質屋のスタッフブログ
2022年04月08日
鴫原質店の弟さんです。
数日前の事ですが、宅配便で抗原検査キッドがお店に届きました。
社長が通販で注文したお品物で価格は1本1,900円弱のお品物らしい。便利な時代ですね。
このブログを継続して見て頂いている方にはバレバレだと思いますが、鴫原質店はコロナに関して非常に敏感です。理由は様々ありますが、社長が全国質屋組合連合会の副理事をしている事から、全国の質屋でのコロナ感染した場合における対応を耳にしてきたからという事も理由の一つ。感染により店を開店できない事例や、特殊な営業形態でお客様への迷惑を最小限にした事例など、私の知らない事をいっぱい知っているのでしょう。私の家庭も敏感な方ですが、社長の家庭は更に数倍敏感です。大体にして、従業員のコロナ感染時における各地の保健所の対応はまちまちの状態で、濃厚接触者の定義ですら地域によって、そして時間軸によって変化しています。かからない事はもちろん大切なんですし、私自信できれば感染したくないのですが、もしかかってしまったでも全員が休暇を取らなければいけないリスクを徹底して避ける必要があるんですよね。そんなことから私も宮城県の濃厚接触者の定義は常にチェックしております。
もう使えないものですが当社にはPCR検査キットも社内に常備されてます。こちらは「新型コロナウイルス PCR検査 唾液採取用検査キット」(型番 TOAMITーPCR-K1)。
使用期限が過ぎていたのでこれはこの機会に廃棄します・・・。「弊社受領後」最速3時間という文字がやたらと目につきますが、この商品は使い勝手があまり良くありませんでした。送料無料とも見えますが、普通郵便で送ったら「こういうものは郵送できません」と郵便局から戻されてしまい、各地域に造られた発送センターへの持ち込みが必要になります。取りに来てくれとも書いてますが、感染拡大の局面では直ぐ回収しに来てくれません。私も実際にこのキッドを使ってPCR検査を受けた人間なので事実のみを書いています。あと人によって評価が分かれる「中国製」です。
さて、今回届いた商品は「新型コロナウィルス抗原検査ペン型デバイス」(型番 TOA-CAR-TS)
PCR検査キットではなく抗原検査キットですが、抗体チェックもできて時間も速攻なので実用的かも。
そして何故か心がホッとする「日本製」という文字。
右下の研究用って文字は不要のような気がしません?。市販してる時点で研究用だからという言い分は通じない気がします。
使用期限は2年間もあります。使いたくはないですが保管期間が長いのは安心できます。
製造日は裏面の左上にうっすらと書かれた数字だと思われます。気になる事があったら速攻で検査できるのでこういう製品はありがたいですね。尚、グーグル先生で鴫原質店と検索すると店舗情報がでてきますが、そこに書かれている「スタッフはマスク着用 · スタッフの検温あり」は紛れもない事実ですし、本当に感染対策はしっかりしてる職場ですので安心してご来店下さい!(←宣伝です・・・・)。
私個人の場合ですが、過去にPCR検査を3回と抗原検査を2回受けてます。最初はいつも行ってる内科でやりましたが、その後は宮城県で展開してる(?)無料検査できる薬局でサクッとすませてます。宮城県内の情報は「こちら」(※更新頻度が多いので直ぐにリンクは切れると思います)で常に確認出来てとてもありがたい限りです。「何故そんなに受けてるの」と言いますと、小学校の学級閉鎖委があったタイミングで繰り返し受けてます。今年に入ってからは既に2回も学校がお休みになり、学校から家庭内感染へと広がっている事実が散見されてます。そういう場合は速攻で親子とも抗原検査を受け、一応2日程度仕事を休んでます。コロナに感染した云々ではなく、お店の運営に影響する事がとにかく恐怖なんですよね。その辺の指針をより明確にして頂ければありがたいと思う状況が、今尚続いている事に少し疑問を感じます。一刻も早い終息を祈り続けて早2年になりますが、今年で最後になって欲しいところ。皆さまもご自愛下さい。
本日は以上でございます。
2022年03月31日
鴫原質店の弟さんです。
本日は3月の最終営業日です。1年間の4分の1が既に終わってしまったという悲劇的な事実と、小雨という天候にも影響され朝からテンションが上がりません。仕事熱が温まるまで「ブログでも書こう」と思ったので相場に関連するお店の状況など書いてみます。
各国の金融政策や社会情勢により為替相場や金属相場や資源相場や金利など(etc)が目まぐるしく動いておりますが、お店に関する事柄では日本国内の金相場上昇が大きく印象に残りました。これは田中貴金属さん(ホームページはこちら)からお借りした日時の金価格推移のチャートです。
2月26日の1グラム¥7,618から3月25日の1グラム¥8,500まで、約ひと月で1グラムで882円も暴騰しております。急激な円安が後押しし、国内金相場がたったのひと月で10%以上も上昇し、テレビやメディアなどでも大きく取り上げられましたね。海外金相場(アメリカやロンドン)を見ていると、金利の上昇による下落圧力もあるのかなと感じますが、現状の世界情勢を考慮すると想像さえできない今後の動きに興味津々の状態が今後もしばらく続きそうです。
金相場が「過去最高値」という各メディアの報道により、多くの方に情報が伝わっているのでしょう。
お店ではいつもにも増して「貴金属の買取」が増えています。メディアって凄い影響力だね。宣伝チックです【金やプラチナの買取は鴫原質店へ!】。安心安全明瞭会計で、特に査定の速さはお客さんから褒められます!(笑)。
数量も増えましたがそれ以上に重量が増えているように感じます。
金時計やインゴッドやメガネなど、重量が多いものが目につきます。金で筋トレできそう(おやじギャグ!)。
商材として重宝する「ハイジュエリー」の買取も2月以降は増えてるような。
この値段で買って「売れるのか?」と思う事もたまにありますが、そんなのは二の次のお話。大事に磨いて販売努力(仕事)ができるのはとてもありがたい事です。
入荷した商品がある一方で、お店から外して金材へと向かう品物も多くあります。
店頭での「金の売値」と「金の買値」がほぼ同じ値段になってしまい多くの商品を値上げしました。値上までする必要がないものは、お店から外して融解してしまいます。重量がある金のネックレスやただの金の指輪などですが、「売れて欲しい値段」より金材として溶かす値段の方が高くなっているので、惜しげもなく融解しています。ある意味でありがたい状況でもありますが、恐ろしい状況でもあるように思います。
このように金相場が大きく動いている状況で、お客様に「金は売り時なの?」と聞かれる事が多いですが、笑顔で「それが分かれば働きません!」などとお応えします。国内では過去最高値と話が沸いてますが、世界的にはインフレのヘッジ資産として金が買われている状況が相場高騰に繋がっており、世界的に見れば「売り手より買い手が多い」状況である事は間違いなさそうです。うちのお店だけをみても、金を売る人も増えている一方で金(ジュエリー)を購入する方が増えている事実がありますしね。金利上昇局面で物体(金やプラチナ)が相場を維持できるのか注意深く(そして楽しく)観察していきたいと思います。
経験上の話ですが18金をお客様から1グラム600円で買って800円で売買していた17年位前、グラム千円を超えた瞬間に保有してるのが恐ろしくなりました。グラム1200円位で安定してた時期、急激に1800円を超えてきたあたりで同じようにバタバタしていました。そんなことを何度も繰り返し続け気が付けば18金がグラム6千円の時代になり、金相場の日々の上下など全く何も感じなくなってしまいます。自分では日々の小さな利益を追わなくなったのかななど思ってますが、鈍感になっているだけかもしれないな。今は確かに最高値かもしれませんが、その値段が定着すれば慣れるものですし、そしてままだ上がる事も急落する事も普通にあります。状況が刻々と変化する中でそれに合わせてやっていくだけですので、淡々と仕事をしていくことが大切な事。ただ気にしてるのは1カ月で10%上昇する相場では、その逆に10%下がる可能性のある相場です。3カ月の預り期間のある質屋業でリスクが大きい期間が続きそうで、色々と注意が必要なのでは・・・とも感じています。
そろそろちゃんと仕事しよう。
本日は以上でございます。
2022年03月26日
鴫原質店の弟さんです。
大体いつもどうでもいい事ばかり書いてますが、今回は更にどうでもいい事を。個人的なことですが、私は基本的に「これでいいや」的な思考回路の人間です。それは物欲や食欲などもそうですが、本当に同じものだけあればいい人間で、数多くの種類を望みません。そんな私が日常で使っているバッグは10数年以上同じ物のみ使い続け、世間の流行や人の目なども全くお構いなしです。今回はそんなお気に入りのバッグについてのどうでもいいお話です。
私の私服姿など本当にどうでもいい(←4回目)のですが、持っているバッグがいつも変わりません。
それは同じものを5個持っているから。今は5個ありますが、過去に捨てたもの(←正確には中古市場で売った)が3つ程あります。仕入れ先は市場(業者間オークション)やヤフオクで、少し汚れた値頃感があるものを自分用に買っています。因みにこのバッグは「エルメスのニューフールトゥー バサスPM」。エルメス様には珍しくとっても実用的な素晴らしい一品だと「私は」思ってます。
悪い所といえばキャンバスであるが故にすぐ汚れるという点。
光の反射の加減でよく状況が分かりませんが青〇印のバッグは小汚いのがよく分かります。光を反射して綺麗に見える赤〇のバッグも結構汚れが目につきます。
1枚目の写真の切り抜きですが赤〇印のバッグが日陰にくるとこう見えます。
特徴的な黒点のシミでも判別可能かな。それにしてもばっちい~ですね(笑)。
バッグの裏も酷いものです。
これはジーパンの色移り。真っ黒というかどちらかというと青黒い。(こんなものを見せてすみません)
今回は綺麗めな1つを残しこのバッグさん達を洗濯しました。
暖色蛍光灯の下で撮影してしまったので雰囲気が変わりましたが、光を反射しない分状態は分かり易いかも。青い印をつけた部分の黒染みは完全には取れなかったです。洗濯機で洗った後、漂白剤に数日つけておくとキャンバス部分の汚れが綺麗さっぱり取れてとても綺麗になります。このような特徴も気に入ってる部分です。
汚れは洗濯して落ちますがこういう部分のスレはどうしようもありません。
人によっては「ボロい」と思うでしょうが、バッグの中から指が貫通する位まで使います。因みにこの状態になるまで数年間かかり、それだけこの素材が丈夫である証拠でもあります。こっちのグレー色のバッグの方が、糸が黒いという色の関係でスレ傷が目立ちます。
そんな感じで洗濯したバッグで見た目が一番よさげなのを撮影しました。
子供が背負っているのでサイズ感にズレを感じますが、実際は横幅30センチの小さ目なバッグです。洗濯回数が少ないこちらのバッグはレザータグが余り痛んでませんが、洗濯する回数に応じてボロボロに変化していきます。
洗濯の前後を改めて比較するとその違いは明白です。右側が今回洗濯しなかった綺麗めのバッグで左が洗濯したバッグの一つ。本来はオレンジ色(クリーム色?)っぽい色のバッグですが、漂白を繰り返すうちに白っぽいバッグに変わってきます。
ま~そんな些細な色の違いは使っている本人にしか分からない事ですし、色がついてるより白っぽい方が好きだったりします。上の画像では右のバッグの方が原型の色を想像しやすいですが、これでも激しく色落ちしております。全体的な汚れが落ちて綺麗に見えますが、選択する回数に応じて革タグはボロボロ(笑)になり、本来刻印されていた「エルメス」という文字は完全に消滅してます。安物の布バッグに見えてしまうところも、日常的に周りの目を気にせず使用できる要因かも。
10年以上前に自分用にと中古市場で買って使用したのをきっかけで、「これだけでいいや」的な意味不明な思考回路に固まってしまいこのバッグを使い続けてます。財布などの小物類を入れたまま500ミリのペットボトルが3本入る(フラップは膨らみますが)点や、耐久性に優れている点、汚れたら洗濯できる点、そしてサイズ感や軽い事など、全てにおいて丁度いい感じ。アスレチックやローラー滑り台、砂場遊びや夏場のプールに海水浴(←海に入っても大丈夫です!)など、子供と行動を共にするときの必需品で、散々雑に扱っても何とかなる珍しい品物です。
エルメス製品で「高いんじゃない?」と思われる方もいますかね?。今はもう販売してませんが定価は9万円チョイだったらしい。その点に関してはエルメス価格を感じますが、中古で汚れているものは安値で取引されており、全て8千円~12千円位で購入(市場で)しました。汚れていても「スレが少ないもの」は見たらすぐ購入しちゃいます。正直言って消耗品と考えているので、あと5個位は保有しておきたいと思いますが、いつまで生きているかを考えるといらない気もします・・・・。兄(←社長)には「恰好がみっともない」と言われたり、業界の人に「斜め掛け・・・」とからかわれたり、クラッチバッグが流行ろうがリュックが流行ろうがボディーバッグが流行ろうが、このバッグのみ持ち続けた10年間を考慮し、やっぱりもう少し買っておいてもいいかな。随分前に惜しくも販売停止(廃盤)になり、中古品で流通しているものも時間の経過と共に減ってくるでしょうしね。バッグに関しては本心で「これでいいや」って思っております。
本日は以上でございます。