界というものを考えてしまいました。果たして今後、どのように進化していくのだろうか。スマートウォッチという別の進化系が各ブランドから発売されてますが、それらとの競合になる事は想像もできないけど、そんな可能性も完全否定はできないような気もしてます。全てはお客様(ユーザー)が決める相場に従うだけですけどね・・・。

そして多くの方の目に触れない、裏蓋の内側に着目してみます。裏蓋の内側の画像昔はメーカー(ROLEX)でオーバーホールをすると、このように何かが刻まれていました。3回はメーカーでメンテナンスをしてるという事かな。今でもこの風習があるのかは知りませんが、1990年代頃のロレックスではこのような落書き(=メンテナンス記録?)を多く見てきました。今でもこういう事をしてたら、少し嫌ですね(笑)。

という事でこんな感じの腕時計を社長様が買取し、市場(業者間オークション)へ出品したところ、当店の買値より35万円も下の価格で入札があったそうです。もちろん売らないで引っ込めましたが、市場状況か文字盤変更が影響しているのか、はたまた検討違いか。兎にも角にも元金(仕入値)以上で何とか売り切りたい所です。持っていたお客様は「もっと高いものだ」という感覚だったようですが、売ってる値段と流通相場の差異が大きく異なる商品の一つかもしれません。アンティークって本当に難しく、私はとても関われる技量や知識がないし、そもそもROLEX愛が私には足りません(哀)。そしてその取引額にも何点があり、一つの商品で35万円の損って、心臓に悪すぎます(涙)。果たして、この腕時計の最終売値はどういう結果になることやら・・・。上手く事が運べばいいな~と思ってしまいます。

本日は以上でございます。



平成九年「丑年」七福神招福小判

鴫原質店の弟さんです。

非常にありがたいお品物に出会えたので記録用に取り上げます。平成九年「丑年」七福神招福小判と題された小判それが平成九年「丑年」七福神招福小判と題されたこちらの小判。

表裏のデザインはこのようになってます。小判の表裏のデザイン誠実さと粘り強さの象徴といわれる丑(牛)様!。家内安全や商売繁盛を願う為、多くの方が丑様を祭った神社に参拝します。もちろん私もその一人で、以前そんな感じの内容をブログに書いた記憶もあります。そしてその裏には七福神が船に乗って集結されていて、様々な事を祝福してくれそう。なんというありがたいお品物なんだろう。

そしてこの小判の製造は松本徽章工業さん。松本徽章工業の刻印このブログで何度も紹介しておりますが、純金の文字の右側のマークがメーカー刻印のようなものです。金製品の素晴らしい工芸品を見ると松本徽章工業さんの品物である事が多いです。(公式URLはこちら

造りもやっぱり素晴らしので大きな画像で掲載しときたい。牛の拡大画像拡大して牛様を見ると筋肉モリモリの力強さを感じます。

そしてこちらも大きな画像で掲載したい。七福神の拡大画像にこやかに微笑んでくれる神様達に癒されます。

この小判の大きさや重さはこんな感じ。小判の大きさや重さを測る様子そんなに大きくないのですが、純金製なので持つとズシっときます。

この小判の事を調べようとグーグル先生に聞いてみましたが、詳しい事は分かりませんでした。ただ、この小判の前所有者が平成9年から25年間も大切に保管してきたことはすぐに分かります。傷1つ無いこの小判はもしかしたら神棚に祭られてたのかもしれませんね。色々あって、いま私の目の前に偶然ありますが、拝見できたことに感謝してます。私も拝めるうちに沢山拝みますので、今後の人生いい事がありますように!。誠実さと粘り強さを念頭に仕事を頑張りますので、どうぞよろしくお願い致します。(まさに神頼み!)

本日は以上でございます。





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