質屋のスタッフブログ
2024年07月12日
鴫原質店の弟さんです。
またまた多くの方が興味が無さそうな内容ですが一応金相場に関係する話です。昨日7月11日21:30分にアメリカの消費者物価指数(CPI)の発表があり、ユーチューブライブでお酒を飲みながら鑑賞してました。長い道のりだったけど住居費(shelter)も減速がみられ、転換期がようやく訪れたのか?。
発表後のドル円相場をリアルタイムで鑑賞してたけど、面白くて目が離せません。取り合えず落ち着きを見せたところで、「寝なきゃ・・・」という意識が芽生え携帯を手放します。画像は夜と朝の状況で、楽天ISPEEDのスナップ写真です。
夜中にも関わらず神田財務官がお仕事をされてました。
相変わらず為替介入したかは「内緒だよ~~」と言ったけど、報道の方も財務官もお疲れ様です。もう退任決定なのでもう少ししたらこの姿は見れなくなるのも少し寂しいですね。どんな理由で円高に振れたかはさておき、金利差がある時点であすの朝から円売りドル買いの【お仕事】は活性化し、また円安に戻っていくんだろうな(←ド素人の空想です)。ま~目的は時間稼ぎでしかなく、介入で儲かってるのって日本政府なんだよね。1ドル100円以下で買ったものを160円で売ってるんだから、もの凄い利益がでてそうだ。
「寝なきゃ・・・」など思うも、スヤスヤと寝れてられない・・・のだよ。
チョイ起きてはドル円とドル建てゴールドの関係性を確認します。米10年債利回りも動いてますが、なんか想像通りで少し嬉しかった。特にアメリカ長期債権の見通しは2分化されてるので、どこに落ち着くのか誰も分からず、今後の動きに注視したいですね。ドル離れやブリックス通貨など話題は尽きない世の中ですが、しっかりと米国債にお金は向っていき10年債金利は下がりました。寝ないで仕事してる訳ではなく、完全な個人の趣味の世界です(笑)。
ここからも少し空想ですが、プラチナの国内相場について。
ウンともスンとも言わないこの子に関して、何かに連動してる訳でもなさそうなので、円高になったらその分だけ国内相場で影響を受けるのかね?。因みにこれ、7月12日朝に見たドル建てプラチナの5年チャートです。(※こちらからお借りしてます)あ~恐ろしい。
ここからはいよいよ全世界を巻き込んだロシアンルーレットっぽい状況で、当初の多くの方の想定と異なり1年以上後ずれしやっとこ辿り着いた場所なのかも。とある一つの指標であるベバリッジ曲線を見てみると、失業率の上昇が加速するギリギリのラインにも見える。パウエル議長さんが「インフレ再燃のリスク」を取るのか「労働市場が急激に落ち込むリスク」を取るのか。自分達が決める金利で多くの方が影響を受ける重大な仕事で、誰かが何らかの犠牲又は恩恵を受けてしまうもはや神的存在。もの凄い精神力と忍耐力と知識があるから、一国のかじ取りを任せられてるんだろうね。1つ言えるのは、日本の主要貿易相手国は中国と米国だからアメリカ経済に大きな減速があると、今の国内の色々な問題は一気に片付くのが凄い状況に感じてしまう。というか前日銀総裁様はそれを待ち続けたのかね?。事実は私の空想の域をでませんが、ここからも両陣営の政策方針はしっかりと聞いていたいところです。取り合えず月末のFOMCと日銀の会合に注目!!、為替と金利の見通しを少しだけ教えてくれますから。昨日の出来事で、少しだけ金相場の見通しも見えたのはラッキーでした。対価は寝不足だけど、仕事頑張りましょう。つまらない話でスミマセン!!。
本日は以上でございます。
2024年07月02日
鴫原質店の弟さんです。
今から30年以上前の話、私が高校に合格したお祝いにと、両親が少しまとまったお金をくれました(※2年分のお小遣い位です)。そのお金で近くの郵便局の定期預金を組みましたが、10年の定期預金の金利が8%以上あり、そもそも何の知識もない私(←16歳!)は、その金利水準があたかも「普通の事」と認識してしまいます。社会人になって少し経つ頃(20代中盤)、「特別金利!!」と大々的に宣伝されたメガバンクの年定期預金金利が1%で、「たったそれだけか・・・」と思いつつも「しょうがない・・・」と、貯めた僅かばかりのお金で定期を組んだ事を覚えています。ただ、それ以降の金利は下がり続け、銀行の定期預金に預けたのはそれが最後となりました。そして最近理解した事があり、それは金利上昇が消費抑制にも働くという事。貯めておけばノーリスクで増えていく→節約して消費しない方がいい→物価は強制的に下がっていくしかない→デフレーションとそんな時代だったのかもしれません。金利上昇率より物価上昇率が勝れば現金価値下落により「今買わないと値段が上がる」から買っておこうとなるんだろうが、今必要な物以外はいらなく、後で買った方がいいよねって感じだったもな。
金利が無い世界で人生の半分を過ごしましたが、国内の環境は春から大きく変化しました。ここ数日は特に、日本の国債価格の下落スピードが速いな~と眺めてます。
個人的趣味もあり米金利を朝一必ず確認してますが、その際に日本の金利も確認するようになりました。YCCの元で固定してた長期金利を市場に委ねるとの事で、今後どうなるのか。興味深いというか・・・はっきり言って変化に怯えながら未来を空想中です。貯蓄運用型の生命保険登場や返礼率100%を遥かに超える学資保険、新しい運用型私的年金など、上昇幅によっては凄いものがでてくる可能性もあるのかな。長期金利の利率次第だけど。(※チャートはこちらのトレーディングビューで借りてます。)ただ、その金利を支払う為には、経済成長か大増税か(涙)、いずれにせよ税金か。
最近は円安に関する報道が増え続けてるように感じてます。昨年末までは、金利差だけでほぼ説明できたドル円相場は、年初から結構乖離して円安に振れてる状態。メディアでは金利差が・・というが、もう違うような気がするけど・・・。こちらは日米10年債の金利差とドル円チャート。
○週間で○%位の為替変動を「急激な上昇」と設定すると、為替の介入があればすぐ円売りドル買いをすると、恐ろしい確率で勝てる「円売りという仕事」が好調(?)みたいです。特に黄色い〇の部分(GWの介入後)からは顕著だ。円安については様々な理由が個々人の視点で語られてますが、金利差だけで考えれば1ドル140円以下。購買力平価で考えれば1ドル100円で、その異常な乖離幅が数カ月後にどうなるのかを考えると恐ろしい。今後数カ月で1ドル180円にも120円にも、アメリカの金利の変化やその速度によってはどちらの可能性もあるのかな(?)。ところで日本の長期金利が他の先進国より高くなったら円買い需要は起きるのかね?。世界中の皆にアピールしたい!「みんなもっと円を買っておくれよ~~」。
恐らく今時のアラフィフ以下の世代は、金利上昇という局面を実経済で体験した事がなく、私もそんな人間の一人です。金利の種類にも色々あるけど、最終的には銀行定期預金金利にも影響するので全国民に影響があるけれど、多くの方は興味のない金融の分野でもあります。先日、銀行員の方に短プラについて教えを請いました。日銀の短期金利(無担保コール翌日物)が上がると、銀行の短期貸し出し金利(短期プライムレート)が無条件で上がるらしいが、短プラは銀行が先行してあげる事もあるらしい。「仙台市 短プラ」で検索すると仙台市が各金融機関の貸出金利を簡潔にまとめてますが、秋口に上がる【カモ】という事。
そもそも日本の短期金利が上がると、「短プラ上昇」で企業の経費増加、「定期預金金利上昇」で消費抑制という安易な構図を思い浮かべると、まだ日銀が短期金利を上げするとは思えない。そんな空想が更に円安を誘導していきそうに感じてしまう(※ド素人の感想!)。でも日銀の仕事って「物価の安定」「金融市場の安定」だから物価上昇率を抑える為に金利操作はそのうちするよね。
先日発表された指標によると、2023年第3Q~2024年第1Qの前期比名目GDPは若干上振れで実質はマイナス成長。前年同期比の2024年第1Q名目GDPはプラスで実質GDPマイナス・・・。これをスタグフレーションと大学(←一応経済学部)で勉強した気がする。内容を見ると円安効果で儲かりまくってる企業が半数で、その他半分は微妙かマイナスという歪な状況。個人金融資産は前年比146兆円増(7.1%増)で円安の影響もあり、政府の純債務も減少(対外資産いっぱい持ってるから)・・・。「外国人に何かを売れる」か「海外資産を持っているか」とで、その差が大きく開いたのは意図しての事なのか、それとも偶然か。とはいえ、飲食も好調なところは好調で、価格転嫁ができて今まで通り売れてるかどうかが鍵みたい。景気がいいのか悪いのかさっぱり分からんが、一部の完全内需型商売と私のような一般労働者は物価高で苦しんでおり、そりゃ個人消費落ち込むわ。賃上げ効果が秋口からでてくる予想(←日銀の)でもあるので、デフレ完全脱却に向け政府も日銀も踏ん張りどころかもしれません。
色んな見解があるにせよ、中央銀行が金利を操作することで為替さえ大きく変動するので、金融政策の「考え方」を説く植田先生の発言はとても勉強になり楽しかったりします。ただ、金融引き締めを無風で成功したケースは「稀」であり、国内では成功したことがない(←植田先生発言)との事。某国発の〇〇ショックだって政策金利上昇の逆イールド期間を経て、何かが壊れて慌てて利下げってのが大体のパターンで、色々対策は進化してるにせよ、【最後の1マイル】(←植田先生発言!)に世界中が注目しています。取り合えず今月は7月30日・31日に日銀金融政策決定会合とFOMC(連邦公開市場委員会)が開催されるので、両総裁のお言葉を聞いて自分なりにも考えてみたいと思ってます。何事も勉強の繰り返しだけど、先が見えないから、やっぱり老後が不安だよ~~(※関係ない??)。「円安でプラチナ相場が上がるな~」とか考えるのもう嫌なんですけど、打つ手なしかな(哀)。
本日は以上でございます。
2024年06月19日
鴫原質店の弟さんです。
今月の買取品の中には銀の記念品が多く入っており、そのいくつかを見て感じる事など書いてみる事にしました。今年の元朝参り、お賽銭10円で世界平和を祈ってきましたが、願いまだかなわず。記念品は平和を祈る事に関連したものが多く、そんな品物を見て改めて世界平和を祈ろうと考えております。毎回つまらない事ばかり書いているのは分かっておりますが、恐らくいつも以上に退屈な話になりそうです。
まず始めに1984年に開催されたロサンゼルスオリンピックの記念メダルから。
未開封なので融解する前に私が触れてあげようと梱包をこじ開けます。小学生の頃、陸上で「カールルイス」という選手がとても有名で、日本のバラエティーでも「ルイス君」と競争する的な番組などがあった事を思い出しました。年齢と共に世の中の見方が変化したのか、このオリンピックについて調べると、ソ連や東ドイツなどを含む16国が参加をボイコットした大会という部分に無意味な興味を抱いてします。もうすぐ始まるフランス開催はどうなるんだろうか。オリンピックは「平和の祭典」と位置づけられてるのだから、世界中の皆でスポーツに熱狂したいところです。
しょっぱなかな訳の分からん感情移入が入りましたが、表裏のデザインはこんな感じ。
約40年間も密閉空間に閉じ込められてたこの子に触れてあげたのは私だけなのだ!!(←だからどうした・・)。どうでもいいけど描かれている鷲さんの顔が怖いかも。
次に1990年に大阪で開催された「花の万博」記念メダル。国際花と緑の博覧会として1990年4月1日から183日も開催されたらしい。
オリンピックも万博も「開催費用と経済効果」の話が常に題材になり、報道や国会中継を見る限り来年の大阪万博も色々と問題があるようです。メタンガスとか爆発騒ぎとか色々あるにせよ、万博の求人は全国で大々的に始まっているので、全国から人が集まって大阪の街が賑わえばいいですね。尚、万博も世界各国の交流の場の「平和の象徴」と位置づけされているので、大阪万博を機に世界平和を祈りたいと思います。安全第一だと思いますが・・・。
次は礼宮文仁親王殿下ご成婚記念メダル。
秋篠宮殿下と紀子様の結婚記念だ!。秋篠宮同妃両殿下の結婚の儀は平成2年6月29日に皇居宮殿 竹の間で行われたという事で、実はユーチューブでも当時の動画がみれたりします。若かりし頃より紀子様ファンなので、このようなメダルを鑑賞できた少し幸せ。皇族に関する記念品はとても丁寧に制作されており、マジマジと鑑賞する価値ありなんだよね。少し不満があるとすれば、もう少しカッコよく可愛くお顔を描いて欲しかったかな。でも結婚式って平和を感じるね。
そして特に注目したのは今から続く2つの銀メダル。1989年1月7日、昭和天皇は皇居の吹上御所で崩御され、それに伴い、日本の歴史の中で最長となった昭和という時代が終わりました。
「昭和」の由来は、中国最古の歴史書『書経』にある「百姓昭明、協和萬邦」からという説があります。「百姓(ひゃくせい)昭明(しょうめい)にして萬邦(ばんぽう)を協和す」と読むらしく、「百姓→多くの人」「萬邦→皆で」「協和→仲良し」みたいな感じ(←私個人の表現です)で、昭和という年号には世界平和という願いが込められてたみたい。激動と激変の時代で日本という国が大きく変化した昭和の時代でしたが、終戦という絶望的荒廃から復興までの長い経済発展期に人口ボーナス期が加わり、とてもいい時代だったように思えてなりません。もちろんとてつもない苦労の末なので、隣の芝は青く見える現象だと思いますが、日本の富の6~7割を65歳以上の方々が持っているデータもあるので、平均的な幸福度や経済状況は今よりも良かったんじゃないかな(※分からんけど)。
そして翌日1月8日、皇太子明仁親王が皇位を継承され平成の世が始まります。平成という改元に際しての内閣総理大臣談話(昭和64年1月7日)が内閣府のホームページ(こちら)に残ってたのでそこから一文を以下引用。【史記の五帝本紀及び書経の大禹謨中の「内平かに外成る(史記)地平らかに天成る(書経)」という文言の中から引用したものであります。この「平成」には、国の内外にも天地にも平和が達成されるという意味がこめられており、これからの新しい時代の元号とするに最もふさわしいものであると思います。】(引用ここまで)
記された文字は「内平外成 地平天成」で、世の中が平和で万物が栄え、国内がよく治まり、周辺の諸外国との関係も良好なことを示すみたい。平成という年号にもやっぱり世界平和という願いが込めれれていたと知り、誇らしくも思えました。
尚、令和に関しても内閣府のホームページ記載があり、各記念品に刻まれる文字は「初春令月 気淑風和」。万葉集にある「初春の令月にして 気淑く風和ぎ 梅は鏡前の粉を披き 蘭は珮後の香を薫す」との文言から引用され、この「令和」には、人々が美しく心を寄せ合う中で、文化が生まれ育つ、という意味が込められているという事です。読み方に問題があるのか、世界平和が見当たらない?。世界を見渡すと色々な事が起きてますが、その事象を聞いた瞬間は不安に駆られるけど、恐ろしい事に感覚は慣れ続けていきます。世界史を見る限り、紛争が無かった時代など殆どないのは理解しますが、個人的意見として平和が普通だと思いたいのよね。平和を願う、又は象徴するイベントとは対照的に、世の中怪しい雲行きに向かっているようにも見えてしまいます。どうか世界が平和でありますように!。
本日は以上でございます。