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質屋のスタッフブログ

棚卸

鴫原質店の弟さんです。

今週は月曜日から皆で棚卸をしておりました。
その方法が例年とは少し変わっていて小さな値札に小さなバーコードを貼るという作業。

バーコードをコンピューターに読み込めるようになるので、今後の作業が楽に(?)なるかもしれないトライアルです。

当店は小さなお店ですが1,800点弱の在庫がある為時間はかかります。

皆で協力してようやく4日目で終わりました。作業の内容的にどうしても目を酷使する為、若いスタッフのM君が大活躍。恐らく人の数倍のスピードで進めていたように感じます。

これからはバーコードが付いた値札を最初から印刷することになりますが、これがまた大変です。1枚約10秒程度で行っていた作業でしたが、昨日15枚の値札を作ったら30分弱かかりました。バーコードの導入でどれだけ楽、又は早くるか、正確さが増すのか。今はまだ分かりませんが、実際に意味がないのであればロスする時間の方を惜しんでやめるかもしれませんね。

でも色々とやってみるって大切ですよね。
今日はここまで。



模倣された金時計

鴫原質店の弟さんです。
今日は前回の裏蓋オープナーの紹介をした時に中身を覗いた時計のご紹介です。

その時計とはこちら。

どこかで見たことがある豪華な金時計。
一応最初に書きますがルーペで見た瞬間に分かる程度のものです。重さから察するに金でできています。
推測だけでは買取することはできませんので、複数の検査をした後に金でできていることを確認し、金の値段のお見積をして売って頂きました。責任をもって跡形もなく溶かしてしまいます。

各部を見てみます。
リューズとバックルがこんな感じ。

クラスプとケースサイド。

しっかりとシリアルが刻まれています。

正面から見たところがコレ。

中身は前回紹介した通りで、ロレックスの純正ムーブメントCal.1570の改造品が入っておりました。

 

多分ですが、普通の方だと絶対に疑いもしないのかもしれません。ただ実物をお持ちの方やロレックスに触れる機会が多い方は瞬間的に違和感を覚えると思います。何がどう違うとかは書きませんがすべてが根本的に違います。
※写真は撮りませんが、裏蓋にROLEXのメンテナンスを弾かれた印もありました。

「750」という刻印がありますが18金である保証などはどこにもありません。そもそも豪華な高い時計を安く持ちたくてこのようなものを作り出したわけですから、18金を使っているかさえ怪しいものです。ただ30年くらいまえは、実際にはこのような時計が沢山作られていたようで今まで結構沢山見てきました(笑)。

 

実際に3月1日にも非常に若い男性の方が、おばあさんの時計だということでこれと同じタイプのレディースの金時計の買取見積で来店されました。一応買える精いっぱいのお見積すると若干不信感をもたれた様子です。

インターネットが一般的になった現在では、例えばこのようなものを検索して調べるのに「ROLEX」「ダイア取り巻き」「金」などのワードを入れるとそれ相応の売値が見れます。当然売っている値段が高ければその売却額に期待が膨らむのも当然。

複数店舗を回る様子だったのでしっかりとお伝えしました。
「純正の部品がどこまで使われているか分からないもの」
「これを売ること自体が商標権の侵害になる可能性があること」
もし正規品として数十万の価格で買い取ってしまった店舗があった場合は、非純正であることが発覚し次第「詐欺」で訴えられる可能性すらあること。

 
私の余計なおせっかいなのは分かっています。
彼があの品物をまだもっているのか?
他に売却先を見つけうったのか?
当店にも来ていただいたお客様ですので、目先のお金の為に変なことに巻き込まれないことを祈るばかりです。



質屋の道具「ROLEX専用裏蓋オープナー」

鴫原質店の弟さんです。
今日は「質屋で使うアイテム」紹介。
この系は凄いしばらくぶりのような気がします。

「見てるよ~」と言って下さる方の話では、道具紹介ネタが結構ツボにハマるらしいです。一般の方が見てくれるようなブログ更新を続けていこうと思っておりますので、興味があることを教えて頂ければなんでも取り上げていきたいと思います。

さて……ジャーン!
EIKOのROLEX専用裏蓋開閉機。

正式名称は分かりません!
使い方とその理屈は簡単なのですが、慣れてないと裏蓋ネジ山を痛めます。力加減が弱いとネジ穴が滑ってネジの山が傷つきます。その上、意味もなく押しつぶすとベゼル付近にダメージを与えますので、慣れていない人には触らせたくないアイテム。

とはいえ誰も最初から慣れてる人などいないので、使い方のコツをコツコツと教えていかないといけませんね。

使用方法はメンズ用とレディース用など大きさの合う丸形の特殊ネジを先端部にはめ込み、裏蓋のネジと合わせてハンドルを回すだけです。ただ押し込みながら回すので上記画像にあるような輪の上に時計をセットしないとベゼルとガラスを押しつぶします。


こんな感じでセットして優しく押しながら強く回します。
最初だけ回してしまえばあとは機械から外して手でくるくる回したほうが傷をつけるリスクが減りますね。ごじゃごじゃと下に置いてあるのはサランラップやビニールなどで、ベゼルに傷を付けないための緩衝材です。

裏蓋を開けるとこんな感じです。

Cal.3135と書いてはありますが、Cal.1570の改造品らしいです。
(※技術屋さんに確認したので間違いないと思います)

基本的に使うことは少ないアイテムではありますが、今回のように一応中身を確認しないといけない場合に使用しております。中身が違うもの入っていることなんて普通は想像もできないでしょうけど、たまにあるんですよね。

中古の時計を購入するときはそのお店がどのような点検をやっているかをしっかりと確認することも重要です。しばらく前の事ですが、社長が業者間オークションで買ってきた時計を整備に出したら、中身が違うと技術者から指摘され改造品流通を防止できたことがありました。その時計は荷主(出品業者)へ返品できましたが、その後その時計がどうなったのかは知る由もありません。

ブランドの時計でも「エタ」の機械を使っているところも多く、故障後に代用品で済ませたのかは分かりませんが、外見上は間違いなく正規品の基準にとどまるものでした。外側から見たら中身に何が入っているかなんて分かる訳ありませんので恐ろしいことです。

次回はこの金時計に関して簡単にご紹介したいと思います。
今日はこんなところで。

本日も鴫原質店のスタッフブログをご覧いただきありがとうございました。
時計の修理/電池交却/販売/買取は仙台の鴫原質店へ
お見積は無料ですのでお気軽にご利用下さい。





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