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スタッフブログ

こんにちは。鴫原質店の弟さんです。本日は前回の続きです。
前回は金属の酸化を取る方法としてテリスターを取り上げましたが、今回は日常的に私が使用している方法のご紹介です。

質玄関の片隅にいつも置いてあり、何気に風景と一体化している機械を使います。いつもこの場所にあり、使う時はこの配置のまま使用が可能です。玄関先の画像玄関先の画像

こちらは「シーシャイン STU-33」という機械で超音波を使った洗浄機です。洗浄機の画像洗浄機の画像15年以上前から使っているものですが、現在でも新品が売っております。一応ですが、定価は¥49,800(税抜)らしいです。

使い方は下記の順番でさらりと終わり。作業手順作業手順1 酸化している金属を見つける(←コレ必要ないかも)
2 機械内部に入った薬液に入れてスイッチを入れる
3 5秒ほどで取り出して洗浄する
4 完成!
テリスターと比較すると手軽さが際立つでしょ!

因みにこの機械は、宝石を磨いた後に残るバフ粉(研磨粉)を落とす時にも使用します。磨いた直後はこのように研磨粉がついておりますが!作業風景作業風景洗浄機に入れるだけで数秒で綺麗になります。作業風景作業風景このような作業は品物1点ずつやるわけではありません。大体の場合は複数のものをいっぺんにやってしまいます。作業風景作業風景今回の様子はまとめて研磨粉を落とす作業風景ですが、酸化を落とすときも一度にやってしまいます。ここがテリスターとの大きな違いです。細々と1点ずつしかできないテリスターと、このシーシャインでは作業効率が全然違います。それもまたテリスターをあまり使用しない理由ですね。

薬液に関しては2種類あり、バフ粉を落とす為の薬と金属の光沢を出す薬があります。薬液の画像薬液の画像あくまでも私の場合ですが、バフカス落としを日常的にこの洗浄機に入れており、交換が必要になるまで使いまわします。お金を出して購入するので無駄にしては勿体ないですからね。光沢出しではバフ粉の落ちはいまいちですが、バフカス落としでは金属の酸化を取ることが可能です。ただ、やはり綺麗になりきらないときの選択肢の一つとして、薬液を交換して使ってみる事はあります。

手で直接触ってはいけない薬品のようですが、それを知るまでの数年間、ずっと素手で触り続けてきたこともあり何も気にせず手で触っています。手の指紋が少し薄くなったのはこのせいでしょうか?

ということで今回は洗浄機の紹介でした。何も考えずに使用しておりましたが、この洗浄機(←失礼な意味ではなく…)が実はこんなに高価なものだったことを初めて知りました!

このブログを書いててたまに思いますが、使い方以外知らないとか、自分に興味が無い事は知識とて残っていないことがしばしばあります。何気に使っているこの洗浄機を、高価なものとしてもう少し大事に使いたいなぁ~と思ったいい機会になりました。

本日は以上です。

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おはようございます。鴫原質店の弟さんです。
本日は質屋で使うアイテム紹介、光沢機「テリスター」を取り上げてみます.

何やらネーミングに昭和のセンスを感じますが、実物がこちらです。テリスターの外観テリスターの外観ネーミングも気になりますが、一番驚くのが「MADE IN JAPAN」の表記です。だって身の回りの物で純粋な「日本製」ってとても少なくなりましたからね。とても古い機械で15年以上前からこの会社にあるものです。若干形状や色が変わって新型が、今も¥15,400で販売されております。

何に使うというと……説明書の画像を載せるのでご覧ください。説明書の画像説明書の画像説明書で分からない使い方をご説明。まずは対象の物を付属の針金で吊るします。使用する様子使用する様子そして薬液の入った本体内部に沈めます。使用する様子使用する様子遠目から見るとこのような形式で作業を行っています。使用する様子使用する様子そして薬液に使った金属製品を近くで見てみると!使用する様子使用する様子電気分解で金属独特の酸化と汚れを、何やら不思議な泡で表面からそぎ落とすというアイテムです。

ちなみに、この薬液は交換が必要で交換用の薬液が1リッターで¥1,320で購入できます。でも私が知る限り、当店ではこの薬液を交換したことがありません。何故かというと。

使っていないから………

です (―_― :)

理由を申し上げると、手間と時間がかかり過ぎるから、そしてなんだか面倒くさいからです(職務怠慢ではありません!)。金属の酸化を取る事って、別の方法を使うと10秒程度で終わります。しかもその方法は日常的に使用しており、その機械は出しっぱなしですぐ使えるようになっています。この機械をわざわざ箱から出して、セッティングして配線を繋いで、一つ一つを吊るして電気分解をするより、サクッと終る方法を選ぶのは社会人として当然の事です。

ただ、「電気分解スゲー!」と思った事も1回だけありました。研磨機が届かず、他の薬液でも落とせなかった酸化がこの機械で落とせたことがあります。梨地仕上げの高級ジュエリーだったのですが、細かい溝の酸化がどうしても落ちず、それが10分位この機械につけていたら落ちた経験があります。もちろんこの機械で100%落ちる訳ではありません。実際に今回画像に掲載したジュエリーは酸化が落ちませんでした(涙)。落ちないものは何をやっても落ちない、という事が稀にはあるものです。ただ、方法の一つとして選択肢を持っていることはとても重要で、困ったときに試してみる方法の一つです。

という事で今回は金属の酸化を落とす道具でした。次回の更新で、日常的に私が選択している酸化を取る方法をご紹介します。本日は以上です。

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鴫原質店の弟さんです。
本日は前回告知していたので、質屋の道具「時計オープナー」をご紹介します。色々なオープナー色々なオープナー
机の中に入っている物をさらりと集合させてみましたが、厚みや幅や強度などが異なる色々な種類のものがあります。机以外の場所をあちこち探せば、同じような物がもっといっぱい出てきますが手間がかかるので省略します。

いっぱい引っ張り出してきた割に、私が使うのは主にこの2つです。2つのオープナー2つのなオープナー

簡単に使い方を説明します。一般的なクォーツ(電池時計)の裏蓋を見た時にこのような構造になっているものはとても多いと思います。時計の裏蓋時計の裏蓋これを開けるのに使うのが、銀色のごっついオープナーです。時計の直径はものによって異なるので、オープナーの真ん中のネジを回して幅を変更し、時計のサイズに合わせてから使用します。オープナーの形状オープナーの形状また、裏表で抑える部分の金具の形状が異なり、品物に応じて使用するほうを選びます。

後は時計裏蓋のくぼみに合わせて気合を入れて回すだけで、ネジ式になっている裏蓋を開けることが可能です。オープナーの合わせる場所オープナーの合わせる場所何気に重要な点は、裏蓋にオープナーを合わせた後にもう一度オープナーの幅を絞る事。それをしないと力が加わった時に、ずるっと滑り大きな傷をつけてしまう可能性があります。

次に茶色い方のご説明です。人によって使い方は違うと思いますが、私はこのようにもって使っています。オープナーの持ち方オープナーの持ち方赤丸の部分を小さなハンマーで一気に叩き裏蓋をこじ開けます。

テコの原理でこじ開けるのではなく、裏蓋の下にオープナーを入れ込むイメージです。伝わりずらいので簡単に絵を書いてみました。力の伝わり方力の伝わり方力の伝わり方だけをイメージしたとき、「〇」の方向に力を込めることで裏蓋が開くという図なのですが…伝わらないかも(汗)。「×」と書いた力の加え方は裏蓋を変な方向へ捻じ曲げる可能性があり、おすすめしません。ステンレスの強度が弱い時計、例えばエルメスのクリッパーなどは「×」の方向の力では開けることができず、裏蓋が変形するだけで時計を壊してしまいます。

一応、この知識は時計技工士研修で学んできた事なので間違いではないと思います。そして、自分で色々やってみても失敗する事もないのできっと正しい方法なのだろうと思っています。(間違っていたらすみません。)

最後に、こんな特殊なオープナーもあります。不思議な形のオープナー不思議な形のオープナー昔の時計の一部では、このオープナーで引っ掛けて開けるという構造のものがありました。有名どころだとグッチのカメレオンがそうだったように記憶してます。数年間使った事がないので、これからも使う事はないのかもしれないですね。それでも大切に道具箱に入っているということは、万が一を考えてのことです。

前回の質屋の道具紹介で取り上げた「時計置き」は、銀色のオープナーを使う時にほぼ必ず使用します。「時計置き」も地味でしたが、今回の道具はもっと地味ですね(笑)。話が盛りあがるポイントさえない気がする。

ですが、時計の電池交換を600円でする当店では使用頻度はかなり高いのです。また、店頭の時計の定期的な電池交換や、購入した時計の内部を確認することなどにも使うので、事務所に散在する文房具よりずっと使用してい回数は多いと思います。見えなくなると急いで新しいのを買い、新しいのを買うと見失ったものがでてくるなどが繰り返し、同じ商品も複数存在します。だから、あちこち探せばもっといっぱいでてくるのでしょう。地味だけど必需品なんですね。本日は 以上でございます。

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