鴫原質店の弟さんです。
令和8年7月24日に仙台市の消費者物価指数が発表されたので、恒例の物価チェックです。私が気になるのはいつもの通り「食料品!」。【宮城県のページ(こちら)から】
お菓子や冷凍食品や油関連など、やっぱり「食料品」の価格上昇が止まらないことが確認できました。そして、5月と6月の企業物価指数で大幅に上がっていた原油関連の値上がりと今の円安水準が、これからの食品価格に反映されてくるとすると……少し気が重くなりますね(😢)。ただ仙台市の水道料金の補助決定はありがたい限り!少し前に「無料にしてくれてもいいんだぜ!」とか書いて申し訳ございませんでした(💦)。なお、赤〇つけたコアコアCPIの数値は後でとりあげます。
CTIデータに見る生活防衛の実態
総務省が毎月発表している統計指標に「消費動向指数(CTI:Consumption Trend Index)」があります。日本全体で家計の消費がどう変化しているかを把握できる統計です。
令和8年7月7日に公表された5月分のデータを見ると、世帯消費動向は名目で1.8%増加していました。一見すると「消費が増えている」ように見えるけど、これは実質の消費が伸びたというより、物価上昇による影響が大きく表れている可能性があります。
【総務省統計局「消費動向指数」】(こちら)(R8年7月21日データ参照の為取得)から
内訳を覗いてみると、支出全体の増加(+1.8%)のおよそ4分の3(寄与度1.35ポイント)なので、家計支出の増加分の多くを、食料品が占めていたことが分かります。(※赤〇部分)。
その中身は必要最低限の支出を優先した「生活防衛」の結果なのか、それとも消費に回せる余力そのものが減っているのか…数字だけでは判断は難しいところ。家計の実態を、数字以上に丁寧に分析する必要がある状況だと感じてますが、一般人の私が、こんな統計ばかり眺めているのもなんだか不思議ですね(笑)。
そして「単身世帯」と「二人以上世帯」で寄与度の出方が異なる点は、注目したいところ(※青〇部分)。二人以上世帯で食料の寄与度が高いことから、子育て世帯を含む家庭では、食品価格上昇の影響が大きい可能性が考えられるよね。これまでも繰り返し食品価格の上昇について触れてきましたが、この数年で食料品価格は累積で3割近く上昇しており、収入(可処分所得)が3割増加してなければ、余計な支出を減らすのはごく自然な防衛本能。「私も一緒…」なので容易に想像可能です(汗)。
「平均値」と肌感覚のズレ
ちなみに、2026年2月公表の「家計調査(令和7年平均)」によると、二人以上世帯の平均消費支出は毎月 314,001円とのこと。【総務省統計局(こちら)から】
勤労者世帯の実収入(二人以上世帯)は1世帯あたり 653,901円(共働き等を含む)となっています。生活に必要な支出が地域ごとに違うので、税金とか住居とか様々な数値に関しては、話の流れに関係ないので省かせて頂きます。平均値は全体像を知るには便利ですが、「多くの家庭が実際にどう暮らしているか」とは必ずしも一致しません。なお、少し古いデータのため参考値としてご覧ください。
収入の実態とのズレ
さらに厚生労働省の「所得金額階級別世帯数の相対度数分布(こちら)」のデータも見ていると、平均値だけでなく、中央値や所得分布もあわせて示すと、より実態が見えやすいように思えます。
これを見ると「二人以上世帯の平均支出 31万4,000円」という数字に、実際の肌感覚とズレを感じる方も多いのではないでしょうか?。この分布図を見る限り、平均額以上の支出をしている世帯は、必ずしも多数ではないように感じました。余計な解説や私の意見は書きませんが、もし見てくれてる方がいたら、考えてみて下さいね。ただ、人口高齢化による労働参加率の変化なども、意識して見ていきたいところです。
仙台市の子育て支援と、10年後の街の姿
食料品など生活必需品の値上がりの理由(※いつも書いてるから省く)はさておき、「子育て家庭」や「経済的に余裕があれば子どもを持ちたい層」への支援が重要になっていると感じました。「子どもを持ちたい」と考える方が将来に不安を感じ、それが少子化に拍車をかける要因になることだけは、なんとか阻止してほしい。
そんな中、私の住む仙台市は、子育て世帯への直接支援が少しずつ充実してきており、とてもありがたい。現状の仙台市の子育てサポート案内のスナップを掲示しましたが、「こちら」でご確認可能です。ちなみに、嫁の実家の自治体とは支援制度がまったく違うので、仙台市を離れての里帰りなどはとても考えられないな。
各種支援の充実が叫ばれる中、地域格差がないのが理想ではありますが……10年後を見据えたとき、「子育て世代をはじめ、多様な世代に選ばれる自治体」こそが、人口・活力・経済を維持できる時代になるのかもしれない。宮城県全体にも期待しつつ、「仙台市、ガンバレ~!」と心からの応援と感謝を申し上げます。私にとっては本当に住みやすくていい街だ。
最後に 冷え込む内需と、今大切と思う事
それにしても、なんだか世の中全体がどこも「空回り」しているような雰囲気を感じるのは、私だけでしょうか?。そして、消費が鈍れば内需が冷え込み、まちの活気も失われていく可能性も…。全体で見れば「節約の自己防衛→消費が鈍る→地域経済が冷え込む」という、皮肉なスパイラルの側面を感じてしまいます。
でもね!例え物価が上昇したとしても、仙台市のコアコアCPIの上昇比率が、周辺の他県よりもいい数値なのは嬉しいところです(※最初の赤〇)。原材料費や人件費をサービス価格に比較的適切に転嫁できている可能性も考えられます(※個人的推測)。サービス価格への適切な価格転嫁が「賃金上昇につながれば」、将来的には働く魅力の向上にもつながるかもしれません。その両面から見ても、無理のない範囲で可能な限り近場で消費して、地元経済に貢献するのが私にできる唯一のことでもある。使えるお金の総額が少ないのがネックだけど、「なんとかなるさ!」って考えて、無理のない範囲で地域のお店を利用し続けて、地元経済を支える「つもり」になることも、悪い事ではなさそうに思えております。それにより他の誰かの賃金が上昇すれば、いい感じでモノが売れてくる未来があるのかもよ(笑)。
何かがおかしい…ような気がするから、小難しい事ばかりを考えてしまいます。ま~今回の小言は「仙台市でガンバルぞ!」って感じで終わりにしよう。今日は友達と一緒に、知り合いのお店へ飲みにでも行ってこようかな!


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