2025年04月23日
鴫原質店の弟さんです。
今まさに話題性がありそうな品物を譲って頂きました。でもこれは前にも何度か見た事があり、以前に取り上げた可能性もありそうかな。とはいえ、書き方的にモノの紹介で終わることは少ないので、ここ暫くの間に見続けてる事とこの品物を関連付けて【作り話】でもしてみようかしら。そんで今回の注目点は1971年!です。
【全てはお馬鹿さん(私)の妄想と夢物語で信憑性はありません事をご理解下さい】
その頃の日本は、戦後の焼け野原からの復興で世界中が目を見張る経済成長を遂げる中、1966年からは更に建設国債を発行し公共事業を拡大させ、後に「いざなぎ景気」と呼ばれる超好景気をむかえたようです。第1次ベビーブームの子供達が成長し、労働力が大幅に向上される中、道なきところに道(※インフラ)を造り続けるので、日本中に仕事がありふれ労働者全員が大忙しで大儲け!(←推測です)。世の中は活気にあふれ、第2次ベビーブームの一つの要素ともなったのかなと想像してます。そんな熱気あふれる経済を落ち着かせる為、1969年9月には公定歩合(現在の無担保コールレート翌日物)が6.25%に引き上げられ、景気は徐々に抑えられていく事に。現状では信じられない金利水準だし、労働に従事する事が確実に儲かるってところに、なんだか夢があるね!(※一応付け加えますが、週休2日制も8時間労働制も残業制度も整ってなく、ただ真面目に働く事が大前提の時代だと想像できる他、実際の労働環境は当時の方のみぞ知る!って事で。)そんな経済状況での1970年3月、「人類の進歩と調和」をテーマに開催されたのが日本初の万国博覧会「EXPO70」。当時建設された岡本太郎さんデザインの「太陽の塔」は、50年経過した今でも万博記念公園(公式ページはこちら)にご健在です。この頃を調べて感じるのは「激変の時代だな~」という事と、祖父母と父母が凄い時代を生き抜いたという事かな。じいちゃん、ばあちゃん、父ちゃん、母ちゃんありがとう!、そして不出来な息子でホントごめんな~(涙)。
さて一応この記念金貨について触れておくと、18金で重さ13.4グラム、直径27ミリ(←※話の内容的にどうでもいい)。話は戻って、公定歩合の6.25%を考えた場合、どうしても財政状況が気になり、日本の財政を調べてみる。「日本政府 借金 1970年」とグーグル先生で検索すると財務省が発表してるPDFデータ「1970年度以降の長期債務残高の推移」が見つかりました(こちら)。昭和45年(1970年)の長期債務残高72,592(億)円のGDP752,985(億)円で対GDP比10%との事。感想や私見を述べる立場にありませんので、日本の債務についてはここで終わりにしよ!。
ここ数年間、真剣に「円」という通貨を観察し続け、興味津々の私はその時の為替状況へ興味が・・・。※チャートはいつものトレーディングビューから(こちら)この時代の大きな出来事はこんな感じ。
【1971年】
8月15日ニクソンショック。
12月にスミソニアン協定で1ドル360円から308円に引き上げ。
【1972年】
第一次石油危機。
【1973年】
円の変動相場制に移行。
第四次中東戦争勃発、石油危機に拍車(トイレットペーパー騒動!等)。
【1974年】
国内卸売物価は前年度比20.1%上昇、消費者物価指数20.9上昇で狂乱物価!。
僅か24年で1ドル約360円が約78円になった歴史を見るに、この10数年の出来事(←為替変動)など容易い事のように思えてきます。現状150円程度でウロウロしてる「円」という通貨は、国際情勢、特に米国様との関係において、場合によっては1ドル「100円」にも「200円」にもなりえる通貨(※対ドルに対してのみ)である認識は持ってた方がいいのかもしれない(※個人の感想です)。そして気になるのは、最近では国内米類の価格が【1971年以降最大の値上がり!】(←報道されてます)らしく、ドルに対し理由なき円高が進む状況も似てるよね。余命僅かのおじちゃん(←私)ではありますが、まだまだ小さな子供達を養っていく為にも、社会情勢と現状認識は続けていかなければ!!!。今後どうなっていくんだろう?。
そして話はブレブレで「ニクソンショック」へ(1971年)。通貨発行権限を持つ国が、意図的に通貨発行量を調節できる経済のスタートラインですが、このブログで何度も触れてる債務(←米国の)増加のスタートラインでもある。※他国の事は好きかって書ける(笑)!。紙幣供給量の増加によるインフレにより、金融資産から受ける資本対価が増加し続けた結果、第1次と第2次産業が衰退し続ける経済構造がスタートして約50年。経済学上でペティ・クラークの法則と大学時代勉強した事がありますが、大学の頃は「スゲ~~つまんね~~」と思ってた事が、最近は凄く面白かったりする(※経済学部出身です!!)。海の向こうの大統領様がやろうとしてる事は、一部の資本家のみに資本が集まるり続ける経済構造の是正のように感じており(※完全に個人の見解)、何度も繰り返し拝見した大統領就任式の演説で最終目標を掲げてたように思えます。第1次・第2次産業に従事する人々が、お金があり余って使うところが無い!事を目指したいという発想が凄いし、日本にもそんな時代があったのでしょう。そして、1971年の歴史に残る出来事として、当時の大統領様がFRBバーンズ議長に対し「低金利政策」を要求。なんかコレって今もやってるし、米国債6兆ドルの借換が始まるまでの時間があと少しの状況で、市場を見ながらアレやコレやと日々変わる発言に世界中が釘付け状態。まだしばらく続きそうだけど、今後どうなっていくんだろう?。
そんな世界中を巻き込んだ変革への無謀とも思える挑戦が、日本の大阪万博の時期と一緒というのがなんか不思議だな~って思ってい矢先、この品物「EXPO’70大阪万博記念メダル」が目の前にでてきたのもまた不思議。ただ、その変化の初動さえもが、世界中の人々の生活に対してあまりにも影響が大きく、私も被害者の一人だったりする(哀)。世界経済の中心地の今後の変化が、他国の現状の経済活動を減衰させる可能性もあり、その派生による大きな災いが生じない事を切実に祈ってます。万博って確か「平和を祈る祭典」でもあったように記憶してますが、兎にも角にも、世界が平和でありますように。どうなるかなんて今後次第だけど、今回の件がもし成功すれば、将来の円の需給を益々悪化させる気がする反面、失敗すればその先にまってるのは・・・?。米国様の高金利・高債務・通貨安に加え、金(ゴールド)価格上昇という構図が【歴史上のあの時】と似てると感じてる方は多いのではないでしょうか?。ホント今後どうなるんだろうね~。マジで老後ガ不安だヨぉォ~~~!。
※最後に一応付け加えますが、【大阪万博と1971年との意味も無い連想物語】で、タダの作り話と個人の感想である事、何卒ご理解下さい。
本日は以上でございます。