HOME > 質屋ブログ > 1964年東京オリンピック 記念メダル K18 7.4g

質屋ブログ

1964年東京オリンピック 記念メダル K18 7.4g

鴫原質店の弟さんです。

今年も始まった~なんて言ってたら、もう3月ですよ!!。どうしましょう??(※何がだ・・・・?)。色々とても忙しく、今年に入ってから放置されがちなブログですが、お店でちょっと珍しいものを買ったのでサクッとご紹介させて頂きます。

こちらは1964年の東京オリンピックの記念メダル。1964年のオリンピック記念メダル61年前の品物で、もちろん私より年上だから敬意をもって紹介します。

裏面(表面?)のデザインはこんな感じ。裏面のデザイン平和を祈る祭典であるオリンピックの紋章に、激動する今この瞬間の平和をお祈りします。この3カ月で世の中激変し過ぎて、もう何が何だか・・・・(汗)。どうぞ平和でありますように!!。

このメダルの大きさはこんな感じ。メダルの大きさ重さはK18の7.2gグラムで、特にプレミアムなどはありません。4年に一度、記念メダル(金銀銅)が大量に発行されるので、古いからという理由で価値が上がる訳もなく、欲しい人は大切に保管してるしね。次のオリンピックはロサンゼルスでやる予定のようだけど、できるのかな・・・?。繰り返しですが、この61歳の記念メダル君に平和をお祈りしておきましょう!。

このメダルが造られた時期の、円建て金価格の背景をちょこっとだけ深堀してみます。明治以降より1973年4月の「金輸入自由化」までの国内金価格については、日銀が定める公定価格が定められており、この時(1964年)の価格は1グラム680円みたい。国内で生産される金(ゴールド)は全て政府(日銀?)が一旦買い上げていた歴史があるようで、価格がある程度統制されていたのかな?。1978年4月の「金輸出自由化」の後、世界市場とアクセスした事で投資対象としての認識も芽生え、流通市場での価格変動が起きるようになってきたようです。

ただし、1980年頃の為替は1ドル約200円で、それが2010年頃の1ドル約80円以下まで円高になったので、その30年間に金投資といっても・・・国内金価格は下がる期間が長かったという歴史もあり、1999年の田中貴金属様のインゴッド小売値段の最安値は24金インゴッドで1グラム917円(←年間で変動する最低値が「ココ」で見れます)。その一方で、2010年頃のの1ドル約80円からの15年(特に2020年以降)で1ドル約160円まで円安になった事で、国内金価格は世界的な金価格上昇にブーストをかけて上昇した事もの一つの歴史です。

ゴールドはさておき、私が大学生の頃、ガソリンは1リッター78円だったのを覚えてますが、今ではガソリンも倍以上(←要因は色々ありますが)になり、そもそも日常生活で使用する輸入品の多くが同じ現象です。とはいえ、今このタイミング(3月3日と4日)で今のドル円レートに対し、「雲の上の方々」の発言が「国内外」からあったのに加え、FEDの利下げ見通しに変化がありました。国内独自のインフレ傾向や通貨価値などを考える事の大切さを感じたこの数年でしたが、これまた今後どうなる事やら・・・。

本日は以上でございます。

[ カテゴリ:質屋あれこれ ] [ ブログ記事一覧 ]