質屋のスタッフブログ
2023年08月25日
鴫原質店の弟さんです。
本日8月25日は、田中貴金属工業さまが金の店頭販売価格を1グラム9,948円と発表してました。それにより円建ての小売価格は過去最高を更新してます。
とはいえ8月1日の9,946円の高値から2円ばかりの更新なので大きなニュースではありませんが、少し興味が湧いたのでちょっと仕事サボって調べてみます。この画像は田中貴金属さま(こちら)からお借りしました。
暫くの間、円建て金価格推移は為替変動に大きな影響を受けてきました。確かに社会不安によりボン!とドル建てゴールドが上昇する事もありましたが、その後のドル建て金は1オンス2050ドルを超えておらず、円建て金価格は為替の上下に振り回されているように見えてます。そして様々な物価に影響を及ぼす為替(ドル円)は、ある指標が生涯の親友のような関係で、今もまだピッタリと寄り添い続けています。
このとてもよく似た関係は「米10年債利回り」と「ドル円」チャート。どっちがどっちなんて、正直どうでもいい位に似たような形状。日本でも先月、長期金利に変動幅をもたせたので、「どうなるのかな?」などと思ってましたが、10年債金利が急上昇してドル円が更に円安になるという状況。国内長期金利が0.16%程度上がったところで、親友の金利の方が上昇率が高いのでその関係性には無風状態。仲が良すぎて誰もこの関係には入れないような錯覚さえ感じます。見た感じ、円建て金価格上昇は為替の影響ではないみたいです・・・・。
腑に落ちないので暫くぶりに金価格と逆相関の関係とされるドルインデックスとドル建て金価格を見てみました。
なんか数日前から両指数とも上がってる珍しい形状(←そんなに珍しくはないけど)。純粋に金が買われたという事か?(←よく分からんが・・・)。世の中的に不安要素があると金が買われていきますが、何があるのかな?。調べたくなるけど超~~時間がかかるので今はやめときます。大体にして最近の流れでは、金が上昇する時って平穏にくぎを刺す場合が多く、少し嫌な感じがするんだよな。戦争とか銀行潰れたりとか・・・正直いいイメージがありません。何もなければいいんですけど・・・、ニュースなどで事実を知るのは後日である事が殆どです。尚、今回はTradinguView(HPはこちら)様からチャートをお借りしてます。とても見やすいチャートですね。
ちょっと話はズレて為替のお話。大体の人にどうでもいい事ですが、3日前のニュースで「財務省は2024年度予算案の概算要求で、国債の元利払いの想定金利を1.5%とする調整に入った」という見出しがありました。今の国内長期金利の金利が上昇する事を想定してようです。雲の上の人々の決める事の結果によりますが、年末からか年始からか?またまたその先か?、ドル円に多大な影響がある米10年債は利下げを意識した動きになる可能性があり、国内で金利上昇が加わると金利差は徐々に小さくなっていく事で為替の動きが想像できそう。(※質屋丁稚が思い描くフィクション物語です!!)とはいえ、実質金利のマイナスや国際収支の悪化、そして各国との金利差など円安材料はてんこ盛りの状態で、極端な円高になる事は微塵も想像できない。そして更に円安になる可能性も全然否定できないし、要するにやっぱり分からん!!(←開き直り)。どうなるかね?。
円安は家計に多大なダメージを受ける(←ガソリン高すぎ!)ので嫌いだし、急速な円高は会社にダメージが残る可能性があるのでやっぱり嫌いですが、なるようにしかならないのが現実社会!。先の長期金利や為替が分かるなら、それで莫大な利益を得る職業もあり、質屋で一生懸命日々働く私のような人間に、先の事を推測し言い当てる事など不可能っス。とはいえ、リーマンショックの時、商品相場下落の原理をリアルで見れたはずなのに、その時は金融に興味さえなく、ただただ「やべ~~」を繰り返したアホな自分を悔やんだ時期があるので、個人的趣味を兼ねて金融市場をまったりと見続けようと思ってます。知ろうとする事や興味を持つ事が大切と考えており、「分からないならやっても無駄でしょ」と思う方がいるはずですが、趣味で楽しんでみてますからいいのです(笑)。仕事にも生活面にも役に立つ事があるかもしれないしね。
話の内容がブレブレではありますが、「円建て金小売価格最高値更新」と「財務省の予算案で元利払いの予算が上昇した」という点から無駄にだらだら書いてしまいました。退屈な話ですみません(哀)。さ~~て、社畜(←私)はセッセと働き続け、会社の存続に貢献しましょうか(哀)。サボってないで仕事をがんばりたいと思います!!。(※尚、上記は全て個人的な妄想によるフィクション物語であり、事実とは一切関係ありません事、ご理解お願い申し上げます。)
本日は以上でございます。
2023年08月04日
鴫原質店の弟さんです。
今回も引き続きダイアモンドのお話で、4Cを題材に続けてきた最後の残り「カラット」に関して。とはいえ「カラット」の説明しても何も面白みがないので、カラット数の違いによる見た目の大きさを比較をしてみます。使用するダイアモンドは、0.339ctと0.584ctと1.042ctと3.032ctの4つ。2カラットあればいい感じの比較になるのに、なんて品揃えの悪い店だ・・・・(社長に怒られそう)。
ダイアモンドの「カラット」は重さを表す単位であり、1カラットは0.2グラムを意味します。それ故に、単純な大きさ比較などは馬鹿げた話にも思えますが、前回書いた「カットグレード」のお話からも分かる通り、ラウンドブリリアンカットでカットグレード評価のよいものは、見た目の大きさもカラット数に比例します。一つだけ「GOOD」が入っているのは、カットグレードが見た目の大きさに影響を及ぼす事を視認できるので、それはそれで面白いと思い進めてみます。
まずは4つのダイアモンドを順番に並べます。
何だか3カラットのダイアモンドが物凄く大きく見えません?。もともと大きいのですが、テーブル比率が大きいので余計に大きくみえており、もし他と同様に「VERY GOOD」だともう少し(本当に少し)小さく見えるかもしれません。とはいえ「大きく見えれば何でもいい」というお客様のご意向も現実的に存在し、カットグレードが最高であることが必ずしもニーズに合っているという訳でない事をお伝えしたかった。大きく見えれば見栄えもよくなりますしね(笑)。
3カラットのダイアモンドは0.3カラットの10倍の重さですが、現実的な大きさ比較はこの程度の差しかありません。
もちろん1カラットのダイアモンドも0.3カラットの3倍あるイメージがあるかもしれませんが、実際の直径は1.5倍弱しかないのが事実です。一番上のソーティングメモにはダイアモンドのサイズも書いてあるので、実寸の参考になるかと思います。冒頭でも書いてますが「カラット」は重さの単位であり、1カラットのダイアモンドでもカットが非常に悪いと直径(横幅)が0.5カラットと同等位の大きさに見えるものも存在するということですね。
昔は頻繁に見ていた2カラット以上のダイアモンドも最近では見る機会が減ってきており、3カラットアップのダイアモンドを手に持つのは随分久しぶりのような気がしてます。日本の高度経済期やバブル経済を経て、あり余ったお金の流れ込んだ先の一つがダイアモンドを含む宝飾品であり、その時の一種の流行り(ハヤリ)だったものが様々な理由により中古市場に流入して、長い年月をかけて消費され続けてきました。昔と比べて新品の供給が「仮に」減っていれば、中古市場の流通量も減ってくるのは当然で、見る機会もこれからドンドン減ってくる気がしてます。
今後の流れを考えると、ユーザー(人)の欲しがるモノの一つにダイアモンドが残るかどうかが、国内在庫量に影響いくのでしょう。円安効果も加わってどんどん海外に流出している現状はちょっと寂しい気もしますが、国内での需要減少傾向は肌で感じ続けています。結婚する時のダイアモンドリングを渡すという文化は今でもあるのでしょうか?(哀)。婚姻数の減少も国内ダイアモンド消費量の減少傾向に貢献してそうですね(←事実は知りませんが!)。ちょっと悲観的になりましたが、2~30年前のダイアモンドブームの再来を夢見て、4回続いたダイアモンドのお話を終えさせて頂きたいと思います。
最後に宣伝ですが、ダイアモンドの買取は鴫原質店をご利用下さい。その場で査定ができますし、お見積はもちろん無料です。本日は以上でございます。
2023年07月31日
鴫原質店の弟さんです。
前回はカラーに関して書いてましたが、今回は「カットグレード」について。ダイアモンドのカットグレードは「光を最大限に引き出す為の理想的な形状との比較」(←言い方違うかも)であり、様々なデータ要因で決定される為、言葉でいい表すことが不可能だと個人的に思っており、人に上手く伝え事や教える事ができません。パッと見た瞬間に「エクセレントだ」とか「グッドにとどまるかな」とかイメージが湧きますが、あくまでも経験上からくる推測であり、100%必ず当てられるものでもありません。そんなカットグレードについて書いて見ようと思いますが、恐ろしくつまらないそして長い内容になりそうなので、先にお詫びしておきます。
今は素材が多いので自分の勉強の為にも色々見ていこう!。まずは上位グレードの3つを視覚的に比較してみようと思います。
0.3カラットなのでちょっと小さいですが、左から「EXCELLENT」「VERY GOOD」「GOOD」と並べてます。この正面から見た場合のテーブルの比率で「左はEXCELLENTだ!」と思うのは見慣れてるから。もちろん正面だけ見て決める訳でないのですが、「EXCELLENT」には固有の形状があるのでイメージ的に覚えやすいと考えてます。
顕微鏡で各面の比率を見てみます。
並びは先程と同じですが、真ん中の「VERY GOOD」は見た瞬間に「GOODだな~」と思ってしまうかもしれない。「GOOD」のテーブル比率が「EXCELLENT」と大きく違う点は殆どの方に気づいてもらえる点だと思いますが、各グレードに【幅】のようなものがあり、最高評価(EXCELLENT)に近づくにつれ、その幅は限定的なものとなり、頭の中に「エクセレント」は【こういう形】的なイメージがあります。(※説明になってないよね・・・)。そしてもちろん「EXCELLENT」にも【幅】がある点も付け加えます。
次にちょっと低めのグレードである「FAIR」と「POOR」。
両方とも1カラットアップなので写真を撮るのが楽でいいね。少し思うのは、こうしてみるとダイアモンドのグレードなんて普通の人にとってはどうでもいい事なのかもしれない・・・。とはいえ、この見た目はあまり変わらないダイアモンドは、左と右で約2倍の価格差があり、やってる方は超真剣だったりします。間違って買ったなんて言葉が通用しない位高額なんですから。
同じように形状を確認してみると、この時点で気が付く事が多いはず。
左が「FAIR」で右が「POOR」ですが、例えば左はテーブルが真ん中にない(ちょっと右下に寄ってる)とか、右はそもそもテーブルがちゃんとした形状になってないとか、完全なイメージの話ですが、気づく部分も多いかと(汗)。「GOOD(グッド)」位のグレードから【形の幅】が更に広がっていくので、判断に悩む場合もでてくる感じでしょうか(抽象的ですみません)。
話をできるだけ簡単にしたいから正面から見た場合についてのみ書いてますが、カットグレードの推測は色んな角度からダイアモンドを確認します。
テーブルはもちろんですが横や斜めや色々と見ないとグレーディングはできません。細かな部分の理想像との乖離を探す作業になり、その理想が分かってないと比較すらできません。そういう理由でカットの評価をできるまでには結構な時間を要することになります。
こちらは前回も掲載した画像ですが1カラットの「VERY GOOD」の画像。
上の方に0.3カラットの「VERY GOOD」の画像を載せましたが、こちらがより「EXCELLENT」に近い「VERY GOOD」で、逆に上の0.3カラットのダイアモンドは「VERY GOOD」だけども「GOOD」に近い「VERY GOOD」と表現すると、グレードの中にも幅がある事をご理解頂けるのではないでしょうか。
ダイアモンドのカットグレードはとても重要です。
「ファイアー」と呼ばれる虹色全ての色を見せる光の分散はカットグレードにも影響されます。もちろんこれ、カットグレードが良いとファイアーは出やすい傾向にありますが、グッドでも猛烈に出現するダイアモンドもあるので完全連動ではありません。その点ではアメリカのG.I.A(全米宝石学会)のカット評価で「ファイアー」という項目があるので、カットグレードは形で決まる訳でもない点は補足させて頂きます。(←コレで益々意味不明になってきた気がする・・・。)
自分で書いていて「今までの文面でカットグレードに関して伝わるのか?」が分からなくなってきましたので、GIA(公式ページはこちら)から画像をお借りしてきました。あんまり専門的分野に突入したくはないけど、このままだと「結局なんなのよ?」で終わるので、グレーディングの方法まで触らせて下さい(哀)。
上の画像の指標の割合(比率?)などが科学的に理想とされる形状とどの程度一致するかが、グレーディングの根本にあり、「何が理想か」を視覚的に覚えている事が作業の前提にあります。そしてまたGIAでは視認検査などもあり、「数値化できない基準も含めて」カットグレードが決定されます。
こちらは2020年に発行されたGIAのダイアモンド鑑定書の画像。
カットグレードは先ほどの図の項目を含む下記項目の総合評価により決定されます。その項目は「ブライトネス」「ファイアー」「パターン」「全体の深さ%」「テーブル%」「クラウン角度」「クラウン高さ%」「スター長さ%」「ローワーガードル長さ%」「ガードル厚さ」「ガードル厚さ%」「キューレットサイズ」(←国内ではこれらを総合して「プロポーション」と呼ばれてます)「ポリッシュ」「シンメトリー」となり、「ポリッシュ」「シンメトリー」は独立して評価が鑑定書に記載されてますが、カットグレードの総合評価にそれら2つ(「ポリッシュ」と「シンメトリー」)も加味されます。グレードによりこれら項目の「適応割合」が変化し、更には「ブライトネス」や「ファイアー」は理屈じゃない見た目の評価なので、全てを言葉では説明しきれない感じです。尚、判別項目に関しては当店に実在する2006年のGIAの教科書から抜粋してるので、今時のネットの情報と異なる可能性がある点ご理解下さい。事実を書いてるつもりなのですが、その事実(=情報)が古いのよね。時代の流れで変化する判別方法を反映してないので、今の常識とはちょっと違うかも、という事はしっかり書き加えておきます。因みに参考にしたのはGIAの教科書の「ダイアモンド グレーディング ラボ マニュアル」という部分だったのですが、「これ、写真をブログに載せていいかな?」と聞いたら「絶対ダメ!!」と当社のGIA GG様が言っておりました(無念)。割合って言われてもやっぱわかんないよね・・・(涙)。
長々と書いてきてかなり疲れましたが、カットグレードの説明を言葉でのみ言い表すことができない点をご理解頂けたら嬉しいです。「じゃ~どうやって勉強すんのよ?」という事に関しては、色んなものを推測(自分でグレーディング)し答え合わせを繰り返すという行為をいつまでも続ける事しか私は思い浮かばない。尚、国内鑑定機関ではトリプルEXCELLENTやハート&キューピットなどと呼ばれる項目がありますが、1950年代にダイアモンドの品質を決める基準を4Cと定めたアメリカのG.I.A(全米宝石学会)にはその項目はありません。そういう意味では、カットグレードの最終的な判断は、もしかしたら鑑定機関によって違う可能性さえあります。そんな感じで正直全てを理解するのは相当難しく、鑑定機関が定めるルール(グレーディング)を自分に叩き込むしかなさそうです。カットグレードの評価って本当に難しいですが、少しでもフィーリングが伝わればいいなと思います。
最後に宣伝ですが、ダイアモンドの買取は鴫原質店をご利用下さい。その場で査定ができますし、お見積はもちろん無料です。本日は以上でございます。