鴫原質店の弟さんです。
8月23日に質屋組合の市場があり参加してきました。今回の会場は、県内でリサイクルショップと質屋を運営する方がお持ちの結婚式場にて開催されました。資産家という事は随分前から知っておりましたが、実際に土地とか建物とか拝見させて頂くとその規模に驚きます。
会場に入ってまず目についたのがこちら。
ピンク電話です!懐かしいですね。今も現役で稼働しているようですが、携帯電話の普及に伴い使用する人は殆どいないのではないかと想像されます。
そして次に驚いたのがコレ!
飾りではありません。この施設のフロントで絶賛稼働中の電話機です。
使い方を聞くと、「蓋を開けるとダイアルがでてくるから」と教えてくれました。
これをギーゴギーゴと回して電話をかけるのですね。これまた凄い。
というか、いったいいつの時代に製造された品物なのでしょうか。戦後……..くらいなのだろうか?
この施設にはアンティークと呼ばれる品物が多く見られます。机や椅子なども小奇麗ではありますが、大切に使い続けているように思えるものがとても多かったです。考えてみれば、こちらのオーナー様がお持ちのセカンドバッグは、とても使用感があるレザーバッグです。飾らない生活を代々続けてきた結果が、このような資産を築き上げたようにも思えます。人に接する姿勢や物に対する考え方、そして何よりも生き方を尊敬します。
フロントの電話機ほどのインパクトはありませんが、当店にも類似するものがあります。それがこちら。
ASTER社のFR2800。毎日のお金の出し入れを支えてくれる重要なレジスターさんです。
これの何が凄いかといいますと……………。
フロッピーディスクが搭載されています!
ですが今現在、何かを記録することなどありません。私が最後にフロッピーディスクを使ったのは、確か大学生時代にワープロのデータ保存用に使った記憶がありますが、それ以降はどこかで触った記憶もありません。恐らく今の若い世代の方は見たこともないと思います。
要するにこのレジはそれだけ古い物という事。詳しくは分かりませんが、25年以上前の電化製品なのではないでしょうか。色々なところが壊れていますが、テープなどを貼り付けて補強して現在も使用しており、皆さまへお渡しするレシートはこちらの機械が印字してくれているものです。
使い捨てのものが多い世の中ではありますが、物への接し方や物への考え方ひとつで無駄な出費は省けます。その一つ一つがその後に繋がっていくのかもしれませんね。このようなことは子供達にしっかりと伝えていきたいと思う一日でした。
以上