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質屋のスタッフブログ

質屋の道具「砥石と固定ローラー」

鴫原質店の弟さんです。

今日は「質屋で使うアイテム」紹介。
前回のブログの続きと合わせて書いていきます

とりあえず今回はコレ。

BERGEON(ベルジョン)のドライバー磨きローラー
明工舎製作所の舶来インジア平角砥石

これは先が割れたなどのドライバーを磨く道具です。
画像のようにセットして動かすだけで簡単に削れます。

最初は先っぽが針のように尖がるまで磨いて(下記画像1)
先端に平らな面を造って終了です(下記画像2)

(目では見えない埃がついてますね)
ここまで約15分もかかりますした。
壊した人はちゃんと磨きましょう……..。
(苦笑)

さてここからが本題です。

前回のブログで「最適な一本」の話をしました。
ドライバーの重要性もご理解いただけたかと思います。
もし持っているドライバーで丁度いいものがなかった場合。

何の問題もないドライバーを削って」造ります!

精密機械ドライバーで大切なのは「幅」と「厚み」です。厚みの調整は先端部を削ることで厚みをもたせ、必要に応じて元々の平らな部分の角度を変えることも可能です。「幅」は調整が非常に手間がかかる為、できればドライバーの種類でカバーしたいですが、本当に必要であれば造れますね。

大体の場合は先端を「尖らす作業」か「先端に面を造る作業」なのでものの数十秒で終わります。本当はもっと数を持っていれば合うのを探すだけで済むのでしょう。

ただしROLEX専用のドライバーのように湾曲が必要なものは造れるはずもなく、専用道具を購入しているので大切に使っています。

私は時計技工士でも技術者でもなくただの質屋ですが、このような感じで時計のコマ調整や電池交換も大切に行っております。すべては品物を大切にしているからですね。

本日も鴫原質店のブログをご覧頂きありがとうございます。
時計修理 電池交換は仙台の鴫原質店へ
もちろん修理は専門の時計工房で技術者がおこないます。

ロレックス/オメガ/カルティエ/パネライ/インターナショナルウォッチカンパニー/ブライトリング/ゼニス/グランドセイコー/セイコー/タグホイヤー/ブルガリ/ロンジンなどなど色々なブランドの対応が可能です。

尚、実際の時計を扱うプロが見た場合に「それは違う」などのお叱りを受けることもあるかもしれませんが、質屋のアイテム紹介である旨と私自身の主観を書いているだけなのでご理解お願いいたします。

 



質屋の道具「精密機械ドライバー」

鴫原質店の弟さんです。

今日は「質屋で使うアイテム」紹介。
今回は精密機械ドライバーです!
主に時計のコマ調整や電池交換をするときに使います。

 

もしかしたら多くの方が「?」と思うかも。
どこにでもあるものですので当然質屋でも使いますよね。

でもドライバーの紹介ではなく重要性についてのお話です。

 

私、弟さんの机の引き出しに入っている精密機械ドライバーを並べてみました。
合計33本でした(本人も知らなかった……………)

そんなに必要か?
と大体の方が思いますよね(思わないかもしれませんが)

 

では下の3枚画像を見てください
ROLEXのデイトナのネジにドライバーをあてました。
(※中古相場が100万円を超える人気の時計です)

手振れですね。お許し下さい(涙)

違いが分かると思います。
上部の画像では溝に対して厚みと幅が100%に近く一致します。下の画像では溝に対して「幅」と「厚み」があっていません。
厚みや幅が合わないものを使用すると、「ネジ山の変形」又は「ドライバーの破損」のどちらかに繋がりますが、ドライバーの硬度がは結構高いのでネジ山が変形することが多いです。

このように時計の作業では、使用するドライバーを幅と厚みを確認しながら「最適な一本」を選びます。

例えばこのドライバー。

これはROLEXスポーツモデル専用に形状が造られています。
上記でドライバー3本を溝にあてた画像の上の画像で使用している物です。当然ですがネジ山にぴったりとはまりますね。

 

ネジを回してからでは遅いのです。

ネジを回す前の作業が非常に重要なんですね。

 

さて、「最適な一本」などと言いながら、たった33本のドライバーでは当然のことですが全てに適用するわけではありません。

次回の更新時にそんなときの対応として「質屋で使うアイテム」紹介をします。
お店の開店時間ですので本日はここまで。
鴫原質店のブログをご覧いただきありがとうございました。

時計の修理/電池交却/販売/買取は仙台の鴫原質店へ
お見積は無料ですのでお気軽にご利用下さい。



ブランド名称

鴫原です。

先月カルティエが10日間限定で「カルチエ」というコンビニをオープンしました。

「カルチエ?」
若いかたは違和感があるかもしれませんが、昔はカルティエはカルチェと呼ばれていました。

他にも
ロレックスをローレックス。
ヴァシュロンコンスタンタンをバセロンコンスタンチン。
等々

そしてまた新たな呼び名が・・・
「TUDOR」
時計好きなら誰でも知ってる「チュードル」
昔は日本に正規品として輸入されていたこともありましたがここ暫くは並行輸入品のみとなっていました。
ロレックスがメンテナンスをしてくれるとこもあり、並行輸入品のみでも根強い人気で中古相場も安定しています。
そしてそのチュードルの正規品がついに日本にやってきます!

https://www.fashion-press.net/news/43717

「チューダー」?
チーズっぽい名前ですがこれからはチュードルでは無くチューダーと呼ぶそうです。





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