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昭和57年 東北上越新幹線開業記念メダル

鴫原質店の弟さんです。

買取品の中で東北に関わる記念品がありましたので取り上げてみます。東北上越新幹線開業記念メダルこちらは昭和57年に開業した東北新幹線及び上越新幹線の開業を記念して発行されたメダルとの事。

嬉しい事に説明分がついてます。品物の説明文の画像以前、東北新幹線開通記念のメダルを取り上げた取り上げた事がありますが(こちら)、同じ時期に上越新幹線も開通したという事で、派生して発行されたものなのかも。説明文に記載されている「やまびこ」や「あさひ」という車両名は何となく覚えている気がします。

製造は松本徽章工業株式会社様(公式URL)。松本徽章工業株式会社の工芸品証明天皇陛下様のメダルなど「様々な由緒ある品物を製造してる」という印象がある老舗企業です。

表面のデザインはこんな感じ。表のデザイン昔見た緑色(←多分)の新幹線が描かれており、リアリティーで溢れています。小学校の頃、母親とこの新幹線に乗ってディズニーランドに行った事を思い出しました!。どうでもいい事ですが、その時は各駅停車が主流で上野駅まで4時間弱の時間がかかったような記憶が・・・。そしてまたこの新幹線で食べたカップアイスがとても美味しかった思い出もあります。当時は普通のバニラアイスが50円の時代に200円位したような?、子供の頃なのであやふやな記憶ではありますが、ふと思い出すという事は恐らくそういう事だったのでしょう。それにしても色々と思い出して懐かし~~~気持ちでいっぱいです。

アイスで脱線した話を戻して、裏面はこんな感じです。裏のデザイン新幹線の通る道が雑~~~に描かれています。この路線デザインに関してはもう少し何とかならんかったのだろうか?と私は感じました(←個人の感想です)。でも一流のデザイナーさんが必死に考え抜いたデザインなので、恐らくはシンプルイズベストなんでしょうね。

松本徽章工業株式会社の作品は色々と見てきましたが芸術品と感じるものが多いです。造り込みの詳細画像何といっても描写がとっても素晴らしい!。2次元の画像ではうまく伝わらないと思いますが、深度(凹凸)がとても深いのです。

角度を変えてみるとその造りの素晴らしさを実感します。造り込みの詳細画像全ての部分が本当に繊細なんですよね。

細かな部分もとても鮮明に造られています。造り込みの詳細画像下手なジュエリーよりもずっと繊細です。線路のイメージがもっと「ビシビシ」伝わってくる描写だったらもっと「いい物だ!」と感じるかも。でもイメージなんて個々の好みの違いなので、私の感覚がおかしいのかもしれない(笑)。繰り返しますが一流のデザイナーさんが真剣に考えたデザインなので、この作品では路線の描写はあれがベストなはずです。

このメダルは純銀製で直径が55ミリ、重量が100グラムで昭和57年製造という約40年も前のお品物。今後同じものを手にする機会は無さそうな気もするのでブログで取り上げてみました。こういう昔の物って、色々と感じる事があって好きだったりします。自分の幼いころの思い出があるから興味をそそられるだけなんですけどね。こういう記念品的なものは、今の若い人たちが見ても大体の人は何も感じないんじゃないかな。自分がおっさんである事を認識してしまいます(笑)。

本日は以上でございます。

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