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質屋のスタッフブログ

オメガ シーマスター アンティーク Cal.552

鴫原質店の弟さんです。

本日(1月10日)に店頭で譲って頂いたものをご紹介。
オメガ シーマスターのアンティークウォッチです。

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経年劣化による腐食が全体に見られるほか、ベルトもグニャグニャの状態です。
20200110_220200110_2長い期間ご愛用されたものなのでしょう。品物にとってこんなになるまで使ってもらうのはとても幸せだと思います。しかもこんな状態でも値段がつくのがオメガという一流ブランド故ですね。

内部を見てみるととても綺麗な状態です。
20200110_320200110_3Cal.552、24石のムーブメント。昔の時計に多い19,800振動です。1950年代後半から60年代に販売されていた時計であることが分かりました。何となく見ていて違和感があり気が付きましたが緩急針がいじれます!調べてみると「スワンネック緩急針微調整機構」を採用したムーブメントで、当時は本当の高級品だったのではないかと推測されます。

消えかかっておりますが、裏蓋に印がおしてあります。
20200110_420200110_4仙台という文字と61.5.10というインクはしっかり確認できます。昭和61年ではなく、1961年に販売されたものだと思われます。今もまだ動いており、とても数十年も前に造られたものであることを疑ってしまいますね。

今時のシーマスターは防水時計というイメージが確立されておりますが、このシーマスターはケース脇に埋め込まれているゴムパッキンのみで防水をしているほか、リューズ付近の防水体制はとても貧弱です。海に潜る為の時計というイメージが確立されていくのは、まだまだ先の話のようですね。

 
シリアルを調べる為に裏蓋を開けたのをきっかけにブログにしてみました。仙台という文字がしっかりと残っていたので何となく愛着がわいたのかもしれませんね。仙台に60年間以上滞在し続けたこの腕時計ですが、次はどこの誰に使ってもらうことになるのか?海外渡航とかになったりするのかもしれませんが、この先もカチカチと動き続けてもらいたいですね。
以上。



作並温泉 ゆずくしSalon 一の房

鴫原質店の弟さんです。

喪中の為、年末年始はどこにも行かなかったので、喪明けとともに突発的に家族で温泉へ宿泊してきました。会社には先ほど(13時)出社し年始早々の遅刻!です。(笑)

今回の宿泊先は作並温泉の「ゆずくしSalon一の房」。20200106_120200106_1暖冬で雪が無いというニュースが目立ちますが、降るところにはしっかりと雪があるようですね。仙台市内には全くないので子供たちが喜んでおりました。

チェックイン時間の1時間前についたのですが、オールインクルージブというシステムが特徴のこの施設では、ついて直ぐに色々なものが食べ飲み放題です。部屋に入る前にビールをコップで4杯も飲んでしまいました。20200106_220200106_2無料で提供されているものは部屋への持ち込みも可能で専用の器も用意されおります。子供たちはアイスクリームを、私はお酒を何度もお代わりしました。今思えば、私は雪景色を見ながらだらだら飲み続けて寝てきただけですね(笑)

一応施設の写真なども撮ってきました。お風呂を載せたかったのですが、撮影禁止のマークがでかでかと貼ってあったのでここへの掲載はやめておきます。20200106_520200106_5広い旅館ですが全体的に清掃が行き届いており綺麗でした。卓球やカラオケ(19時まで)無料などなど、食べ飲み放題や遊び放題はまさに現代のサービス業の流行なのでしょう。

一番驚いたのは野生のお猿さん達。
20200106_320200106_3部屋からも沢山見えますし鳴き声も聞こえ、子供たちは大喜びでした。動物園では見向きもしないのに不思議です。

そしてこのお猿さん達は露天風呂にも生息しておりました!
20200106_420200106_4お風呂の目の前数メートル先にいた時はものすごく焦りました。実際にお風呂に入っていた子連れの方はすぐに服を着て出ていってしまいましたし。本当に目と鼻の先にいるので焦りますよね。私たちもでようかなどと思いましたが、危害を加える感じもなく、何より子供の猿のようなのでお風呂に入りながら鑑賞してきました。寒いのでお風呂の湯気であったまっているようにも見えます。もしかしたら深夜にお風呂に入っていたりして!と子供達と笑ってみておりました。

15時チェックイン(私たちは14時に行きました)から翌11時チェックアウトまでの20時間という長いロングステイに、夕食も含めた食べ飲み放題が料金に含まれているということが大きな特徴です。またこちらの旅館は、各広告代理店からの宿泊予約が可能ですが、自社ページからの予約でお値段が若干安くなる上、独自のポイントシステムを展開しており、宿泊料金の2%をポイントとして還元してくれます。〇〇トラベルなどを使用するとこのポイント還元は受けられません。私もせっかくなのでこのシステムの会員になってきましたが、大手が展開している経済界へのあたらな挑戦のように感じました。

 
最後に作並温泉について。
仙台市内から車で1時間もかからない場所にありバスや電車などでも行くことができます。
仙台に来られた際には是非宿泊してみてください。
以上



2019年仙台光のページェント

鴫原質店の弟さんです。

昨日12月18日、お店を閉めた後に家族で光のページェントを見てきました。

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定禅寺通りの入り口のシンボルツリーは今年も健在!
昨年同様に「スモー ワクワクツリー」でした。今年も協賛ありがとうございます!
20191219_220191219_22018年の事です。2017年まで協賛し続けていた会社が協賛を止め、シンボルツリーの企画自体がなくなりそうになったときに手を挙げてくれたのがこちらの会社です。一般的には気がつかないことが多いと思いますが、入口のヒマラヤスギのキラキラは莫大な協賛金(広告費)で成り立っております。

平日なので人もまばらで、子供達は定禅寺通りのシンボルの銅像ポーズを一生懸命真似て遊んでおりました。
20191219_320191219_3気温も暖かいのでほのぼのとお散歩し、西公園まであるいて戻ってくるというロングランです。そして夜22時に全ての電球が消えるのを見て帰路につきます。人によっては「ページェントが衰えてきた」という方もいるようですが、私の感覚では昔ながらの光のページェントに戻ったと思っております。

 

というのは冒頭でも若干書いたシンボルツリーについてですが、私も若かりし頃に関わったことがあります。2004年の事でした。私は大手通信会社で販促担当をしていたのですが、広告代理店を通じて初のシンボルツリー協賛案件があり、このシンボルツリー登場の現場を見てきました。私が担当者ではありませんがグループの一人がメイン担当なので、色々な打ち合わせやデザイン決定場面を3年間体験させて頂きました。

最初の協賛金は〇千万(金額伏せます)です。それでも、とてもいい協賛金だという社内評価があったのを覚えております。2年目からは、協賛金が上がったうえに企業色を減らせという実行委員会からの指示もあり道路側の看板が設置できなくなりました。また反対側の公園に競合他社が非常に大きなブースを出しました。3年目も同様で、協賛金は更に上がり、どんどんとページェントの規模が拡大していきました。

退社後の事は分かりませんが、協賛をした企業の特権は次の年に優先的に同じことをやれることです。競合他社の兼ね合いもあり止めるにやめられず費用が拡大していき、またその広告効果も限定的なので終止符が打たれたのかもしれませんね(推測です)。いずれにせよたったの2社で億近くの協賛金を出し合うことで規模が拡大したのは間違いありません。

シンボルツリーが誕生して3年目の2006年から、協賛企業名の露出が極端に減らすような指示もあったので、このシンボルツリーが協賛物件であることを知っている方は恐らく少ないはずです。その2社が協賛をやめただけで、光のページェントの展開面積が大きく狭まりました。それゆえ光のページェントの規模が小さくなったと指摘する人も多いのでしょう。

私個人は「前に戻ってきたかな」という感覚で見ており、2003年の光のページェントよりは今の方がずっと盛り上がっているように思えます。シンボルツリーも健在ですし決して衰えてなどおりません。

定禅寺通りの入り口の存在感たっぷりの「光のページェント シンボルツリー」は、本当に光のページェントの顔的な役割になったように思えます。仙台の冬の風物詩といっても恐らく誰にも注意されません。1社による莫大な広告協賛物件などにせず、光のページェントの一部として残して欲しいなと思います。来年も入口でキラキラと輝いていてれればいいですね。





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