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質屋のスタッフブログ

銀とプラチナ価格の上昇を鑑賞中

鴫原質店の弟さんです。

私は毎朝早朝に1~2時間、世の中を鑑賞するという非常に暗~~い悪趣味を持つ、変わった生き方をしておりますが、6月になってから銀価格とプラチナが上昇してのをじ~~~っと見ています。プラチナと銀の祖ドル建てチャートま~ま~の上昇率で熱狂してる人も多そうで、追従する人が増えれば凄い事になるのかも。プラチナは実需減で下がるかな~と前から書いていた金属だけど、需給とかそういう問題じゃなく、人口的に造ることができない元素に資金が集中してきただけか・・・。資金が入った分だけ上昇するので、ぼけ~~っと鑑賞してようかなとも思いますし、プラチナが上昇してくれるのは商売的にはありがたい事です。チャートはいつものトレーディングビュー(こちら)より。

4月初旬のわ~ぎゃ~騒いだあの日から、銀の上昇幅は約2割。米国様の小さ目な銀発掘会社様の時価総額は1カ月で約2倍・・・。銀発掘業者の株価チャートまだ初動なので、今後の動きを鑑賞してようかな。単純に鉱山掘ればもうかるぞ~~~!!って感じかもしれないし・・・、紙幣(お金)価値への保険なのかもしれないし・・・、新たなバブルを創りたいのかもしれないし・・・今後どうなるんだろう?。今後の動きは少し楽しみです(汗)。

鉱物価格が継続的に高騰する時、要因は色々あるにせよ、何かが崩れた過去の歴史をみるに、実体経済の中身に問題を抱えている時が多いのかも?、と小心者で臆病な無知のアホ(←私)は認識してます。過去のプラチナ相場チャート実体験したプラチナのジェットコースター相場は、歴史に名を残したあの時の出来事。角度がエグイけど、1日でグラム500円など継続的に価格が下落する中、パニックになってた事は前も書いた事があるのかな。そんな経験やコロナ関連もあり、末端の下流からの見方ではなく、様々な角度から物事を考えてみようと勉強し始めましたが、さっぱり成長してません(涙)。一応、この時のメディアの報道は「産地の南アフリカ鉱山でストが起きた」と報道されてましたが、もしこの流れ(※プラチナ上昇)が続いたらどのように報道されるか待ち遠しい。そして、今後どうなるかなんて誰も分からない(←売られれば下がるだけ)。

銀(シルバー)価格の上昇は実経済への影響が大きい気がして少し不安。過去の銀相場チャートこの尖った動きの先に何があったのかは簡単に調べる事ができる時代なのは大変にありがたく、誰もが事実を確認できます。欧州債務危機もギリシャ債務危機も2度のオイルショックも、その背景にあるのは政治的と経済的要因が関連した紙幣(お金)への信用問題かね(←無知な馬鹿の勘違い?)。お金を出して物が何も買えない・・・世界もある訳で、そこから派生した地域紛争に関してなど、グーグル先生に尋ねれば優しく教えてくれます。そして高い熱伝導率を有する銀は、様々な工業用品に使用されており、その価格高騰がもたらす結果として実体経済へ影響がありそう。しかしながら、やっぱり角度がエグイ。この先の展開を見守り続けるけど、青い線をもし越えたらどうなることやら。(←そしてこちらも、売られれば下がるだけの話なので、分かる訳ない。)

状況的に同じ理由を探すと知れば、ソブリン債(←国が発行する国債など)に対する信憑性の話も少しは関係してそう。昨年から、今年は「国の債務」という点で騒がしくなりそう・・・などと書いてたけど、事の進展は一つもなく、米国様だけじゃなく他の国でも同じ話がでてきてます。意図的な通貨発行量の増加や通貨安がインフレに繋がることを肌で体験したこの数年、物価高というキーワードは世界中で起きてるけど、金利上昇の影響でそろそろ終焉も見えてきた感もあります。ただ、その結果として残った国の債務に対し、海の向こうの大統領様が金利コスト(借換国債の利回)について言及され、残り時間が刻一刻と減り続ける中で、次は何をされるのか・・・。米国様の事は好き勝手書いてますが、こちらも同じような問題(金利上昇)を抱えてるので、雲の上の方々の聡明なるご判断をご期待申し上げます。もう数年前とは状況が全然違うんだろうな・・・・この先どうなるやら。

【尚、初動の動きから空想物語を膨らませているだけなので、事実など一つもなく、少し怪しい人間が夢物語でも見てるんじゃね?】とでも認識頂けると助かるかな。どなた様かの発言や行動で、瞬間的に色々変わるので。そして【全て質屋丁稚の夢物語】で作り話であることを付け加えさせて頂きます。

本日は以上でございます。



天皇陛下御在位三十年記念 1万円金貨幣プルーフ貨幣セット 平成31年2月発行

鴫原質店の弟さんです。

今回はお店で買取させて頂いたゴールドのお金を記録用に取り上げます。天皇陛下御在位三十年記念 1万円金貨幣プルーフ貨幣セットそれがこちらの「天皇陛下御在位三十年記念 1万円金貨幣プルーフ貨幣セット」。セットと明記されてるけど、こちらは1万円金貨がひとつのみの商品です。後で触れますが、5百円銀貨とセットで販売されたものもあるので、デザインの統一か、それともそういう名前に決めたのか?は不明です。

外箱はとても美しい鳳凰様。外箱の模様平成31年2月付けで造幣局より販売が開始され、造幣局の販売年度を見ると平成30年度と記録があります。年度の終わりは3月までなので、少し混乱するかもしれない部分かな(笑)。

表面のデザインはこんな感じ。金貨の表面描写は毎回少し異なるけど、鳳凰と白樺と桐の葉は天皇陛下コレクションの定番コンセプト。真ん中にあるのが白樺の花と葉で、左右の葉っぱが桐かしら?。桐は割れにくく軽いという特徴の他、湿気に強く保温性があり、防カビ、防虫効果などにも優れていて、日本の木製高級品(楽器や家具や風呂)に多く使われていてなじみ深い木材でもあります。そして鳳凰様がお休みされる為に「とまる(着地する)木」とされているようで、そんな桐の葉っぱが描かれているのは、何だか日本だな~って感じがするのは私だけかもしれないですね(笑)。でもさ~白樺は皇后様のイメージが強くないですか?。

裏面も定番コンセプト。金貨の裏面「菊の御紋」とも呼ばれる「十六葉八重表菊(じゅうろくようやえおもてぎく)」。天皇陛下や皇室に関わる記念品の殆どで使われる、個人的には見慣れたものです。右側の【三十年・年13成平】のところをよく見ると、年度と年の違いをデザインで表現してる点が想像できますが、そんな事を考える人は少ないと思われる。というか、大体の人は興味ないよね(笑)。

ケースにはこのような偽造品対策がされてました。ケースの偽造品対策とはいえケースを開けるのが凄く簡単だったので、中身を入れ替えた偽造品には要注意だゾ!。昔の同種の10万円金貨幣で偽造品が確認されてるので、付属品などには目もくれず、品物の真贋(ゴールドかどうか)をシッカリ確認したいところです。

説明書があるのでそのまま掲載させて頂きます。重さは20.0グラム、直径28ミリ、品位はK24、製造枚数は5万枚。説明書造幣局のページ(こちら)で確認すると、今回取り上げた品物の他にプルーフ貨幣2点セット(1万円と5百円)という商品が3万点あり、そしてこの1万円貨幣セットの発行数は2万点で、合計5万枚あるという事ね。品物の造りのポイントをシッカリ頭に叩き込み、真贋などに迷わずに、まだまだ訪れるであろう出会いに活かしていこう!。

「昭和」は62年、「明治」は43年、「平成」は30年と過去200年の年号の中では3番目に長かった年号です。そして平成の世の天皇陛下は明仁天皇様。明治時代以降で初めて、生前退位を自ら志願し、その結果として法律まで変えてしまった方。そのおかげもあり、令和の現在におけるいくつかの機会に、天皇と上皇が同じ場面で見る事ができるのは、少し変わった風景でもあります。国民主権と定義が変更された世の中において、お立場を全うされた初めての方でもあるのかな。

歴史に名を残した人物は多いですが、人の生命の限界もある中で、君臨し続ける事を望み、富や権力と名誉を死ぬまで欲する傾向が過去に多く見られるなか、とても勇気のいる判断とご決断。平和と秩序を望み、混乱を危惧するお気持と、高齢化社会における人の歩む方向を見定めてこのような結論を導き出し、そして行動されのかしら(※事実不明!)。色んな意見や賛否があるのでしょうが、一つの姿勢として心より見習いたいと思ってます(←個人的意見!)。平成の言葉の意味を調べて前に書いた事があるけど、「国の内外、天地とも平和が達成される願い」が込められております。いつもの事ではありますが、「世界が平和でありますように!」とお祈りして終わろうかな。

本日は以上でございます。



タイ旅行記 – ジュエリーフェア編

鴫原です。
今回はジュエリーフェアー編です。

タイでは定期的にジュエリーフェアーが開催されます。
藤田さんが案内、買付のお手伝いをしてくださるとのことで数名が同行しましたが、私の目的は買付ではありません。
当店の通信販売では海外の代行業者から頻繁に注文が入り、店舗には海外の宝石業者が仕入れにくることがあります。インドの宝石商の方々はからは何度もご購入いただいておりますし、スリランカの鉱山主が最高品質のサファイアを700万円で購入されたこともありました。
そんなこともあり、今回のフェアへの参加において、私の主な目的は各宝石ごとの海外市場における相場と、私たちの二次流通(中古)相場との違いを把握すること、世界のカラーストーン取引の中心地であるバンコクにおいて、どのような形で取引が行われているのかを理解することとなります。

前回と同様、藤田さん宿泊先のホテルに集合。高架鉄道→地下鉄と乗り継ぎ、会場であるクイーン・シリキット・ナショナル・コンベンション・センターへ到着です。

タイ・ジュエリーフェアの受付
ジュエリーフェアの受付

大きな建物で来場者も多い為、入場手続きをする前から二グループに分かれてしまいました。(汗)
なんとか藤田さんのグループと合流し、タイ国大使館から送られてきた書類とパスポートを提示して入場パスを頂いた後は各自会場を回ります。
会場は非常に大きな建物の一階と地下の全フロアを使用しています。

ジュエリーフェア会場会場の縦・横の端から端まで。これが2フロアあります。

そこに世界各国から宝石関係業者が集まり展示・販売会を行い、それを目当てに世界各国から来場者が訪れます。
完成されたジュエリーだけではなく、研磨済や未研磨の宝石、鑑別用機材、ネックレス作成機器やワックス鋳造機等の機器、デザイン用CADソフト等々色々なものが販売されています。

様々なジュエリー用機器

様々なジュエリー用機器が展示・販売されています

まぁとにかく広い、取りあえずはどこにどういう商品があるのかを把握するために速足で回ることにしたのですが、4時間経っても終りが見えません。
休憩するために正面玄関に行くと・・・軍隊の楽隊が並んでいます。
タイの軍楽隊
次第に人々が集まり、賑わいを見せ始めました。不思議に思い、その理由を尋ねたところ、「キング、キング!? いえ、クイーン、クイーン」と教えていただきました。
しばらくすると、ジュエリーフェアの会場入口が閉鎖され、軍楽隊の演奏が始まります。そして、複数の護衛車に囲まれた中心の車から、女王陛下と思われる方が降り立たれました。入口には、王女様のデザインされたジュエリーが紹介されています。「王女様のジュエリー」とは、なんと魅力的な響きでしょう。

タイの王女様
王女様のジュエリー紹介。タイ語で書かれていましたが、google翻訳で理解できました。

そういえば、大使館で登録したパスを利用すると、ラウンジを利用でき、軽食やドリンクが無料で提供されるほか、マッサージのサービスも無料で受けることができます。このように、タイでは国を挙げて宝石産業を推進しており、その取り組みは、現在の宝石業界におけるタイの地位の確立に大きな影響を与えているのでしょう。
その後は閉館まで速足で会場をまわり、なんとか全体を把握することができました。

その晩はジュエリーフェア―に同行した方々+バンコクに長期滞在しているGIA-AAJ会員のかたと一緒に屋台で食事をすることになりました。こちらも藤田さん行きつけの屋台です。
メニューをみてもどんな料理か分からないので皆さんに注文をお任せし、頂きましたがどれもおいしい!辛い料理もココナッツミルクが辛みを抑えてとても食べやすい。
それまではあまりタイ料理は得意ではありませんでしたが、今回で好きになりました。 タイの軍楽隊

 

 


次の日は前日に目星をつけたブースをめぐります。
・石を見せてもらい
・二次流通での業者間価格を想定
・販売価格を聞く
というのを繰り返します。
二次流通と大きく離れているのもありますが、二次流通にかなり近い価格のもあります。
私たちの中古相場というのは需要によってのみ決まり、新品の場合は価格設定は相場もありますが仕入コストにも左右されます。そのため、一概に判断することは難しいものの、石ごとの価格差を把握することで、今後の商売に生かせそうです。
ブースを回っている中で、藤田さんたちのグループとお会いし、買付の様子を見学させていただきました。
宝石の買付風景 ジュエリーデザイナーとしてお仕事をされている方々からの相談に藤田さんが対応され、色による産地の違い、相場、石の見極め方、価格交渉の方法などを説明され、多くの学びを得ることができました。
数多くの宝石を見て回り、最終的にはお二方ともお目当ての宝石を数石購入することができました。
この宝石たちからどんな素敵なジュエリーができあがるのか楽しみです。

 


日タイ橋
移動中に見つけた橋

日本のODAによって掛けられた橋らしいです。





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