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質屋のスタッフブログ

「新型コロナウィルス抗原検査ペン型デバイス」の箱買い

鴫原質店の弟さんです。

今日の午前中に宅急便で大量の抗原検査キットがお店に届きました。大きなダンボールで届いた抗原検査キット中には120個の「新型コロナウィルス抗原検査ペン型デバイス」(型番 TOA-CAR-TS)が入ってるらしい。しばらく前にブログでこの抗原検査キットを紹介しました【こちら】が、「ブログを見た」と株式会社東亜産業さんの担当者からお電話を頂き、社長様が電話対応をしましたが、内容的には商品を卸してくれるという事のようでした。そして【箱買い!】に至ったようで、イケてる会社は本当に凄いと思う出来事でした。本当にありがとうございます。

大きな箱を早速開封すると、小さな箱が2つ見えます。段ボールの中身60個ごとに小分けになってるんですね。尚、購入価格は誰かの迷惑になる可能性があるので内緒です。

最初に6個購入後、使い勝手がいいので通販で売ってたものを20個買い増ししましたが、今度は120個も会社備品に補填されました。抗原検査キット風邪症状がある時など簡単に検査ができるこのアイテムを、当社では大変に重宝しています。商品説明は前回のブログでしてたので、ご興味ある方は上のリンクをご覧ください。

予防も備える事も大切ではありますが、根本問題として早くこのような状況が終わればいいですね。「コロナ特効薬!」とかあればいいのに(願望)。できればこの検査キッドのように日本製を期待しちゃいます。でも使用期限の2年間で120個も消費できるのだろうか?。もちろん使わないで済むのが一番いいんですけどね。

本日は以上でございます。



直近の金相場から思うところ

鴫原質店の弟さんです。

昨日5月13日に地金(金やプラチナや銀)を処分したのですが、直近一カ月の下落相場の影響で「フっ!」と噴き出してしまう状況でした。意味合い的には笑うしかないという感じかな。そんなことを踏まえ何と無く相場について思うところを書いて見ます

まず始めにこのひと月でゴールド(金相場)がどのような動きをしたかについて。こちらは田中貴金属工業様(公式URL)からお借りしたチャートです。1か月の金価格推移チャート田中さんの1グラム税込小売価格の推移ですが、4月20日の8,969円から5月13日の8,347円となっており、短期間で約7パーセント下落しました。ここ数日の下げは為替が僅かに円高方向へ動いた事も影響してます。

そして昨日処分した100点弱の地金製品について「粗利の低い順」に並べ替えて30点ちょっと分のみエクセルで出力しました。これはリアルな「お店での買値」と「売った値段」と「粗利」の数値です。売ったものの粗利4月20日頃に買取したものはそのまま赤字(マイナス)になってます。当店の地金買取の粗利想定が5%程度なので、7%下がればそのまま2%の損失がます。

4月後半に買取したものに関してはギリギリマイナスにならないくらい。売ったものの粗利2でも一番下の総計のところが悲しい数値。776,643円売って893円の利益(^ー^:)。粗利率0.1パーセントって仕事として成り立ってないです。(※粗利が低い順にソートした30点に焦点を絞った話ですけど・・・)。でもこの仕事を長年しているとこんな事しょっちゅうある事かな。

そしてお客様にもよく聞かれる「今後の金相場」についての考察。直接聞かれると「そんなの分かれば働きません」と笑顔で答えますが何となく日々考えてみたりします。指標にするのは同じく田中貴金属工業様の金年次価格推移。金の年次チャートコロナが騒がれ始めて各国で金融緩和が始まった頃(2020年1月頃)より金価格は大きく上昇し、2年間で約1.5倍もなっています。グラム単価でいうと2,683円も上昇しているんですね。でもこれって金に限った事ではなく、コロナ対策の超金融緩和によりロレックスやシャネルも銀も株価も多くの物が値上がりしました。そして半年ほど前からはウクライナ情勢に原油高が加わり今年になってインフレ(物価上昇)が加速しています。

昨年の昨年末くらいまで「インフレは一時的」という言葉が要人発言で見られましたが、現状ではインフレ抑制の為の量的引き締め(QT)や政策金利の利上げが世間を騒がせています。次はニューヨーク金先物価格とアメリカ10年国債年利を並べて相関関係を見てみます。10年債利回りと金価格一般的な話ですが金利と相関関係にあるものは数多くあります。金価格も利息の影響を受けて数年という単位で反応していくことが予想され、現状で既に金利の影響を受けているようにみえます。だけど世界情勢的な事も関係しているのか、少し下落して底硬い相場のようにも感じられるのが何か不思議。金利の上昇に伴い下落基調になるのか、インフレのヘッジとして更に上昇していくのか、はたまた世界情勢の更なる動きによりどうんな影響を受けるのか。結局先の事は誰も分からないというのが真実だと思ってますが、黙ってても利息の付くところに資金が集まるのは自然の流れに感じます。

私的考えですが、金融緩和局面で上昇した品物が、引き締め局面で影響を受けない訳がないと考えてます。質屋として多くの商品を預かっている当店としては、相場の安定か上昇を常に望みますが、このような局面では弱気である必要があるのかもしれません。全部タラレバの話でしかありませんが、質預りは「最低3カ月」という期間も品物を保管しなければいけないので、暴落する可能性は常に考慮しないとね・・・。3カ月という長い期間で、どれだけ相場が変動しようが保管義務があるので、厄介な状況だな~などと感じてしまいます。相場下落が前提のような話にも見えますが、普通に上昇し続ける事もあるのであくまでも個人の感覚という点をご理解下さい。

ここまで書いておきながら、どんなに心配してもそんな思考は【無意味】で、どんなに理屈をつけても理屈通りにいくことなど経験上殆どないので、淡々と売買を繰り返していくだけのこと。神経をすり減らされる状況が今後は続きそうではありますが、こういう話ばかり考えると在庫さえ持てなくなります。無関心であった方がいいようにさえ思えてしまうので、情報集めや私的妄想はほどほどがいいのかもしれません。なので取り合えず頑張って仕事をしよう!と思います。金やプラチナの買取は鴫原質店へ(←宣伝も仕事!)。

本日は以上でございます。



昭和57年 東北上越新幹線開業記念メダル

鴫原質店の弟さんです。

買取品の中で東北に関わる記念品がありましたので取り上げてみます。東北上越新幹線開業記念メダルこちらは昭和57年に開業した東北新幹線及び上越新幹線の開業を記念して発行されたメダルとの事。

嬉しい事に説明分がついてます。品物の説明文の画像以前、東北新幹線開通記念のメダルを取り上げた取り上げた事がありますが(こちら)、同じ時期に上越新幹線も開通したという事で、派生して発行されたものなのかも。説明文に記載されている「やまびこ」や「あさひ」という車両名は何となく覚えている気がします。

製造は松本徽章工業株式会社様(公式URL)。松本徽章工業株式会社の工芸品証明天皇陛下様のメダルなど「様々な由緒ある品物を製造してる」という印象がある老舗企業です。

表面のデザインはこんな感じ。表のデザイン昔見た緑色(←多分)の新幹線が描かれており、リアリティーで溢れています。小学校の頃、母親とこの新幹線に乗ってディズニーランドに行った事を思い出しました!。どうでもいい事ですが、その時は各駅停車が主流で上野駅まで4時間弱の時間がかかったような記憶が・・・。そしてまたこの新幹線で食べたカップアイスがとても美味しかった思い出もあります。当時は普通のバニラアイスが50円の時代に200円位したような?、子供の頃なのであやふやな記憶ではありますが、ふと思い出すという事は恐らくそういう事だったのでしょう。それにしても色々と思い出して懐かし~~~気持ちでいっぱいです。

アイスで脱線した話を戻して、裏面はこんな感じです。裏のデザイン新幹線の通る道が雑~~~に描かれています。この路線デザインに関してはもう少し何とかならんかったのだろうか?と私は感じました(←個人の感想です)。でも一流のデザイナーさんが必死に考え抜いたデザインなので、恐らくはシンプルイズベストなんでしょうね。

松本徽章工業株式会社の作品は色々と見てきましたが芸術品と感じるものが多いです。造り込みの詳細画像何といっても描写がとっても素晴らしい!。2次元の画像ではうまく伝わらないと思いますが、深度(凹凸)がとても深いのです。

角度を変えてみるとその造りの素晴らしさを実感します。造り込みの詳細画像全ての部分が本当に繊細なんですよね。

細かな部分もとても鮮明に造られています。造り込みの詳細画像下手なジュエリーよりもずっと繊細です。線路のイメージがもっと「ビシビシ」伝わってくる描写だったらもっと「いい物だ!」と感じるかも。でもイメージなんて個々の好みの違いなので、私の感覚がおかしいのかもしれない(笑)。繰り返しますが一流のデザイナーさんが真剣に考えたデザインなので、この作品では路線の描写はあれがベストなはずです。

このメダルは純銀製で直径が55ミリ、重量が100グラムで昭和57年製造という約40年も前のお品物。今後同じものを手にする機会は無さそうな気もするのでブログで取り上げてみました。こういう昔の物って、色々と感じる事があって好きだったりします。自分の幼いころの思い出があるから興味をそそられるだけなんですけどね。こういう記念品的なものは、今の若い人たちが見ても大体の人は何も感じないんじゃないかな。自分がおっさんである事を認識してしまいます(笑)。

本日は以上でございます。





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