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2001年発行 ニウエ金貨 ピーナッツ50周年記念 スヌーピー

鴫原質店の弟さんです。

ユニークで珍しそうなコインがあったので記録用に取り上げます。珍しい金貨のついたペンダントヘットこちらはピーナッツ(←アメリカの漫画ね)50周年記念に発行された50ドルと20ドル金貨。「ピーナッツ」の主人公であるチャーリーブラウンの飼い犬がこのスヌーピー。1つのキャラクターだったスヌーピーさんでしたが、50周年記念金貨に主人公を差し置いて取り上げられるところを見ると、相当な人気者であることが分かります。

発行国はオセアニア東部にあるニウエ(NIUE)という国らしい。キヌエ金貨の表面外務省のページによると、バチカン市国に次いで世界で2番目に人口が少ない国で、2千人ほどの国民がいるとの事。日本とは2015年5月に国交を結び、国内では195番目に承認された「世界一新しい国」だそうです(グーグル先生より)。法定通貨はニュージーランドドルで、植民地時代の影響か、この金貨の製造はイギリスの民間造幣会社ポブジョイミント(Pobjoy Mint Ltd.)が製造しております。

少し気になるのは女王様のお顔が・・・。キヌエ金貨の表面の詳細画像新しい金貨なのに描写がイマイチ。陛下のお顔や表情が見えんね(汗)。

次に可愛らしいスヌーピーを鑑賞。キヌエ金貨の裏面のスヌーピー「FLYING ACE AND THE RED BARON」と書かれてますが、第一次世界大戦時のドイツの超優秀パイロット、マンフレット・フォン・リヒトホーヘン男爵のニックネームらしい。真っ赤に塗装された機体に載っていたから「RED」なんですって。ガンダムに登場するシャー専用機体みたいでかっこいいね(←皆知ってるよね?)。関係するスヌーピーのグッズなどを見る限り、彼(彼女?)が載っているのは屋根のようです。

20ドル金貨も同じデザイン構成。20ドル金貨の裏面細かい部分を指摘すれば、50ドルの方は両手がくっきり見えるけど、20ドルは片手しか見えないとか、マフラーの細かな描写がちょっと違う感じ。大きさが違うからしょうがないよね。

そして不思議なのが20ドル金貨の女王陛下の描写が50ドル金貨よりとても鮮明なとこ。20ドル金貨の表面それにしても違和感あるな。2001年の陛下のご年齢は75歳だけど・・・すっごく若々しい。個人的な推測ですが、ピーナッツ誕生50周年記念だから、50年前の25歳の女王陛下の描写なのかもしれない。2001年発行のイギリスソブリン金貨に描かれた女王様とは完全に別人だしね。イギリスのコインって女王陛下のおひざ元だから、とても忠実に描かれている感じがしてます。

最後にコインのスペックはこんな感じ。金貨の大きさ50ドル金貨は、直径約18mmで重さは約3.1グラム。20ドル金貨は、直径約14mmで重さは約1.3グラムってところ(※わずかな誤差はお許し下さい)。ニュージーランド1ドルは現在の為替レートで約90円だから、50ドル金貨は4,500円程度の通貨価値。マクドナルドのビックマックが6.4ドル(580円位)らしく物価状況は日本よりちょっと高い感じなので、この金貨を貨幣として使うとやっぱり損する事になります。

ニウエは国の知名度を上げる為に代わったコインの発行を継続しているみたいで、ディズニーやウルトラマン、スターウォーズやハローキティーなどなど、様々なジャンルで知名度が高い物が使われており、全てがネタになりそうなものばかり。とはいえ、発行枚数が少ない事もあり、国内で目にすることは少ないだろうな。面白そうなのがあれば今後も取り上げたいと思います。最後にニウエってどんな国なんだろう?と思い、もしかしたら最後の楽園か?など勝手な想像をしながらグーグルマップで散歩してみましたが、何となくのイメージは「島」でした。数分だけ散歩した程度ですが集落が見当たらないし、マクドナルドとか無さそうだし、テレビ番組とかはニュージーランドの番組が放送されんのかね・・・?。ま~訪問する機会はないと思いますが、こんな場所があるんだ!と雑学的に覚えておきたいと思います。

本日は以上でございます。

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