HOME > 質屋ブログ > 金無垢の腕時計 ムーブメントは何グラム?

質屋ブログ

金無垢の腕時計 ムーブメントは何グラム?

鴫原質店の弟さんです

金無垢の腕時計を分解したとき、ゴールド以外のパーツはどれくらいの重さがあるのか。今回は3本分、ムーブメントまわりの重さを記録しておきます。どう思うかは、人それぞれ違うと思うし、賛否両論もあるかもしれない。なので、こういう一面もあるという程度で見て下さい。

オメガ Cal.1376の重さは何グラム?

オメガのサフェット(SAPPHETTE)を分解してみた。

オメガの時計をパーツごとに分解した様子

ゴールド(K18)以外の金属(メタル)の選別が少し必要な構造です。

ゴールド以外の重さを計測してみた。

ムーブメントと風防関連の重さの計測

Cal.1376のムーブメントの重さは2.4グラム。リューズ針とネジ関連3個ほど乗せ忘れたので、2.5グラムか2.6グラムだと思います。いかに適当にやってるのがバレてしまいそうな部分だね(汗)。

ROLEX Cal.1601の重さは何グラム?

ロレックスのチェリーニ(Ref.4310)を分解してみた。

ロレックスのチェリーニをパーツごとに分解した様子

パッキンが無い。何故だ?。

ゴールド以外の重さを計測してみた。

ムーブメントと風防関連を計量した様子

Cal.1601の文字盤やリューズを含む重さは7.2グラム。風防が2.4グラムでしたが、風防は素材によって比重が変わるので重量の推測が難しいですね。

尚、ムーブメントはパーツ取り用に販売しました。

10枚の画像で作られたムーブメントを販売する商品画像

商品画像も添えますが、錆も少なくリューズも使えるので、製品として今のところ価値があります。

セイコーの8N70Aの重さは何グラム?

セイコークレドール(8N70-6130)を分解してみた。

クレドールをパーツごとに分解した様子

ゴールド以外のパーツは意外に多い。

私は薄型でコンパクト(36ミリ程度)の、そして精度がよく大きい電池を積める時計を好みます。

リューズを外す手順を4枚の画像で紹介

その愛が故に、この時計だけは少し解説をいれてみる。オシドリを外すのはこのボタンなので、そっと押してあげればリューズは簡単に外れます。大切に慎重に壊さないように、ムーブメントへ敬意をもって触らせて頂きました。リューズ折った方が早いだろ…とか言わないで下さいね。

これだけを特別扱いした理由がこれ!。

時計の裏蓋のシリアル番号010001を撮影した画像

製造番号の1桁目が「0」(製造年)。キャリバー「8N70A」は1990年代前後に製造されていたとされるムーブメントなので、1990年製と推測できる。2桁目「1」(製造月)なので1月製造を意味します。3桁目以降「0001」(製造番号)は、その月に製造された「1個目」の個体を示している可能性も!。もしかしてこれは!、「世界で一番最初に製造された「8N70A」なのかもしれない(?)」と想像してしまいました(※推測してるだけ!)。正直に書きますが、製造番号だけでそこまで100%断言できるものでもありません。試作品とか色々あるだろうし、諸説はあるにしても、世界初な訳がない。でも、こんな感じでワクワクしながら眺めることができる品物は珍しいものです。完全に個人的な記念と愛で盛り上がってますが、「だから?」とか言わないで下さい(涙)。とても珍しいシリアルナンバー「010001」を目の前で見てるのは本当の話です。

思い故に脱線したけど、ゴールド以外の重さを計測してみた。

ムーブメントと風防関連の計量画像

文字盤含むムーブメントは3.9グラム。その他が2.7グラム。大きさの割に風防が軽いね。

金価格の高騰が金無垢の腕時計の価値観そのものを変えてしまった数年間でした。「腕時計か?」「ゴールドの塊か?」という観点は多くのブランドでみられ、市場(お客様)がそれを判別した結果として、腕時計としての価値を失った腕時計、言い方を変えればゴールド価格で取引された腕時計も少なくありません。「この先どうなるんだろう?」という思いはあれど、この先10年間の相場などを見続けるのは個人的に興味深い題材です。なんか質屋のブログっぽいので、余計な事を書かないで終わろうと思います。