質屋のスタッフブログ
2022年02月02日
鴫原質店の弟さんです。
昨日の買取品の中に初めて手にした品物があったのでご紹介します。
こちらは1972年に開催された札幌オリンピック冬季大会の記念メダルです。50年も前の品物ですが、よく残ってるな~というのが初見の感想かな。
恐らく今後みる事がない可能性が高いので付属品もチェックしときます。
尚、画像の下の文字はケースを開けた上蓋に記された文字です。
小さな冊子にはメダルの関する情報が記載されていました。
メダルの直径は30ミリ。品位は純プラチナで36グラムとの事。当店の計りでは何度やっても36.1グラムを計測してしまいますが・・・・見間違いか?。
表のデザインはこんな感じです。
北海道の上に聖火が描かれているのかな。冬季大会の記念品なのになんだか暑そうなイメージのように思えます。
裏面のデザインはこんな感じです。
「第11回」という最初の文字が「札幌」という文字に干渉してるところが少し残念だと感じました。第11回目の冬季オリンピックである事を第一に考えて欲しかったと思うのは私だけでしょうか?。ここに自己アピール的な感覚はいらない気がします。
細かい部分を見てしまうのは性分か。
文字自体や文字の間で隙間が大きいと鏡面仕上げになってるのに、間隔が狭い部分は文字の一部と同化しています。技術的な問題か、時間的な問題か、費用的な問題か、良く分かりませんが今時の技術ならやってやれない事はない点が気になります。
一番気になったのはこの鋭利な角。
大げさではなく下手したら手が切れる位に角ばっていて持つと痛かったです。現代の感覚で言うと角を落とすの当たり前だと思いますが、これも時代の流れなのか?。それともオリンピックのメダルって角が鋭利なのか。知る由もなしですが・・・・。
北京2022オリンピック競技大会がもうすぐ始まりますが、50年も前のオリンピックの記念品が目の前にあるのが不思議だ。でも待てよ・・・・。オリンピックって4年に1度(?)。50年前にオリンピックが開催されているのは何故だ?。と思って調べてみたら、1992年の次の冬季大会は1994年に開催されていたので2年間短縮されたようです。理由は知りませんが、それ故に50年前なんですね。
オリンピックは「平和の祭典」と言われております。開催年号を調べてみると1940年と1944年は開催自体が中止されており、これは一般的に言われる第二次世界大戦の影響なのでしょう。そう考えると、もうすぐ始まる北京オリンピックの開催はとても喜ぶべき事なのだと改めて実感させられます。雲行きが怪しい世界情勢だと感じられるニュースが散見されますが、世界が平和である事を望みながら、オリンピックでの日本選手の活躍を期待したいと思いました。
本日は以上でございます。
2022年01月22日
鴫原質店の弟さんです。
市場(業者間オークション)に参加していた時、出品されていた品物に不思議なものがありました。
こちらはルイヴィトンのアマゾン(M45236)というバッグで、20年前位に爆発的に流行した知ってる方も多い品物です。バッグの名前などはどうでもいいのですが、背面から鋭利な何かでザックリと切込みを入れたような状態で、内部が完全に露出した状況でした。「何をしたらこうなるんだろ?」とその状況を意味もなく想像してしまいます。「刺された?」「刺した?」「ストレス解消?」「八つ当たり?」などか?。そもそも空想する時間が無駄だだけど・・・・・考えてしまうのは性格のせいです。
考えてみれば内部を見る事ができる貴重な機会かも。一般的な業界語で「トアル地」と呼ばれているモノグラムやダミエで使われているこの素材は、丈夫な綿素材にコーティングを加えた素材ということ。普段は表面のコーティングされている部分しか見えませんが、素材の裏をマジマジと観察する事ができます。
背面はとても細かく編込まれた丈夫な繊維質の素材(画像の左側)。触れてみるととても丈夫な素材である事が再確認できます。内張りの内側(←言い方が難しい)はザラザラとしたコルクが連想されるような素材で造られおり、湿気などにも強そうな感じですね。
向きを変えてもう1枚!(パシャリ)。
内ポケットまでザックリと刻まれた断面により普段みる事のない部分が観察できます。凄くどうでもいい話ではありますが、切り口を見ると数回に分けて強い力で引き裂いたという感じでしょうか。鋭利な刃物だとしても一刀両断とはいかない強度なのかもしれないですね。
そしてこのようになったバッグはいくらで競り落とされたのでしょう!?。何と最高落札価格は5千円でございます。5千円は確かに凄い金額だと思いますが、発句が千円に対して1~3千円で多くのバイヤーが声を出しており、たまたま5千円つけた方がいたという感じに見えました。内張りがベタベタで外側のダメージが大きい同じバッグが3千円で競り落とされている状況下で、刻まれたバッグが5千円というのも物珍しさへの敬意なのか?。
韓国のユーチューバーがルイヴィトンの大きなバッグを分解してトアル地を採取し、その素材を器用に利用して、ルイヴィトンの再生品のようなものを制作している動画を見た事があります。どうせ素材を取るのであれば旅行カバンのジャンク品などから大量のトアル地を採取した方が効率は良さそうなので、今回のケースでは素材集めに購入した可能性は無さそうかな。色々な立場の人々が集まる市場なので、全てを理解する事などはできませんが、この品物の使用用途を色々と考えてしまいました。未熟な私には理解できない値段ですが、正規品の中古を販売するという枠からは逸脱した値段である事は間違いなさそうで参考程度にと考えています。このバッグをもし店頭に5千円で展示しても売れる気がしないしね。
本日は以上でございます。
2022年01月17日
鴫原質店の弟さんです。
今回は令和4年1月16日の休日日記。スポ少の送迎の空いた時間で、幼児を外で遊ばせるだけの普段と全く変わらない休日ですが、何となくの定期更新と施設紹介なども兼ねているので、訪問した場所をご紹介したいと思います。
この日は午後早くから台原森林公園に行ってきました。
市街地から近い場所にあるこちらの公園は、森林というその名前の通り、大自然に囲まれた非常に規模の大きい施設です。夏場には蛍、秋には紅葉など四季の変化を感じる事の出来る自然豊かな素敵な公園って感じかな。私の小学校時代の遠足もこの公園に来た事を覚えていますが、インターネット上の情報によると開園は1973年という事。普段は思いもしない事ですが、この公園ももうすぐ50歳になる場所なんですね。
専用の無料駐車場がある他、仙台市営地下鉄の2駅と隣接しているのでアクセスも楽ちん。
仙台市科学館(公式ページはこちら)とも隣接しているので、組合せれば1日中遊べます。
「大池」と名付けられたこちらの池には鯉やカモが優雅に泳いでいました。
食パンなどの餌を与えている人が数名いて、楽しそうで羨ましかった(←私が)。今度来るときは何か持っていこうかな。カモや鯉の食べっぷりって見てて気持ちがいいですよね。
この日の来園目的はこちらのアスレチック広場。
小さめですが9つのアスレチックがあり難易度は中級(?)程度です。ウチの子にできるのは半分位だったのと、雪の影響で滑り台にお尻をつけると汚れてしまう事もあり、いまいち全力で遊んでる感がありません。30分ほど体を動かして早々に場所移動を決めました。少しですが人も増えてきたこともその要因です。
次に向かった先は仙台市泉区の紫山公園。
高級住宅地にドンと構える地域の(普通の)公園ですが、山の傾斜を利用した複合遊具が魅力的なところかな。無料の駐車場も完備されており(←これ重要)、人ごみを嫌い自然を愛する方にはお勧めしたい。長めのローラー滑り台があれば小さな子供達はテンション爆上げです。繰り返しますが地域の普通の公園です。
そして私の期待を裏切る悲惨な結末!
ここに来た最大の目的だったローラー滑り台が使えない事が発覚(涙)しました。突発的な行動だったのでしょうがないけど、車で30分かけて移動した意味なし・・・・・。
それでもほぼ無人の公園でチビ助は楽しそうに遊んでくれます。
この子はここに来るのが初めてなので何でも物珍しいのでしょう。小さい頃って違う場所に来るだけで楽しいですよね。靴が濡れるとか服が汚れるとかは諦めて、寒さに負けず全力で(私も)走りまくりました。
複合遊具1台以外は何もない傾斜ですが、裏の山に登ったり、意味不明なかくれんぼなど、本気で遊ぶ気にさえなれば楽しく遊べます。
清閑な住宅地に私達の「1~2~3~」というかくれんぼのカウントが響き渡ります。考えてみれば近所迷惑な話かも(すみません)。画像ではうちのチビ助以外に人っ子一人いませんが、別に人がいないところを狙って撮影しているのではなく、実際に人がいませんでした。仙台市泉区は標高が少し高いので気温も低く、この公園自体が風を遮るものの無く結構寒かったです。そんな中で遊ぶ私たちは周りからどんな目で見られているのやら・・・・。周りに人がいないので関係ないけどね!。
帰り際、子供ながらの定番のお遊びをパシャリと撮影。
「必殺~~」とか叫んでましたが、私達の年代だとドラゴンボールの元気玉を連想します。この画像を見て、どんなヒーローの技を思い描くかだけで、年齢が判別するかもしれません。
この後は体育館に行ってスポ少組を回収し、休日の仕事が完了です。尚、今回訪問した場所は宮城県でも知名度ある場所なので「台原森林公園」や「紫山公園」とグーグル先生に尋ねれば正確な情報が得られるので興味がある方は調べてみて下さい。観光目的などでワザワザ遠方からくるような場所ではない事をしっかりとお伝えしたいと思います。再三繰り返しますがただの「地域の公園」です。
この「スタッフの休日」というカテゴリーに関して、「昨今の社会的事情」により行った場所を書くのに様々な気を使っています。人ごみは確かに避けてますが、外出する場所を選別して出かけており、県外などにも行っていたりもします。地域の観光スポットの紹介などもしたいので、今年こそはそういう事なども気軽に紹介できるような状況になればいいなと願います。コロナ早よ終われ。
本日は以上でございます。