質屋のスタッフブログ
2022年04月16日
鴫原質店の弟さんです。
18時15分からの東北放送のニュース番組「Nスタ」の報道インタビューを受けました。報道されるかどうかはその時のニュースの重要度次第ですが、放送が始まるタイミングのタイトルでお店の商品が映っており、放送される事が確定して少し驚きです。(公式ホームページはこちら)
ニュースでの放送時間は2・3分で仕上がってましたが、今回はちょっとその裏話を交えながらこんな事が放送されましたというご紹介でございます。尚。テレビ映像を写真に撮ってブログで使用する事については、問題ないと報道記者に口頭で確認しております。
事の始まりは4月14日の夕方。お店の電話に東北放送の報道制作局の記者様から電話を頂き「最近の金相場の高騰について」取材をしたいというお話がありました。スタッフM君が電話をとり、社長に繋いで4月15日の17時に伺うという話があっという間に決まります。そして一言「よろしく!」的な感じで私が対応する事に・・・・。最近は若いスタッフM君にテレビ関連の出演はお任せしていましたが、今回はパブなどと違い原稿がありません。記者の質問に持つ知識から即答していくことが求められる為、私がやる事になります。
過去2回程、報道(ニュース)の取材を受けたことがありますが、報道の場合は「製作者が話題にしたい事」を理解する事が必要です。取り合えず記者様の「意図」を知る必要があるので事前準備だけしておきました。
ブログで出したことのある資料もありますが、金価格が動く理由は様々です。実質金利や実効為替レートやインフレ率や為替やら、そんな多くの指標や国家を含めた思考でさえ相場に影響します。その辺の説明が必要なのかどうか、その時点では分からないので、記者様の「意図」に合わせてその場で話を組立ようと思います。
そして17時前に記者様が来店され簡単な打合せをします。意図的には「為替の円安と戦争」により金価格が最高値を更新した的な内容を想定していたようです。金価格は2019年から爆上げしている事や日本のお金の価値が下がっている事などを説明しましたが、濃すぎる内容はニュース(報道)では難しいらしく、誰もが分かり易い内容が必要のようでポイントを絞っていきます。その為、2月頃からの急騰に焦点を絞る事、そして金価格高騰で「売る人がとても多い」「購入する人もとても多い」という点、「インフレのヘッジとしての金の価値」や「安全資産」的な要素に「ウクライナ」を絡めて進める事にします。基本的に記者様の質問に返答していくだけの時間が3分ほどありまして、その間はずっと撮影されており、その一部が報道に使用されます。どんな内容になるのかは報道されるまで分かりません。お店の名前がでればラッキー位で考えてました。そもそも放送されるかどうか、その時のニュースの重要度次第ですしね。
番組開始からわずか3分、番組の最初の方で放送されたので旬のニュース扱いです。
「質店で金の取り引き増!」のタイトルにそう来たか~~って感じです。
ありがたい事にお店の外観も放送してくれました。しかも店名が入っています!。
こういうのって凄い宣伝効果があります。しかも夕方の報道番組なので「ありがたい」以外の言葉が見つかりません!。テレビCM以上に多くの人に見ていただけるはずです。
今回のお話は「売る人も多い」し「買う人も多い」事がポイント。
この点に関しては記者様も意外だったようで、相場高騰により売る人が増加している事を想定してましたが、金製品を「買う人も多い」のです。当店で扱うのはインゴッド(金塊)ではなくジュエリーですが、この2カ月間の売上は大きく伸びました。そんな店頭のジュエリーも綺麗に映し出してくれてます。
報道的に話題性の高いウクライナ事情と金相場を関連付けてます。このインゴッドの映像とかもいい感じ。
金価格は2019年4月頃から強い値上がり相場ですが、2022年の2月から4月までの短期の急上昇について先物チャートを映し出して猛烈なインパクトで放送されました。この2カ月は猛烈なチャートしてますから印象が強く残ります。
インフレのヘッジ資産である事も話させて頂いたので、その辺もやんわり使って頂きました。
画像はスクラップにする金時計を映していますが、大量のスクラップ品の中から大き目なものを出して撮影頂きました。
そして数回に分けて細かく私が登場したシーンを切り抜きます。
3分くらい色々な話をしていて、採用された部分が切り抜きのように使われます。ちょっとした誘導質問もありますが、こちら側からお話した「金を買いにくる人増」も取り上げてくれました。テロップが選挙みたいでとても嫌ですが、「金が買われているから相場が上がっている」という事は伝わったかもしれません。「とても皆さん」とか変な言い方してるのが恥ずかしい・・(哀)。そしてまた、このテロップだけを見ると「よくそんなことが言えたもんだ・・・」と自分でも笑ってしまいます。あくまでも長い会話の中で出てきた言葉を掻い摘んでいるので、部分的にみると少し恐ろしくもあったりして・・・。そんで「います」と言った部分が「いる」と変化してるので言葉に凄みがましてるんですよね。
そんな感じで今回の出来事の話は終わります。今回の件で、私が考える最も重要だと考えた準備事項は
「床屋に行って髪を整える事!」
でした。仕事中の当日昼過ぎにルンルンと仕事をサボって床屋さんに行けるなんて幸せです。私は自分の容姿も話し方も態度も目線も声も、自分自身の全てが嫌いなので、せめて少しでも良く見えるように加齢による薄毛を整えてきた次第です。身支度するのも仕事のうちで、清潔感は絶対に必要ですしね(笑)。ネクタイが曲がっていないかなどもチェックしましたが、もともと私には品性が無いのでテレビ写りは最悪です。唯一の利点は緊張しない事ですが、カミカミで恥ずかしい限りです。やっぱりテレビは若い方にお任せしたい・・・・。
そして本日は、午前中にご来店頂いたお客様2人から「テレビ見たよ」と暖かい言葉を頂きました。その内ひとりは初めてご来店されるお客様で、テレビを見た事により遠方からはるばる金を売りに来て下さいました。そして午後にもテレビを見たというお客様がご来店されジュエリーを2点購入頂きました。報道の対象に選んで頂いた東北放送の記者様にも、そして多くのお客様にも感謝を申し上げます。
本日は以上でございます。
2022年04月15日
鴫原質店の弟さんです。
昨日の夜19時頃、いつものようにレジのお金を数えて精算処理をしてた時の事。特別な何かがない限り、私は毎日このような同じ光景を見ています。
少し前から赤〇をつけた新500円が混入しており、最初こそ目新しかったものの今では違和感さえありません。
そんな時、スタッフM君が自慢げに500円玉を財布から取り出します。
画像左上の令和3年発行の旧500円硬貨です。新500円硬貨の流通が昨年11月頃から始まったので、冷静に考えれば令和3年旧型500硬貨があるのは当たり前の事です。特に珍しいものではなさそうですが、こうやって改めて見比べると何だか不思議。最初は「偽物だ~~」などとふざけた会話をしていました。
ついでなのでちょっと観察してみます。
新旧の比較になりますが、厚みや直径は同じですが重さが0.1グラム重くなったそうです。貨幣の横のギザギザに特徴があり、一部だけギザギザの太さが違います。
ぱっと見の違いは真ん中の色が異なっており一目瞭然です。
新500円の素材にはニッケル黄銅と白銅及び銅が使われており、「バイカラー・グラッド」という技術が使用されているそうで中央の部分の色が異なります。財務省のページ(こちら)に更に細かい事が書いてますので、ご興味があれば覗いてみて下さい。
画像の上部分が旧硬貨で下が新硬貨です。見る角度によって500円の0の中に文字が浮かんで見えます。
旧硬貨は下から眺めると「500円」と見えますね。それが新硬貨は下から見ると「500YEN」、上からみると「JAPAN」という文字が浮かびます。凄い技術のような気がします。はっきり言って初めてしりました(笑)。500円硬貨をガン見するのは初めての事です。
新硬貨のその他の特徴として隅っこに小さい刻印があります。
よ~~~く見ないと分からないですが細かい造りです。繰り返しますが500円硬貨を見つめた事など無いので結構新鮮な感覚です。偽造防止を目的とした細かな点がまだありますが説明は省きます。上でリンクを貼った財務省のページで確認下さい。
ふと思うと「自動販売機で使えない」とニュースにもなっていた硬貨がまさにこれなんですね。
令和3年の旧型硬貨など意識もしなかったし、新型500円が少し重たくなった事など気づくはずもありません。そしてこうやってよ~~く見てみると「お金って凄くよく造られてるな」と感心します。これを造るのに一体どれだけのコストがかかるのかなど、意味もなく興味が沸いてきます。
私自信、お金を稼ぐために頑張って仕事をしていますが、貨幣それ自体に興味が無かった事を知りました。1万円や5千円などのお札は日常的に見てますが、細かな部分など見た事もありません。偽造防止を目的にとても繊細に造られている事が想像できるので、気が向いたらルーペでガン見して観察してみようと思えた出来事でした。
本日は以上でございます。
2022年04月11日
鴫原質店の弟さんです。
今回は4月3日の休日日記です。スポ少の送迎の合間にチビ助と遊ぶだけのいつも通りの休日でしたが、県内の訪問した施設紹介や情報展開も兼ねて書いております。今回訪問した「八木山動物公園」(公式HP)は私が子供の頃からその場所にあり、仙台市で育った人は幼稚園や小学校低学年の遠足などで、殆どの方が訪れた事がある場所だと思います。また、動物園のすぐ目の前には「八木山ベニーランド」(公式HP)というこれまた私の子供の頃からある遊園地がありまして、この界隈だけで一日遊ぶことができます。
(以下 本題)
この日は午後から「八木山動物公園」に行ってきました。
ここは仙台市中心部から車で約20分の場所にありますが、仙台市営地下鉄東西線ができた事により地下鉄でのアクセスがとても便利になりました。入園料は大人が480円(値上がりした!)、仙台市内の小学校に通う児童は学校から配布される「どこでもパスポート」で無料になります。大人の年間パスポートが1,200円と格安(←ちなみに以前は千円でした)なので、私の場合は来園時に年パスを購入してしまいます。ただ、子供がすぐに飽きてしまい「もういかない」などと言う事が多く、結果的に「元を取って終わり」というケースが多かったりします。ちなみに子育て暦20年の私がこの動物園に来た回数は確実に3桁を上回っています。小さな子供(←未就学の幼児)にとっては安全でいい運動場(←公園と同じ感覚)であり、天気がいい日の暇つぶしには重宝し続けてきました。
何度も来ているといつも同じような光景を見てることに気が付きます。
入園してから最初に見る「カバさん」ですが、いつ見ても大体はドアの前で頭を振ってドアが開くのを待ち続けています。もちろん違う事をしている事もありますが、この構図がダントツで多いような・・・。この子は外にいるのがそんなに嫌なのだろうか?とカバさんの感情を考察してしまいます。
暫くぶりに来園しましたが、施設が拡充され新しい見世物(ショー)が行われてました。
多分3年近く来てませんでしたが、一部のゾーンで大きな変化があったことに驚きです。昔から大きな変化が無かった施設(←個人の意見)だったので、ある意味で変化がある事に新鮮味を感じます。
とはいえ、大体のものは何度も見てきた事なので、園内をテケテケと一周歩いたチビ助は「なんかつまんないね~」と残酷な一言。私は休日返上で君とお付き合いさせて頂いているのですが・・・(涙)。
一応補足しますと、八木山動物園は広さや見どころがとても豊富で県外からの来園者も多い素敵な施設です。ただ幼児の頃から何度も連れてきたので、全てに見慣れてる感じです。スポ少の送迎の合間の時間は約4時あるので、園内にある「400円くじ引き」を引かせたり、食べ物を買って時間を何とか長引かせようとしてました。
ボーっとしていると突如チビ助が「ベニーランド行こう!」と言い出します。ところが財布にお金が少ししかなく(←現金使う機会が無いので補充してない)「今日はお金が無いから無理で~す」と説明しますが、大声でだだをこねまくり、次の機会に行くことを約束させられました(哀)。今年もベニーランドの年パス購入が決定した悲しい瞬間です。ちょっと前まで「ベニーランド飽きた」と平気な顔して言っていたのを思い出し、少し憎たらしく思えてきます(マジで!)。「お金が空から降ってこればいいのにね~」と嫌味で言ったところ、「千円札の雨が降ればみんな幸せだね~」と笑顔で反応され、子供に比喩的嫌味など通じない事を悲しく悟ります。でも千円札の雨って夢のあるお話かもしれないですね(←経済的には最悪な非現実世界ですが・・・)。
そんな不毛な会話の後、時間もまだまだあるので近くの公園に移動する事に。その前に動物園の入り口の目の前にある、地下鉄東西線八木山駅の出口の展望台で景色を眺めていきます。
「八木山てっぺんひろば」と名付けられたこの展望台には「日本一標高の高い地下鉄駅」という表示があって笑えます。来園時は仙台の平野っぷりを鑑賞して行って下さい。夜に来たら素敵だと思います。
その後はすぐ近くの向山中央公園へ移動。ここは前に紹介した事のある施設です。
ここで2時間ほど時間を潰した後、スポ少組を回収してこの日の役目は終わりです。
どうでもいい話ですが、動物園の駐車場代金が200円と以前より安くなったような?。
ベニーランドの駐車場は500円なのでその差は300円!。動物園の駐車場に車を停めて園内を歩いてベニーランドに行けば300円お得な事に気が付いたのは本日の大収穫かも。年パス買わされて散在させられるんだし、駐車場代300円を毎回ケチってやろうと思います。10回行けば3千円の節約(?)ですし、歩く距離も増えて運動にもなるしね。
本日は以上でございます。