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質屋のスタッフブログ

短期的な円建て金相場を空想してみる。

鴫原質店の弟さんです。

新年あけましておめでとうございます。年が明けたと思えば既に1月も中旬を経過しており、「今年も終わった・・・」的な悲壮感に包まれながら毎日忙しい日々を過ごしておりました。そんな中、ふとブログの存在を思い出し、特にネタもないのですが目の前にあるもので思う事を書いてみます。本当に忙しいので、ば~~~~っと書き終えます。誤字脱字などは最初に詫び申し上げます。

お店で買取した地金を本日売却しますが、先月よりはちょっと少なめ。今月のスクラップ品金相場もこのひと月の間で一時期「ドーン」と下落した瞬間があったので、売るのを控えたのかな。先月は沢山あったインゴッドさんはたった3つしかありません。

さて、金相場の今後の動きは?。もちろんそんなことが分かるなら働きませんので(笑)、所詮は空想物語であることをご理解下さい。金相場チャートこちらは田中貴金属さんよりお借りしたチャートです(公式URLはこちら)。これは12月末の確定値ですが、実はドル建て金相場が、ドル指数下落や債権利回り下落などの多くの要因により爆上げ中で、今日(1/16)の時点で1オンス1,900ドルを突破しています。前回はドルに話を絞って考察など書いてましたが、相場を引っ張っているのは現状でもドル建て金相場である状況に変化は無さそうです。ドル建て金はどんどん上昇してるけど、円高により円建て金相場は高値圏を維持している状況ですね。ドル建て金相場が暴落中は円安により国内相場が保たれ、暴騰中には円高により相場が保たれているので、安全資産という呼び名に嘘偽りなしですね。質屋にとってはとてもありがたい事です。

円建て金相場にモロに影響する事の一つに金融政策が思い浮かびます。日本国債10年利回りこちらは日本国債10年の利回り(こちらはSBI証券よりお借りしてます)。為替にも商品相場にも住宅ローンにも、本当に多くの事柄に影響する指標ではあり、金融と商品相場を関係づけたい方(←私?)はかなり関心のある数値だと思います。世の中で色々な議論がありますが、現状の約0.5%を維持する為に膨大なお金が使われており、つい数日前には2日間で10兆円弱の国債を日本銀行が購入した事は多くのニュースで騒がれています。1月18日には、長年続いた金利操作の副作用が点検されるそうで、政策に大きな変化があるのかないのか。イールドカーブコントロール(YCC)がもし撤廃されたら、国内の長期金利はいくらになるんだろう?などと半年前から色々考えて調べますが、未だに想像さえできず、大きな変化には常に不安が付きまといます。特に大きな問題が無いように、頭の良い人たちには頑張って頂きたいとこですが、私の空想劇場の世界はどんどん膨れ上がっていくばかりです。想像しても何の影響もないのにね(笑)。

国内金相場の現状は上記した通り、ドル建て金相場の上昇を円高が打ち消して高値を維持し続けそうですが、為替がどの程度動くかは誰にも分からず、円高の限界とドル建て金相場の上昇幅の限界の部分が短期的(4月位まで)な円建て金相場の決定要因なのかな。多少の動きは必ずあるけれど、何となく、金を持っている事に不安を感じないのはいい事だ。その他の商品相場(特に腕時計)はモロに影響を受けそうですが、そんなことばかり考えると仕事になりません。本当、どうなっちゃうのでしょうね?。今年は激震の一年になりそうなので、コツコツと日々頑張って働きたいと思います。さ~~~~て仕事するぞ!。かなり適当な更新内容ですみませんが、皆さま今年もどうぞよろしくお願い致します。

本日は以上でございます。



アンティーク コルム オリンポス ピラミッド(30.137.56)

鴫原質店の弟さんです。

今回はしばらく前に店頭で買取させて頂いた古い腕時計に関してのお話です。金色に革ベルトの写真これはコルム オリンポス ピラミッド(30.137.56)、本体が18金で製造されているレディースのお品物です。売って頂いたお客様が「少し前に時計屋さんで電池交換をした」と言っていたとの事。(←ここがポイント)

あまり古い時計は扱わない当店ですが、付属品があったので販売してみた次第です。(※既に販売済み)付属品の写真値札?に青いハンコが押してあり、いい感じの雰囲気を感じます。昔の値札ってこういうのが多かったんですよね。私はこういう事に突っ込むことが大好きな、超絶性格がねじ曲がった人間なので今回は色々と粗さがしをしてみたいと思いながら品物を見ていました。因みに時計の年代など知りもせず、付属品を見て「古い」と勝手に決めつけてます(汗)。

まずは保証書の裏表はこんな感じでした。保証書の表裏横にすると文字を認識するのが難しいですね。

保証書の中央部を拡大してみます。保証書の中央を拡大赤丸の部分「本書に明示した期間」とは一体なんでしょう!?。上の画像の通りこの保証書には何の記載もありません。昭和の頃ってこういうのがすごく普通です。いま時のように細かくないザックリした感じが懐かしくてうれしいですね。しかも65万円の高級時計の保証書がこんな感じという事が「ホントいい感じ~~」。

保証書の下の方にはこのような表示があります。時計の注意書き「消耗した電池を15日間以上」という文言に関して、電池の液漏れの話を言っているのだろうか?。15日には何の根拠も無さそうだけど、とにかく早く電池交換した方がいいという事を言っているのだと推測します。こういう曖昧な昭和的ニュアンスにはやはり好感が持てます。今時ってもの凄く細かいので・・・・・。

簡易的な説明書も突っ込みどころがあります。時計の説明書き精度は「月差±15秒以内・・・・・」ってすげ~雑!(笑)。こういうもの凄く適当で曖昧な感じが今時と違って素敵すぎます。そしてまた少し気になったのが、「電源には、銀電池(1.5V)を使用」という文言。お客様が電池を少し前に交換したというので電池交換の必要は無いと思いますが、銀電池(1.5V)の正体を確認しておくことにします。「月差±15秒」を可能にした信頼性の高いスイス製のムーブメントも見たいしね!。

裏蓋を開けてムーブを確認すると「みんな大好きETA社さん」のE03.001が使用されていました。これは確かに信頼性の高いスイス製のムーブメントで間違いありません。ムーブメントの拡大画像
個人的にはETAのムーブメントはとても素晴らしいと思っており、正常な状態で「±15秒」の誤差があるとはなかなか考えずらいかな。秒針がない時計だから「半年で1分位は気にしないでね」という事を表現した言葉なのかも。でもこの長針で1分は確認できそうにももないから「多少の事は気にすんな」的なノリか!?。そして散々「昭和~~」と書きましたが、もしかしたら平成生まれちゃんなのかも。内部に関しては腐食もなくとても綺麗ですし数十年前のモデルには思えない。そして眺めてたら、赤丸の部分の黒いものに気づきます。これはなんでしょうか?。

そして開けた時は気にもしなかった裏蓋の内側にその理由を発見します。インクでべたべたの裏蓋電池交換をした方がマジックか何かで記入した文字のインクがベトベトになってました。2021年11月の文字はしっかり残ってますが、中央部はインクが垂れるほどの状況です。仕事として適当過ぎる気がしますが、さすが昭和ですね!(←昭和と何にも関係ありません)。

ティッシュペーパーで裏蓋を撫でるだけでこのインクは簡単に除去できましたが何とも凄いものを見たものだ。インクを拭き立った画像インクが落ちた場所によってはムーブメントの故障に繋がるので無事で良かった。そもそも「電池とムーブメント」に興味があって時計内部を確認しましたが、こんな症状はとても稀なケースです。誰がやったかなど関係なしにこの状態のままで販売したら、売った方に責任があるのは当然の事です。例えどんなものだろうと、内部確認は絶対に必要だと再認識させられました。

ねじ曲がった性格の私が付属品をブログで紹介をする為に写真を撮り始めた結果、内部の異変に気が付いたという不思議な出来事です。もちろん販売する為にどこかのタイミングで時計内部は確認するのですが、今回は「説明書の文章からムーブメントを見たいと思った」というところは正に偶然の出来事。半分趣味のようになってきたこのブログも、たまには仕事に役立つようです!。でもふと思うと、平成元年って1989年だから、この時計は恐らく平成生まれのような気もする。私が昭和世代なので古い物のイメージを昭和って言ってるけど、時は流れて今や年号は令和の時代。私には新しいイメージがある「平成」という言葉も、そのうち古いイメージが定着していくだろうか?、などと、意味不明な事を考えてしまいます。そもそも3~40年前のものはアンティークって言わないか・・・・

本日は以上でございます。



大安に塩竈神社に参拝(お年取準備)

鴫原質店の弟さんです。

今回は気が向いた時に訪問した施設紹介を兼ねて書いている休日日記。この日(12月19日)は12月の日曜日でただ一つの大安の日で、しばらく前から塩竈神社への参拝を予定していました。午後から雪がチラつくほど寒い日でしたが、本心では「雪よ積もれ~」などと祈っていたりして。雪化粧の塩竈神社はとても美しい場所なので、自分勝手に意味不明な期待をしていました。何度も取り上げている場所ですがリンク(こちら)を貼らせて頂きます。

ほんの少し遠回りですが通る道筋はいつも同じで、必ずこの鳥居を抜けて参拝道を登ります。参拝道入口の石の鳥居塩竈神社については何度も書いているので、恐らく毎回こんなことを書いている気がしますが、人間アラフィフになるとやってる事に変化が無くなってきます。アラフィフって今でもいうのかな?。英語の「around fifty」からできた略語で50歳前後という意味ですが、最近聞かない気がします。こういう部分がまさにオッサンなのかもしれない。

個人的には参拝道の雰囲気が落ち着いていて好きです。参拝道の様子とても静かで何となく威厳を感じるんだよな。駐車場からもっと大きな赤い鳥居を潜り抜けていく道があり、そちらの方が本堂へ少し近いので、大体の方はそちらを行かれます。あえて私達はこちらの道を常に選ぶので、この空気が好きなんしょう。

本堂へ入る前に「撫で牛」様にご挨拶。撫で牛様3年前からコロナ感染防止の為に触る事を禁じられ「触らず心の中で撫でて」という張り紙が今でもついてました。少しだけでも触れたかったのですが、お賽銭を入れて御祈りするに留めます。商売繁盛を願って祈りを捧げる習慣は母がずっとしてきた事で、そんな習慣を私が知らぬ間に継続しています。

ドチビが本堂でお賽銭を投げ込むシーンを撮影するつもりでしたが・・・。10円を握りしめた幼児右手に持った十円玉を手放す事はありませんでした(汗)。ま~何と言うか・・・分かる訳ないよね。これは私が貰ったものだ~~~と憤慨していて、この後しばらくの間、握った10円玉を手放す事を拒み続けてました。幼児は何でも舐める習性があり、口に入れる前に取り返そうとする親と嫌がる幼児のバトルが神聖な神社の本堂で繰り広げられる印象深いシーン。結局は取り上げられてへそを曲げるいつもの事です。舐めなきゃいいのに(笑)。

参拝後は恒例の子供おみくじ。子供おみくじを引く子供達残念な事に今回も大吉は引けませんでしたが、書いてある事はとても良い事ばかり。大人にもあてはまる事も多く、読み聞かせることで自分も気をつけよ~!など思ったりします。

参拝後は塩竈茶屋さんで子供達にご褒美を調達しました。大判焼2つ娘さんがチョイスしたのはクリームの大判焼。クリームを食べれないドチビのために、餡子の大判焼も購入します。二人とも寒いところお付き合いありがとうございました。

目的の物を手に入れる事がこれでひと安心です。神棚飾りの入った袋神棚に関する品物は全て塩竈神社から頂いてます。別に信仰心が強いという訳ではなく、母がずっと続けてきた習慣をみてて、何となく身についた習慣でしかありませんが、何故かやめる気が無く不思議です。子供達の誰かは同じことをするのでしょうか。

気が付けば今年もあと僅かしかありません。「今年は何したんだろ?」とこの時期になると考えてしまいますが、毎年いつも大した事はやっておらず、恐らく「年始に決意した何か」を達成しないで終わる事が当たり前のような感覚にさえなってます。「来年の目標は何にしようか」などと意味不明に考えますが、恐らくその目標も来年の年末には忘れてしまいそう。そもそも向上心というものが加齢と共に減少している気がしてて、そこが一番の問題と思うようになりました。何でもいいので向上する事を来年の目標にしよう、などとこれを書いてて決めましたが、重要課題はやはりメンタルの向上か・・・。取り合えず残り僅かな時間で、松飾りやお餅の用意や家の大掃除などやらないといけない事が多く、「時間が欲しい・・・」と嘆きますが、自分の為に自分の思う事をやっているだけなので、地味にやっていこうと思います。お年取りの準備って結構大変です。

本日は以上でございます。





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