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2002年発行 カンガルーナゲット金貨

鴫原質店の弟さんです。

お店の買取品の中にエリザベス2世のコインがあったのを発掘したので取り上げます。ケースに入った金貨ケースに入ったままのビカビカのお品物!。最初に触れるのは私なのかもしれない(笑)。

この金貨はオーストラリア連邦のパース造幣局が発行しているカンガルーナゲット金貨ちゃん。カンガルーが描かれた金貨1986年からオーストラリアで発行されている地金型金貨は「ナゲット金貨」と呼ばれています。以前オーストラリアの「ハンド オブ フェイス」が描かれた金貨について書いた事がありますが、金塊がレリーフされたのは1986年から1989年までの3年間で、1990年からは可愛いカンガルーちゃんがレリーフされています。しかも毎年カンガルーのデザインが変更になるのが面白い。2002年のカンガルーはこんな感じでちょっと怖そうですね(←ついさっき可愛いって書いたけど)。

「NUGGET」とコインに記載がありますが、英語で「金塊」を意味しており、そのままやね。金貨にかかれた文字この金貨の通称は「カンガルー金貨」と「カンガルーナゲット金貨」又は「ナゲット金貨」などがあり、グーグル先生はどの名で聞いてもちゃんと教えてくれます。個人的にはカンガルー金貨と呼び続けたいかな。

そしてその裏側には世界中で多くの人々が崇拝するエリザベス2世女王様。金貨描かれたエリザベス2世2002年におけるご年齢は76歳ですがとても若々しく描かれてますな。(※個人的感想です。)

女王様のレリーフは見どころが多くて、今までも色々なコインを拝見させて頂いてます。光の反射などにより表情が少し変わって見えたりする事なども計算されてるのかな?。エリザベス2世の描写発行年数によって女王様の年齢が異なるのでそんな部分とか、発行国によっても描写は異なり、髪飾りや耳飾りなど見続けると興味深い点はとても多いです。ご年齢に応じたシワの描写とかは本国のイギリスが一番手厳しく、1990年代初頭から目じりのシワがリアルに描かれてます。その逆にカナダのメイプルリーフ金貨は可愛らしく描かれていると個人的に思います。(←怪しい人間に思われそうで怖い・・・・。)

コインの大きさは直径で約25ミリ。金貨の大きさ1/2オンスで15.55グラムの純金で造られており、豪ドル換算で50ドル貨幣として発行されました。今時ではオーストラリア1ドルは約95円位ですが、このコインを円換算すると大体151,000円位で、逆算すると大体1590豪ドル分位の価値があるという、金貨あるあるの悲しい換金率はいつ計算しても面白い(笑)。使い方を間違えると大損しますわ。

理由は知りませんが国内において、イギリスのソブリン金貨やオーストラリアのナゲット金貨と比べると、カナダのメイプルリーフ金貨の数量が断然多いと個人的には感じています。何となく年ごとに変更されるカンガルーの比較をしたいと思ったものの、全制覇するのは無理ゲーだね。めぐり合う機会があれば、今後も違ったカンガルーちゃんと女王陛下様のお顔立ちを拝見させて頂きたいと思います。

本日は以上でございます。

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