質屋のスタッフブログ
2025年07月19日
鴫原質店の弟さんです。
随分前に国内のインフレについて何度か書いた事がありますが、最近の動向を考慮して、これから(※数年先)ついて考えてみようと思います。最初に書いときますが、先の事など分かるはずないんで、いつも通り【質屋丁稚の妄想と空想物語】である事をご理解下さい。
宮城県の公式ページ(こちら)では、総務省統計局の公表データを取りまとめた、仙台の消費者物価指数を公表してくれています。全ての数値は不要なので、目につくところに色をつけてみました。
円安が極端に進んだ2022年を境に、食品とエネルギーの物価上昇率が凄い事になってるけど、子育てしてる私の感想は・・・正直絶望的につらい!(涙)。世界中の物価上昇加え、為替も影響してる点は何度も書いてますが、通貨安(円安)がもたらした利益と損失の2択の中で、両者に若干の躓き(関税と消費意欲減)があるようです。しかしこうして数値で見ると、この2年の上昇率はホント凄いですね(汗)。
7月14日、日銀公式ページ(こちら)に「生活意識に関するアンケート調査」が公表されており、興味深く観察しました。サンプル数は少ない(※有効回答2016人)ですが、世の中の感覚がこうなのかもしれないと参考になります。
食材の上昇率(%)分だけも賃金上昇しない限り、エンゲル係数は上がる訳で、なかなか厳しい消費環境に生きていく難しさを感じる今日この頃。各種一般的に伝えられてる情報と現実の乖離が露骨に表れた結果かな。このレポートには他にも経済指標がいくつか掲載されており、グレーの縦線が景気後退局面と後から呼ばれる部分で、もしかしたら、もうそういう状況にいるのかも。もちろん国内だけじゃなく、一部を除く世界中で見られる傾向のようです。そんで、日本銀行がこれを出してる事にどんな目的があるのかも深堀したい。
少し面白かったのがコレ。アンケート内で、【日銀が2%の物価安定目標の為に金融政策をしてる】事を「知ってる」と回答した割合が「3割弱」という結果は「分かるわ~~~」と納得です。
そもそも大体の人は興味ないと思え、私の回りに日銀レポート見る人が一人もいない!ので、この回答結果は面白かった。そして特に設問として笑えた一つがあり、「日本銀行の外部に対する説明の評価」という項目に関して、「説明が分かりにくい」と50%以上が回答。私も時々ぼやくけど、間接的にしか言えない立場だから?と感じてます。日銀の方が使う言葉「不確実性」って、私の言葉で言うところの「先の事なんて分かるはずない」であってるのかな?。日銀の歴史が公式ページに書いてますが「大量の不換政府紙幣、不換国立銀行紙幣が発行されたことで激しいインフレが発生した過去の経緯」から造られたとの記載があり(←日本です)、他国の例ばかり書いてるけど、どの国も他人事ではありません。ここ数日は、国債の件がざわつき始めたのをぼけ~っと眺めてました。
そして世の中に大きな影響力を及ぼす政策金利についての設問も。
金利が高すぎるとの回答が増加したという傾向があるけど、全体の意見としては約4割が金利低すぎるという事。実質金利が大幅なマイナス(インフレ率-短期金利)の状態では、インフレで現金価値が目減りする状況でもあり、「何に自分のお金を置いてるか」で意見も分かれるので、私見は控えときます。「もっともっと円安になれ~」と思う人も凄く多そうなのも一つの側面だから。そして、このレポートみて「利上はもうなさそう」とも考えれるけど、それは円安要因かな?。ただ、景気の良し悪しというより、物価目標達成の達成の為に金利を調節してた感も(個人的に)あり、継続的な円安になるようであれば、物価上昇率は上振れするのだから「利上げあるかも」とそんな非常識とも思われる考えをしてしまうのは、私の脳みそが逝かれてきたからか・・・。国の歳入歳出と金利と為替と物価の全てに配慮して、とても細い道を歩き続けてるように感じており、先の事など全く分からないからこそ、色々空想に耽るのがここ数年の趣味でもあります。金利上げても現状維持でも、利益と損失の2択の中で、植田先生達のご決断を待ち続けます。
輸入物価に大きく依存するこの国、更にはデフレ経済という環境下に長くあった状況で、世界的な物価高と為替(円安)の影響がとても高かった数年でした。それも少し変化が見られ、国内の複数あるインフレ要因として、とても分かりやすい1つに触れてみようと思います。(話の内容的に必要な関連データの補足は下記。)
政府発表の資料を政府統計の総合窓口(e-Stat)【こちら】からお借りしたので、しっかりと明記させて頂き、【利用規約】を順守します!!。数値をそのままに、並び替えや必要ない部分の削除などの整理整頓はさせて下さい。※2024年のデータを頂きましたが、編集に時間がかかるのとトレンドは変わらないので使用しませんでした。意図的に少し前のデータを使ってる訳ではありません。
これは随分前に【自己観察用】でデータを並び替えたものですが、2023年の宮城県人口分布の全国比較。県や市町村によって傾向は異なるけど、地域情報は見てる人が多いと思う。
これを見て何を考えてるかというと、【消費行動が減少していく可能性があるタイミング(時期)】や【経済構造がガラリと変わる可能性がある時期】や【長い目で見た生活圏の再編】など空想してました。我らが日本の通貨「円」と並んでひたすら思考を続けてる大きなテーマでもありえる。「★」をつけた人口分布が極端に低い事だけは一目瞭然ですが、その世代の未来を考える意見はさほど聞こえないのも悲しい事です。そして子供達が生きるであろう未来(例えば30年後)に、日本語を話す民族が少数民族のような立場にならなければいいけどな。
インフレの話に戻すと、日本には世界に誇る凄すぎる企業がとても多く、人口分布図に概ね沿った社員年齢構成だと推測され、企業活動を継続する為には年齢のフラット化が必須。数年前に「私の子供が社会人になる時の初任給は月収100万円」などと書いた事がありますが、そんな発想からの言葉でした。人口分布割合を見れば想像も容易く、今後はその獲得競争は加速し、労働環境か給料か将来の安定性か、その地域での永住権(※転勤無し)など、様々な付加価値の提供が企業側に求められていき、企業の生存競争が激化していく事が想像できたりも。当然、企業収益は必須で、原資として販売価格の上昇を招き、国内由来のインフレ圧力が加速する可能性もありそうに思ってました。あくまでも可能性だけど、企業同士の生存競争が始まったばかりで、本格化していく時期を年齢分布から想像すると興味深い。ただ、不況や移民政策などが、その流れに影響を及ぼすことも想像でき、もちろん先の事なんて分かる訳ないので、所詮は妄想と空想の夢物語です。この先(10年後とか)どうなるかね?。
今の景気動向と消費行動を見ると、消費先として選ばれるものが厳選されがち。
今の状況はこのアンケート調査でも見て取れますが、全体的に物価が上昇する中で「相対的に安い」ものが選ばれてるようです。とはいえ価格全体はしっかり上がってて、身の回りの生活で色々観察してるけど、牛丼や格安イタリアンなどは売上が伸びてました。一番分かり易い例が生活必需品のティッシュペーパーで、「賃上げの原資にします」との事で4月にサラリと10%値上げしたけど、消費は今のところ減ってないのが参考になり、買われるものはまた値上が続きそうですね。
数年前は、日銀が適度に金利を上げると思ってたけど、継続的なインフレを助長する政策を取ってるので、今後も物価の上昇を前提にした運営になると想像でき、恐らく物価は継続して上がるんだろうと想像してます。ただ、消費が食いついていかない限りは虚無的な物価上昇になるだけなので、その辺は消費しやすい環境を整備してインフレ助長政策を継続していくんだろうな。一つ思うのは、物価が高くなって困ってるのに、何故それを継続させようとするかという点において、「そんな事する意味あるの?」という意見も絶対あるよね!(汗)。自分の生活で考えても、何となくデフレ環境の方が間違いなく生活楽だった気がしてます。何にせよ、年齢人口分布から広がる空想劇はとても多岐にわたり、生活インフラ再構築の件や、地域の大学や高校の廃校などによる市町村の再編に至るまで、長い目で見れば大きな変動がありそうで、ホントどうなってくんだろうね?。そしてその時の通貨価値はいったい?。マジ老後が不安だよ~~~。【繰り返しますが夢物語ね】
本日は以上でございます。
2025年07月12日
鴫原質店の弟さんです。
先日、道具屋さんが定期営業でご来店され「新しいダイアモンドテスターがでました~~」と社長様とお話してました。少し小さ目なその機材を見ましたが、うちのお店はフル装備なので、必要性を一ミリも感じません(笑)。もちろん道具好きの社長様でさえ購入をお見送りです。
合成ダイアモンドを簡易的に判別する軽量機具でしたが、私の気を引いたのは実験台のこの子。
化学気相成長法や化学蒸着法などと呼ばれてる、気体状態で積層させてダイアモンドを合成する科学的手法で、人工的に造り出されたCVDダイアモンドだね。GIAのページに製造方法の解説があるので興味がある方は「こちら」をご確認下さい。
許可を貰って撮影してみた。
正体が分かってるから何にも面白くないし、味気なくつまらんね。CVDだと分かってみてると、見どころなんて1ミクロンさえないな(汗)。とはいえ、カットを良くすれば最高に光る石になるのは確かで、今後のこの子の価値がどうなるかは引き続き観察中です。っていうか、手の脂でべたべたの状態で撮影してしまった事への罪悪感があるけど、ホントは綺麗なんだよ(笑)。
営業さんがサンプルとして保有してた「モアサナイト」に出会ったのが結構うれしかったりして。
すげ~暫くぶりに見た!。こっちもばっち~~ね(汗)。
ダイアモンドの類似石として毛嫌いする人も多いこの子は、実はとっても美しい。
光の角度を変えるだけで様々な色(7色!)を見せてくれ、特徴ともいえる燃えるようなファイヤ~~~!は写真で伝わらないのが残念です。人工的に造られた化合物であるものの、見てて楽しいから個人的には好きなんですよね。このオモチャみたいな輝きが何となく可愛げです。
すげ~~暫くぶりにダブリングも鑑賞。
赤丸の底部(キューレット)を青丸あたりから覗き込むと、酔っ払いそうな風景が見えます。これはこれで、万華鏡みたいで好きだったりする。見れば分かるのもモアサナイトの特徴でもあるから、逆に親密感が沸くわ。
話は変わって2日前、電話で「3カラットのダイアモンド買取れますか?」と不思議なイントネーションの日本語で問い合わせがあり、その後すぐに外国人様2名の来店があり「3カラットの類似石」を見せられました。【18K刻印】の土台にギラギラ光る3カラットの透明石でしたが、状況的にルーペで見るまでもなく、ダイアモンド検査機「GIA ID100」君へ判別を依頼すると「りふぁ~~~~(※こりゃ~~天然じゃね~ゼヨ!)」との事。説明責任もあるので、18Kの土台部分もX線分析機を使って検査してみると、そっちは78%が金(ゴールド)とでたので、判定結果を写真に撮ってお見せしました。機械の写真を見せた瞬間、来店者の外国人様が二人でにこやかに笑みを浮かべ見つめ合ったのを見るに、「ここ騙せないね」と悟ってくれたみたいです。
ラボグロウンダイアモンド(※人口ダイア)を販売する店舗が増え始める前から、事前に予習して勉強して覚えて、凄く高価な機材も揃えた(←社長が)けど、持込がさっぱり増えないから「出番少ない機械やな~」など思ってたけど、いざこういう機会がくると頼もしいものです。X線検査機も導入当初は抵抗感があったものの、「K18」としっかり刻印された指輪やブレスレットがたまに持ち込まれる怪しい時代においては、「便利やな~~」と重宝するようになりました。もちろん、これだけに頼らず色んな視点で見る事も大事だけどね。ご来店された外国人様は「時間あるからしっかり見てね」と優しく言ってくれましたが、その瞬間の私の返答は「すぐ済みますからお待ちください」という言葉。3カラットの透明石がセットされた18K刻印の指輪の判定時間は、全て機械任せで約120秒。見積価格は指輪の金枠のみなので、取引が成立する理由も見当たらず、サクッとお帰りになられました。
実のとこ私個人としては、クレサンベールもラボダイアにも抵抗感が一切なく、もし市場がそれを認識して取引されるようになれば、人口石といえど普通に扱うだけなのだが、それはお客様(マーケット)が決める事でもあります。中古のラボダイアを欲しい人がいればお店で買取ってもいいけれど、例えば今回の3カラットの石を「3万円です」といったところで、売ってもらえる気がしない・・・。日本でもEDP(株式会社イーディーピー)が宝石用のCVD結晶を製造してるけど、15ミリ×15ミリまで対応してると会社IRに書いてあります。ブリリアントカットで10カラット位のものが造れるわけで、原価は宝石結晶の値段でカット代金がいくらで・・・みたいな計算をすれば、中古の扱い値段とかだせるのかしら?。変な話だけど、10カラットのラウンドブリリアントカットのラボダイアをネックレスにセットしたとして、ウルトラマンのカラータイマーよりも光り輝きそうで興味深いけど、それを欲がる人がどの位いるのか思考するのも楽しいかも(汗)。ま~~そもそも中古の需要があるかないかがさっぱり分かんないし、それ以前にラボダイアが売れてるのかどうかも私は知らないので、今後の流れを引き続き「ぼけ~~~~」っと観察し続けていこう!。そんで、天然とかラボとか、そういうこだわり以前に、ジュエリー業界が発展し、流行してくれるような状況になればいいな~と思ってます。
本日は以上でございます。
2025年07月07日
鴫原質店の弟さんです。
お店で買取りさせて頂いたアクセサリーに、無意味な私の好奇心が引きつけられました。
思考回路が少し怪しい人間である私は、その品物から感じた何かで一人で勝手に空想劇を繰り広げる妄想癖があり、くだらない話ばかりですが思った事を取り上げたいと思います。
こちらがそのお品物で、箱に書かれてるのは「LANVIN」(ランバン)という文字。
ご年配の方なら馴染み深い名前かね?。PARISとの記載がある通り、フランスのファッションブランドです。
お「フランス」ぅ~を感じるエレガントなデザインだ。
「モノの価値=売った場合の金額」という概念が現代の市場心理にある中で、「すぐ売れる=剥離で扱える」とか「全く売れる気がしない=必然的に粗利率が高くなる」という資本主義市場における原理を垣間見ても、売主と買主の両方にとって、この中古アクセサリーに「今時における価値感」は無さそうです。「一生物」と過去に呼ばれてた伝統工芸品などの高額品達は、そんな市場心理により、その存続価値が薄れ続けてるのも一つの事実であり、少し悲しい現実でもあるのかな・・・。
このアクセサリーに魅かれたのは、裏側で「ひっそり」と主張してる文字とその背景について興味が湧いたから。
LNAVIN「GERMANY」(ドイツ)との刻印が、化粧箱に刻まれた「PARIS」との関係性が面白い。「イタリア製」とか「フランス製」をブランドとして認識していた時代を空想し、「フランス製のお洋服」や「イタリア製の高級家具」などが人々の興味に触れていた時代もあったようです。そんな感覚が世界の常識なのか、それとも島国特有の異国に対する憧れか、どっちなんだろう?。昭和中期の時代に実在した「日本のハワイ」→「新婚旅行は熱海へ」というフレーズを見るに、まだ見ぬ海外への憧れも強かった可能性を個人的には空想してしまいます。事実なんて知らんけどね。
そしてコレ、西ドイツ製!。
学生の頃に学んだはずの1989年の出来事の後、この言葉は日常では見る事が無くなりました。学生の頃は「つまらん!」と感じながら、テストの点数の為だけに学んだ事柄も、最近はホントに興味深く、楽しみながら歴史を見つめてます。はっきり言いきりますが「歳」なんでしょうね・・・(哀)。「に~~~しドイツが破裂した ボン!」って地理の勉強で覚えたのを思い出すわ~~。(※)当時の西ドイツの首都がボンという都市でした。
この品物をみた後、ドイツの歴史をサラリと読んでみましたが、「マルク」という2002年に廃止された貨幣に関してほんの少しだけ学びました。深堀なんてしたくない「戦争」という特殊な状況を完全に切り離しますが、困難な状況回避を目的にした計画性のない通貨発行量増加がインフレに繋がり、社会的不安の増大と政治混乱と庶民貧困化を招き、そしてインフレは隣国へと波及して、派生した社会不安から局地的な紛争へと広がっていく歴史を垣間見る事ができます。この数年間、海の向こう側でおきた出来事と、100年前の出来事との似てる部分だけを観察しても、色々な事を考えさせられました。そして、初めて知った「レンテンマルクの奇跡」という政策も興味深く、新通貨「レテンマルク」を発行して、従来の1兆マルク(旧通貨)を1レンテンマルクとして交換・・・・・したらしい。その後も政策は色々続くけど、一つの事実としては、旧通貨マルクの通貨価値をほぼゼロにしたようです。そんな時の資産防衛対策として、国の政策に影響されない不換紙幣(金・銀・プラチナ・仮想通貨等)が注目されるの理解しますが、雲の上の方々の聡明なかじ取りに期待し続けるのみですね。
お金でモノが買えなくなった国の通貨に興味を抱き、色んな事を学んだここ数年。通貨価値存続の前提などの学問的な要件が多かった気がするけど、7月3日、遠い遠い海のはるか向こうの先進国で起きた2度目のトリプル安(通貨安・株価安・債権安)は、「それだけで・・・そうなるんだ」という驚きがありました。今月は国内の今後に影響する大事な一大行事が進行中で、日本国債の金利や為替がどう動くか、自学自習を兼ねて考えてたりもします。もう既に、中長期国債の金利が上昇し始めてるの理由は恐らく・・・。そして複合要因はあるにせよ、為替は・・・どうなるんだろう?。
いつもの事ではありますが、何故にアクセサリーからこんな話になったのか・・・【謎だ】。ま~思ってる事をバチバチ~バチ~~って書いて、ちょっとだけ構成弄って、誤字脱字チェックをする程度なんで、所詮ブログって事でお許し頂ければ助かります。さて、今日は令和7年7月7日の七夕で願いが叶いそうな気もするから、世界平和をしっかり祈って終わろうかな。ど~か平和でありますように。
本日は以上でございます。