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質屋のスタッフブログ

早朝の警報

おばんです。鴫原質店の弟さんです。
当店は今、建物天井の防水シート補修の為に、建物全体が覆われており普段からひっそりと存在する建物がとっても目立つようになってます。でも当店だと分からず通り過ぎていくお客様や、閉店していると思われてしまうお客様もいるようで、工事終了まで少しご迷惑をおかけすることになりそうです。

さて外見はこんな感じになっており、普段私たが出入りする通路も扉で塞がれました。建物の外観建物の外観

営業中は駐車場の柵をしまって、駐車スペースを確保してますので安心してご来店下さい。建物の外観建物の外観

この建物の中にはいくつものセンサーがあり、警備体制になると勝手にあちこちと動き回れない状態になっているのですが、今回は足場を組んでいることもあるので、建物の外側にも警備が導入されてます。

そして!本日の朝5時過ぎにその警備にアラート警報がでて、警備会社はくるわ警報はなるわ、なかなか大変だったようです。

犯人は・・・・!

なんと・・・・・新聞配達の方でした

新聞は敷地内におちていたそうです。ポストに手は届かず、中には入れず、何となく新聞を外から投げ入れたのか?それとも侵入してしまったのか?早急に駆けつけた警備会社から状況確認の為に、新聞配達社に問い合わせまでいったようで、午前中には配達会社の方も来ていました。

私は誰も悪くない気がするぞ!(笑)
むしろ連絡していないうちが悪いのでは?

という事で、新聞置き場を外に簡易的に設置することにしたようです。ご迷惑をおかけした配達員さんへの配慮が伝わりますかね?。皆さま大変ご迷惑をおかけしてすみませんでした。新設された新聞置き新設された新聞置き理屈でいえば、野良猫が入ってくるだけでも警報が鳴りそうだけど、質屋のセキュリティを考えると当然の選択です。家主さん(社長と社長夫人)が寝不足にならないことを祈るばかりです。



市場の準備

おはようございます。鴫原質店の弟さんです。
今朝は朝から市場の出店準備をしおりました。市場に出品する商品市場に出品する商品そういえば市場について書いたことないな~と思ったので簡単にご紹介です。

一般的に、魚屋や花屋、質屋や八百屋などなど、〇〇屋と呼べる商店や販売ブースでは〇〇屋同士の買い付けが行われる市場があります。例えば、仙台市には中央卸売市場があり「食肉」「青果」「花き」「水産」と部門が分かれてセリが行われており、スーパーなどに並ぶ食材もこの市場を通じて買い付けが行われたものが多いと想像します。流通の安定を守るために、多くの方々がこの市場に関わり、そして売る側にも買う側にもとても重要な役割を果たしています。ユニクロやニトリなどの大手が、自社生産の自社流通でこの中間コストを完全にカットした販売方法を実践してますが、今でも多くのお店はこの市場という流通の一部に関わっているのではないでしょうか。

そしてもちろん質屋にも市場があります。今回出品するのは宮城質屋協同組合直営市場「宮質共栄会市場」というところ。昔から運営していたことが容易く想像できる漢字を沢山並べたネーミングではありますが、宮城県を中心とした東北の質屋が運営してきた歴史ある市場です。突っ込みたくなる性格なので書いてしまいますが、カタカナも平仮名もなく、もしかしたら中国の何かの翻訳かと思ってしまいますね(笑)。こんな事書いていいのでしょうか……(汗)。

入荷した商品はできるだけ店頭で売りたいと考えてはいても、やはり売れない品物が多いのも現実です。市場に出品する商品市場に出品する商品明らかにデザイン的に古いとか、金額的に売れないとか、そういうものを市場に売りに出し、そして売れそうな物を市場で仕入れてお店に陳列しています。

今回出品する物の中には1キャラアップのダイアモンドが2点ありました。1カラットのダイア商品2点1カラットのダイア商品2点数年前だったらお店で陳列して販売していましたが、現状ではお客様の需要が減っています。左側の品物はタイピンですが、例えば相場で値段をつけて陳列していても売れる気がしません。市場ではこういうものが適正価格(相場)で取引され、ダイヤ屋さんや宝石屋さんがセリ方式で購入していきます。ここからは想像ですが、リメイクしたり、石だけを取り外して海外で販売したり、それぞれが特徴のある商売方法で売り抜けるのでしょう。販路や顧客が違うから、それ故に、質屋の市場へ参加している人は共存共栄を意識しています。だから市場の名前は「共栄会」なんですね。

相変わらずどうでもいいお話が続きましたが、出品予定の中に面白いものを見つけました。魅惑の色の宝石魅惑の色の宝石
私たちには関心がない事でも、このブログを見てくれている方にはとても興味深いと思って頂けるお話を書けそうです。ということで次回の更新に、この神秘的で綺麗な石について書きますね!。質屋の道具を早く終わらせるとか少し前に書きましたが……、目の前の物をその時に取り上げておかないと、すぐに目の前からいなくなる仕事なのでしょうがない!と自己解決しておきます。本日は以上でございます。



オパールの遊色について

こんにちは。鴫原質店の弟さんです。
ホームページの宝石説明用に社長さんから撮影依頼を受けた写真と、通販用の商品撮影画像があるので、それを使用して何となくオパールの楽しいところを見て頂きたいと思います。いつものことですが、完全に私個人の主観ですので、宝石学上のなになにとか、宝石の価値とかに関して気にされる方はスルーして下さい。よろしくお願いします。

先日この商品を通販用に撮影していた時の事です。オパールイアリングオパールイアリング色々と写真を撮り7枚の画像として加工を終えましたが、はっきり言って売れる気がしません。結構素敵な石なんだけど……なんか地味なんだよね。そして思いついたのは遊色の変化を撮影してみること。そしてこんな画像を造りました。オパールの遊色オパールの遊色変な文字が入っておりますが、商品画像をそのまま使っているからです。ちなみに文字の意味は撮影環境を説明しております。時間がかかりましたが、少しはこの石の良さが伝わればいいなと思います。

同様に店頭の商品で既にネットで販売しているが売れてないこの子に、この1枚の画像を追加掲載しました。オパールの遊色オパールの遊色オパールの遊色は、意識しないと見えないし、ましてや背景や光源によっても変化があるので多くの方は気づきもしません。ただこのように見て頂ければ、もしかしたら、この石の素敵さを理解してくれる人がいるかもしれません。そんな思いで撮影してみました。

当店のホームページ用に撮影した画像を使って、見え方の変化をご紹介します。まずはメイトリックスオパール。オパールの遊色オパールの遊色私はメイトリックスという言葉さえ知りませんでしたが、母岩の中のオパールが光の反射で色々な色調を見せてくれます。なんか不思議ですね。

次はホワイトオパール。オパールの遊色オパールの遊色光の当てる角度を変えてるだけなのですが、なかなか綺麗なものですよ。たった4枚の画像を撮ってますが、色の出方は縦横の角度や色の強さ、そして光の種類によっても変化するので、やっていて楽しいですね(←遊んでるようなものです)。

次!張り合わせオパール。オパールの遊色オパールの遊色人工的に手を加えられたものですが、なかなか面白い変化でした。でも宝石というか万華鏡に近いかも。

そして最後に紹介するのはボルダーオパールです。古いデザインのタイピンについているものですが、製品として商品にはならず、また宝石としても値段が付くものではないので、店頭に出ることはありません。これまでの画像は仕事上で撮影したものを使ってますが、この石はブログ用に撮影しました!。個人的にとても魅惑的な石です。それがこちら。オパールの遊色オパールの遊色静止画像では「色の変化」を伝えきれないのがとっても残念ですが、色そのものが鮮やかで、その変わり具合が激しいく、とても力強い!。なんか勝手に一人で大地の凄さを実感して撮影しておりました。そして驚いたのがこの色!オパールの遊色オパールの遊色何と表現したらいいのかは分かりませんが見とれてしまいました。普段の生活では余り見ない色だから尚更新鮮です。同じ石なのにこんなに沢山の色が楽しめるって凄いと思いません?

最後に。
オパールにその石の個性があり、個人の好みによって評価が変わります。もちろん業界的な評価基準はありますが、他人や値段や学問上の評価など気にせず、自分が好きな石というものを見つけることができる数少ない宝石だと私は思います。実際に私が最後に紹介したボルダーオパールは、中古業界では全くと言っていいほど値段がつきません。石の評価としてはかなり下の部類なのは分かっております。班がどうとか赤色がどうとか、より良い石になる為の評価基準を重ねて石を評価してしまいがちですが、そもそもにして、この石が最高級の石に変化することは絶対にありません。

重要なのは、値段が付かないこの石を「とても綺麗だ」と私自信が実感していることです。自分が好きだからいい石だ!が一番いい事(←エゴ?)ですよね。オパールの宝石ってあまり多くはないですが、いい色がでるものは、その石の持つ魅力などを画像でお伝えすることで販促に繋がるかも!しれませんので、また今度同じような事をやってみたいと思います。本日は以上です。






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