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質屋のスタッフブログ

相場の変化と在庫調整で「今後どうなる事やら」

鴫原質店の弟さんです。

本日はルイヴィトンの新品在庫を整理してました。発送する商品のダンボール長年のお付き合いがある取引先が掲示する価格(卸業者が買ってもいい金額)に一部変化が見られ、その一部を売却するついでに、新品在庫の持ち分全てを買って頂く事にします。

6月1日にルイヴィトンの定価が【またまた】こそッと値上がりしてましたが、2次流通での取扱い金額で減額になったものがありました。扱い金額が下がるというのは、商品のだぶつきや需給の変化などが原因でもあり、それはある日突然前触れもなく変更されます。ジッピーウォレットの販売粗利特に今回「あらら~~」と思ったのは赤□で囲った部分。当店では¥86,500でお客様から購入してましたが、その取扱い金額が変更になりました。辛うじて¥3,260程の黒字で売り抜けましたが、ここから消費税が支払われるので、実質利益はもっと少なく、検品や出品作業や在庫管理の手間分を考慮すると損したのかも。ま~見た目はマイナスでないだけ良しとしよう!!。合計売却額¥2,035,836に対して粗利が¥153,166で粗利率は8パーセント。これも消費税の支払いでもう少し減りますが、これを見て「それしか儲からないの?」と思う方と、激戦区同業の方だと「そんなに儲かるの?」と2つの声が聞こえそう。人口分布もあるので田舎ではこんなもんです(※恐らく)。

当店のホームページでは新品のルイヴィトン買取価格を明記しております。ジッピーウォレットの買取価格上の赤□で囲った部分の買取価格も修正はしましたが、数日前より¥3,000程下がりました。こういう部分は需給の関係なので、今後どうなる事やら。

因みに当店で売ってた値段はというとこんな感じ。ジッピーウォレットの販売価格少し金具に傷があった品物を¥94,000でコツコツ販売努力をしてましたが、カード手数料やら消費税など換算すると実は数百円の粗利で売ろうとしてるだけだったりして(^ー^:)。下代と上代の関係はどんな業界にも存在し、需要に応じて価格(相場)は常に変動していきます。相場的に高く出してるわけじゃないのですが、それでも売れないということは??・・・(涙)。繰り返しになりますが、今後どうなる事やら。

ってな訳でまとめ売りしたんで、当店のホームページのルイヴィトンコーナーはガッラガラ。ホームページのルイヴィトン販売コーナー最近はショーケースの在庫も少ないですが、在庫管理してるだけでお店を閉める訳ではありません!(笑)。再三申し上げてますが、今後どうなる事やら(←しつこい!)。

少し前までは定価が上がるとその分相場(上代や下代)が上昇してたけど、今回の値上げは少し違った感じがしたので取り上げてみました。保有在庫が減ってくれば掛け率(相場)を上げてモノを集めるだす事もありますが、ば~~んと掛け率(相場)が下がる事も何度か経験しており、全ては2次流通市場の在庫状況と品物の売れ行き具合次第なのかもしれない。とは言え、相場の末端にいる私ごときには何一つ状況は分からないので、数週間単位で変動する相場を「ぼや~~~っ」と眺めて、流れにユラユラと合わせて売買していこうと思ってます。本当の最後にしますが、今後どうなる事やら・・・。

ついでにちょっと宣伝で、ルイヴィトンの新品の買取は鴫原質店へ!。買取価格をホームページに明記しておりますので、是非参考にして下さい。定価に対する割合が商品によって違うので、お店が欲しい商品は掛け率が高いのが一般的です。一つ注意点があり、当たり前の話ではありますが、傷や汚れがあるものは公開価格では買えず減額になります。誰もが新品として扱える事が大前提でして、持ち運びでファスナ関連に傷がつく事などもよくある話ですのでご注意下さい。お客様の目の前で検品して、問題なければホームページの価格で買取させて頂きます。手数料などは掛かりませんので、是非よろしくお願い致します。

本日は以上でございます。



ミヤギテレビ「ちょっとブレイクタイム」の取材

鴫原質店の弟さんです。

もうすぐ1年の半分が終了してしまう事を数字の上で実感させられる6月になり、そんなどうでもいい事を考えながら日々変わらぬ時間に出社して仕事をしていると、午後からテレビのパブ撮影がある事を「今日」知ります。ここ数年は若手スタッフM君が対応してくれてるので、おじちゃんの出番は一切ありません(笑)。

取材形式で本格的に撮影が開始されたのは14時の事。外に貼られた撮影中の張り紙その時間からお店の自動ドアの電源を切って、お客様には別の入り口をご案内してます。お買い物のお客様にはご迷惑をおかけしましてお詫び申し上げます。

取り上げて頂くのはミヤギテレビの「ちょっとブレイクタイム」という情報番組。原稿の一部にある放送時間毎週土曜日午前11時35分から放送される地域密着型の番組(公式URLはこちら)ですが、ご興味があればご確認下さい。

尺(放送時間)は約135秒を予定しているようですが、その撮影時間は約2時間程度。撮影風景テレビの番組制作は本当に多くの方々が関わっています。撮影クルーの他にも、広告代理店の方やテレビ局の方など、多くの方のお力で成り立っており、こういう機会にはいつも心から感謝。見てる方には約2分という短い時間ですが、その短い時間に情報を詰め込み番組として成立させる苦労はとても大変な事だと、撮影現場を見ているといつも感じてしまいます。皆さま本当にありがとうございます。

因みに原稿はこんな感じ。原稿の一部創業は変わらないけど店舗暦だけは順調に伸びていき、70年以上という文言になってしまいました。鴫原質店も年だな・・・。

少し変わってきたかなと感じた事がありまして、スタッフM君はマスクなしで撮影に挑んでいます。テロップで「接客の時はマスクを着用してます」というような文言が入るようですが、メディアでもどんどんそんな方向に進んでるのかな。日本国内でもマスクをするのが少数派になる時期が、もうそこまで来てるのかもしれないです。個人的にはマスクの「楽さ」に慣れてるので、着用し続けても違和感がない世の中であって欲しいけど、「普通」と皆が思う行動に合わせる事にしときます。6月10日土曜日に放送されますので、お時間ありましたらスタッフM君の素顔を見てやって下さいませ。m(_@_)m

などと書き終わってアップロードしようとしたら、社長も映る事に(笑)!!社長の撮影風景他人事なので撮影現場をブログ用に撮影して楽しんでました(※ブログへの掲載許可を得てます)。その後、何故かは知らんが「もう一人お願いします」と私も撮影される事に・・・(汗)。「髭剃ってないので無理で~~す」ってお断りしましたが、雰囲気的に断れる状況でもなくなり【マスク有】で撮影してくことになり、番組のどこかで私が放送されてしまう可能性があるようです(涙)。先に言っててもらえればちゃんとしてきたのにな・・・カットしてくれないかな・・・。映るのは構わんが、独りマスクがかなり嫌です!。大体さ~~こういう事って事前に伝えてくれてもいいと思いません??。こういうところはウチ(←鴫原質店)っぽい気はするけどね。

本日は以上でございます。



比重計と試金石と硝酸

鴫原質店の弟さんです。

昨日(5月26日)はお店で高純度のゴールド(金)を数点買い取りました。買取した金属ドル建金価格はドル金利に左右されて上下していますが、その金利に影響を受けて為替(円)も変動するので、国内金価格はまったりと高値圏内の並行飛行を続行中!!。たったこれくらいの点数で200万円位なのでお客様もお店も皆ハッピーの様子。円の価値が減る~~~嘆いているのは、もしかして私だけなのかもしれない・・・。

なんかいい教材になりそうだったので、今回はこの4点で金性について「簡単に」見てみます。刻印の無い金属インゴッドが24金なのは間違いないとして、指輪には「仟足」の刻印、ネックレスには何の刻印もありません。この刻印はアジアで造られたものに多く、特にタイで製造されたジュエリーに多いかな。18金と比較すると黄色味を帯びており、インゴッドの色に近いのが特徴で金性も高いものが多いです。

先ずはリングから比重を計測します。リングの比重何度も書いてきましたが比重は【(大気中の重さ)÷「大気中の重さ―水中の重さ」】で求められ、比重により金の純度の推測が可能です。今回は重量が「15.12グラム」で水中での重さが「14.32グラム」。比重=(15.12)÷「(15.12―14.32)=18.9(←比重計とズレてる・・・)となりました。24金より純度は低く、22金より純度が少し高い感じかな。

次にネックレスの比重を計測してみます。ネックレスの比重計算式は上に書いてあるので省略して比重は15.3でした。この比重は18金に相当するものですが、どう判断するのが正しいのかしら?。

比重計があてにならないので、ネックレスの細かい部分を見てみます。ネックレスの造り中空(中が空洞)で造られている事が想像できる場所が複数あり、こういう形状の比重を測ったところで浮力が邪魔をして正確な比重は計測できません。そういう意味で18金以上、金が75%以上は含まれている事は確定したという認識に留めます。

次に試金石と硝酸を使用して金の割合を推測。試金石と硝酸で金の痕跡を確認試金石に金を擦りつけ、その痕跡に硝酸を垂らして余計な物質を溶かします。24金であれば痕跡はそのまま残り、純度が低いとその痕跡は割合に応じて溶けてしまい、その残り具合から金性(金の割合)などの想像が可能です。慣れてくると試金石の色を見ただけで高純度の金であると認識する事も「一応」可能。思惑と違い以外にも、リングの痕跡が少し崩れた点と、インゴッドの痕跡が少し形状を崩したのが気に入らない。ブログ用にと少し【雑】にやってしまった事を後悔しましたが、やり直す気力などありませんのでご了承下さい(汗)。

K14WGのリングがあったので、補足的に【丁寧に】やり直します。14金の痕跡の硝酸での変化試金石に擦りつける痕跡は、短い線を数本、物体の同じ場所でつけるのが望ましいかな。硝酸をかけた後、その直後を見るのではなく金属が溶けて煙が上がる様子など見ながら、痕跡の変化を少しだけ時間をかけて観察します。WGメッキに含まれる可能性のある「硝酸に溶けずらい金属」もあるので、少し様子見も必要。14金は58.3%が金という割合の金属で、痕跡も大体半分が消滅したのでやっぱり14金なのでしょう。刻印あるので間違いないけど、一応方法の説明も兼ねてやってみました。4本位の痕跡を残すのが安定的で、上の金の痕跡のように適当にやると適当な結果にしかなりません・・・反省します。

という感じで刻印がない金製品は簡単な検査を行いますが、正直言って1分もかかりません。ただ慣れてないと頭では分かっていても判断もなかなかできないみたいかな。因みにこの指輪は22金で査定させて頂き124,700円で買取しましたが、お客様は大変ご満足でした!!。というのはチェーン店で見積もりしたとき「18金でしか買えない」と言われ、その見積額は6万円だったそうです。その点に関しては私には何とも言えない部分もあり、23金で査定するお店がもしあって、粗利率も当店と同じかそれ以下だと査定金額は当然高くなりますから。比重も試金石と硝酸も推測するモノでしかないので、私は22金を想定したというだけの話でしかないのかな。それにしても、6万円って半分が粗利か・・・・。世の中の現実を知った気がした瞬間です。

今回取り上げた「仟足」と刻印がある金属は「シナ金」などとも呼ばれておりますが、中国で造られたものに刻印される「万足金」や「千足金」や「足金」など、金性を示す刻印は世界統一ではありません。金性を適正に想定する事ができないと、買取査定額に大いに影響するので、それらを判別する為の最低限の機材と知識がないと査定も難しいのが現実なのかもしれないね。とは言ってもそんなに高い機材じゃないのでどこにでもあるとは推測しますから、査定額はお店のスタンスの話なのかもしれないな。という事で、金を売却する際は、是非当店でもお見積下さい!!(←宣伝)。サクッと普通に査定しますから!(笑)。

本日は以上でございます。





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