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質屋のスタッフブログ

大安に塩竈神社に参拝(お年取準備)

鴫原質店の弟さんです。

今回は気が向いた時に訪問した施設紹介を兼ねて書いている休日日記。この日(12月19日)は12月の日曜日でただ一つの大安の日で、しばらく前から塩竈神社への参拝を予定していました。午後から雪がチラつくほど寒い日でしたが、本心では「雪よ積もれ~」などと祈っていたりして。雪化粧の塩竈神社はとても美しい場所なので、自分勝手に意味不明な期待をしていました。何度も取り上げている場所ですがリンク(こちら)を貼らせて頂きます。

ほんの少し遠回りですが通る道筋はいつも同じで、必ずこの鳥居を抜けて参拝道を登ります。参拝道入口の石の鳥居塩竈神社については何度も書いているので、恐らく毎回こんなことを書いている気がしますが、人間アラフィフになるとやってる事に変化が無くなってきます。アラフィフって今でもいうのかな?。英語の「around fifty」からできた略語で50歳前後という意味ですが、最近聞かない気がします。こういう部分がまさにオッサンなのかもしれない。

個人的には参拝道の雰囲気が落ち着いていて好きです。参拝道の様子とても静かで何となく威厳を感じるんだよな。駐車場からもっと大きな赤い鳥居を潜り抜けていく道があり、そちらの方が本堂へ少し近いので、大体の方はそちらを行かれます。あえて私達はこちらの道を常に選ぶので、この空気が好きなんしょう。

本堂へ入る前に「撫で牛」様にご挨拶。撫で牛様3年前からコロナ感染防止の為に触る事を禁じられ「触らず心の中で撫でて」という張り紙が今でもついてました。少しだけでも触れたかったのですが、お賽銭を入れて御祈りするに留めます。商売繁盛を願って祈りを捧げる習慣は母がずっとしてきた事で、そんな習慣を私が知らぬ間に継続しています。

ドチビが本堂でお賽銭を投げ込むシーンを撮影するつもりでしたが・・・。10円を握りしめた幼児右手に持った十円玉を手放す事はありませんでした(汗)。ま~何と言うか・・・分かる訳ないよね。これは私が貰ったものだ~~~と憤慨していて、この後しばらくの間、握った10円玉を手放す事を拒み続けてました。幼児は何でも舐める習性があり、口に入れる前に取り返そうとする親と嫌がる幼児のバトルが神聖な神社の本堂で繰り広げられる印象深いシーン。結局は取り上げられてへそを曲げるいつもの事です。舐めなきゃいいのに(笑)。

参拝後は恒例の子供おみくじ。子供おみくじを引く子供達残念な事に今回も大吉は引けませんでしたが、書いてある事はとても良い事ばかり。大人にもあてはまる事も多く、読み聞かせることで自分も気をつけよ~!など思ったりします。

参拝後は塩竈茶屋さんで子供達にご褒美を調達しました。大判焼2つ娘さんがチョイスしたのはクリームの大判焼。クリームを食べれないドチビのために、餡子の大判焼も購入します。二人とも寒いところお付き合いありがとうございました。

目的の物を手に入れる事がこれでひと安心です。神棚飾りの入った袋神棚に関する品物は全て塩竈神社から頂いてます。別に信仰心が強いという訳ではなく、母がずっと続けてきた習慣をみてて、何となく身についた習慣でしかありませんが、何故かやめる気が無く不思議です。子供達の誰かは同じことをするのでしょうか。

気が付けば今年もあと僅かしかありません。「今年は何したんだろ?」とこの時期になると考えてしまいますが、毎年いつも大した事はやっておらず、恐らく「年始に決意した何か」を達成しないで終わる事が当たり前のような感覚にさえなってます。「来年の目標は何にしようか」などと意味不明に考えますが、恐らくその目標も来年の年末には忘れてしまいそう。そもそも向上心というものが加齢と共に減少している気がしてて、そこが一番の問題と思うようになりました。何でもいいので向上する事を来年の目標にしよう、などとこれを書いてて決めましたが、重要課題はやはりメンタルの向上か・・・。取り合えず残り僅かな時間で、松飾りやお餅の用意や家の大掃除などやらないといけない事が多く、「時間が欲しい・・・」と嘆きますが、自分の為に自分の思う事をやっているだけなので、地味にやっていこうと思います。お年取りの準備って結構大変です。

本日は以上でございます。



今月の地金スクラップを見て思う事

鴫原質店の弟さんです。

数日後に一か月分の金スクラップ品を売却するので、先程、整理をかねて確認してました。スクラップの地金普段より数も量も多く、パッと見でインゴッドの数量が多い事に気が付きます。毎日同じ事ばかりしているので、地金やインゴッドを買った事など日常過ぎて記憶にすら残りませんが、規模が小さい当店の割に数が沢山あって新鮮味があり、ブログに取り上げた次第です。

多いなと思ったインゴッドだけ発掘して並べてみました。多くのインゴッド10グラムのインゴッドが過半数を占めており、一般的な個人が持つのはやはりこの辺の重さが値段的にもいいのかな。それにしても、この数を見ると売り時という判断をしてる人が多いという事か?。

インゴッドを抜いて他の物を見ても、いつもにも増して数が多い感じ。多くの金スクラップ商品景気悪化による品物の現金化か、この1年間の上昇相場を楽しんだ利益確定売りか、金価格下落に備えての換金かなど、色々と考えますがどんな事情があるかなど分かりません。もしかしたらこれからもっと増えてくるのかな・・・。

50グラムのインゴッドが5枚あり、これだけで24金が250グラム(←当たり前?)。50グラムのインゴッド5枚たった5枚で日本円では210万円以上の価値が付くので、考えてみれば恐ろしいものです。自分の持ち物であれば「明日100円位上がっちゃえ~~」など意味不明な欲により絶叫してそうですが、会社の物だし仕事として淡々とやり続けてるだけなので、そんな感情もでてきません。急激な下落だけはやめて欲しいとは思いますが。

これは田中貴金属さま(こちら)からお借りしたドル建てと円建て金チャート。ドル円建ての金チャート3カ月前に【最近と今後の金相場の考察】などをブログで書いてまして、また3カ月先の展望なんか書こうかな~など、少し書き始めましたが、数分書いて面倒になり全消ししました(笑)。ドル指数(DXY)も債権利回りもアメリカのインフレ率も安定的(?)に下がってきており、ドル建て金も今は行き先が不透明。国内では日銀の政策変更が円建て金相場に少なからず影響してきそうな予感がします。

因みに当社の社長夫人は「預金封鎖が数年後に来るから金買っとけ!」など申しており(←個人の考えです)、メディアを見てても、先の見通しの無さに色々な空想劇場が広がっており、「どうなる事やら・・・」と思ってしまいます。為替に関しては、本日発表された日銀短観では1ドル=130.75円という想定レートがでていた他、大企業のIRなどを見ると緩やかな円高基調を想定しているところが多いので、円建て金相場に少しは影響してきそうかな。とはいえ1ドル=100円とかにはならなそうなので、影響は限定的だと思われます。そしてしばらく続いた日銀の長短金利操作もあちこちで色々な議論を生んでおり、流石にいつまでも続けられる状況ではなさそうに思えます。この点が為替や国内の金利に莫大な影響力を持っているので、影響を受ける商品相場の先行きなんか分かる訳ない。恐らく2・3年は今のような状況が続くと思ってますが、結局は推測でしかなく、多々ある空想劇場の仲間入りでしかありません。雲の上で決定される事柄が商品相場に大きく影響していくので、まったりと情報収集しながら、それに合わせてユラユラと商売を続けていきたいな~など考えてます。ホント・・・どうなるんだろう?。

(12月20日追記)
日本銀行が20日、長期金利政策の変動場を拡大すると発表しました。今後±0.25パーセントから±0.5パーセントの変動幅で調節するそうで、間接的には利上げというような気がします。あまりにも突然の事で、この発表を受け本日はドル円が4円も急激に円高に振れ、各種商品相場は当然その割合で下落するんだろうな。今後どの程度の期間でどの程度金利が上がるのか想像もできませんが、本来であれば10年債利回りは相場(市場)が決める事でなので、これにより金利上昇圧力はますます高まりそうな予感がします。商品相場は金利の影響を受けやすいので、今後も注視していかないといけません。しばらくは方向性が全く予想できないので、為替も商品相場も荒れた相場になりそうです。

本日は以上でございます。



「世界の美術館傑作記念コイン」3種セット限定500個品

鴫原質店の弟さんです。

お店での買取品に記録に残しておきたい品物があったので取り上げます。世界の美術館傑作記念コインと付属品一覧の写真こちらはフランス国立造幣局が発行した50ユーロ金貨3種セット。「世界の美術館傑作記念コイン」として、2020年に限定500セットで販売された比較的新しい金貨です。各金貨の重量は7.78グラムで、サイズは23.0×17.7ミリの長方形という、現代では珍しい四角いお金です!。3枚セットの定価は374,000円ですが、各種バラでは限定200個の定価が126,500円で販売されたものらしく、50ユーロ(約7千円)として使う事は絶対にありえない、金貨あるあるの貨幣価値ですね。

50ユーロと刻まれた片面の共通するデザインはこんな感じ。共通する50ユーロのデザイン左上にはオルセー美術館のシンボルの大時計と、その右にはルーヴル美術館を中庭からみた外観が、中央にピカソ美術館とその下にロダン美術館の外観が描かれ、下部にはジョルジュ・ポンピドゥー国立美術館のチューブ状の階段が描かれているそうです。私は行った事も見た事もないので、何一つピンとくるものがなく残念ですが、世界の芸術を愛する方々には分かる事なのでしょうか?。

世界の芸術品として紹介する1枚目の金貨はゴッホ。ゴッホの自画像が描かれたデザイン自画像という作品をモチーフにしたデザインで、デザインの下部にはこの絵があるパリのオルセー美術館の外観が描かれたそうです。左側にフランス語で「ファン・ゴッホ自画像」と彫られていますが、迫力あるおじさまのお顔に目が釘付けにされ、他の場所に中々目が届かない力強いデザイだと思いました。中学校の社会の時間にゴッホの自画像を習ったような記憶がありますけど、正直言ってそれ以来聞いた事さえない日常とはかけ離れた遠い世界のような気がします。

世界の芸術品として紹介する2枚目の金貨はピカソ。ピカソのゲルニカが描かれたデザインこれまた中学校の美術で習った記憶がある「ゲルニカ」をモチーフにしたデザインです。1937年4月にドイツ軍がスペイン北部の町ゲルニカを無差別爆撃して多くの市民を巻き込んだ事で描かれた作品がゲルニカ。戦争による恐怖や苦しみ、悲しみといった人間の普遍的な感情がが描かれているそうです。今の世界情勢と被る部分があるので、色々と考えてしまいました。中学校の勉強って結構重要なのかもしれないし、だから義務教育だと思い知ります。

世界の芸術品として紹介する3枚目の金貨は葛飾北斎。葛飾北斎の冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏が描かれたデザインこれまた中学校で学んだ(←しつこい?)、世界的にも認知度が高い「冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏」が描かれています。写真だと分かりませんが、凹凸が結構ありとても立体的で繊細な造りです。2014年に「北斎展」が開催されたパリの美術館「グラン・パレ」のドームが描かれているそうですが、どの部分なのか私には分かりません(哀)。3枚の金貨の中ではこれが一番ステキに感じるのは、何となくだけど親近感が沸くからかな?。

このセットには金貨3枚分の証明書がついてます。品質証明書
重さやサイズなどが細かく記されている品位証明書で、この商品の格式の高さを感じました。

24金の7.78グラム×3=23.34グラムのこのお品物は、店頭で191,000で買取させて頂きました。本日(12月9日)の24金の素材金額は8,335円で、この金貨には194,539円の現物価値がありますが、溶かしてもたった3千円の利益しかない上、この形を崩すのが勿体なさすぎて、少し時間を使ってネットでの販売を試みます。最低入札額を決めた上でのヤフオク!での販売でしたが、無事に1件のみですが入札があり、落札価格は222,100円。手数料を引くと205,623円(送料込)が入ってくるので、作業時間を考えるとトントンって感じですかね。とはいえ品物としてお届けする事ができて良かったと思ってます。金価格が高騰している間は色々な品物を見る事ができますが、下落が始まると手放す人が少なくなると思うので、高値圏を維持し続けてくれればいいな~と思います。もちろん上がってくれるのが一番いいのですが・・・金利や通貨価格などが絡んでくるので、金相場が上昇する市場状況も素直に喜べないような気がします。維持してくれればいいだけなんですけど、今後は一体どうなる事やら・・・。

本日は以上でございます。





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