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〇〇PAYについて

鴫原質店の弟さんです。
本日は前回のちょっとした続きのお話。

皆さんは〇〇PAYを使用していますか?

先日各社が創造した「ポイント経済圏」について書いた最後の方で、「買う側」にとって支持されている一方で、「売る側」に支持されているかはとっても厳しい現実かもしれません。
という事をいいましたがその部分について。

現状でPAYPAYが爆発的に普及しております。コンビニはもちろんですが、最近では飲み屋さんで使えるところも増えてきました。現状では手数料を無料で展開している上に、支払金額の全て、又は一部が戻るという施策なども展開しており、買い手にはとても大きなメリットがあるうえに、売り手にも大きなデメリットがありません。

ただ、国のキャッスレス政策の一環でもあるこの〇〇PAYについて、現状で店舗側のメリットが殆どありません。一部の意見として、例えばコンビニで現金決済よりスピードが速いなどの意見もありますが、この〇〇PAYで支払われることにより手数料がさらに取られるようになると、店舗の経営の圧迫にすらなりかねないのも現実です。

 

知人の花屋さんでは色々な電子決済を使えるようにしましたが、PAYPAYだけ受け付けているという事。他のものは手数料がかかるかです。使えるようにしたけど、あえて使わないようにしております。PAYPAYも手数料が取られるようになればきっとやらなくなるのでしょう。

近所の焼鳥屋さんの店主さんは、現金でお支払いいただくお客様が一番ありがたいのに、キャッシュレスで支払う方が得になってしまう現状のジレンマを感じ、お店が大切にしている現金払いのお客様に不公平感を持たせたくないという理由で、〇〇PAYは導入しないと言っておりました。

〇〇PAYが使えないからという理由で、その店を利用しないという感覚にはならないと思うので、お店側がこの決済方法を放棄することもあるのでしょう。各社の競争がどのような形で落ち着くのか興味深く静観していきたいと思います。

 

〇〇PAYを展開するのも当然目的があります。自社の経済圏に引き込むとか、手数料とか知名度とか私の知らない様々なことがあると思います。その目的の為に、取引ルールが突然変更される可能性が十分にあります。

11月19日に放送されたNHKの持論公論でとても興味深い内容を放送しておりました。

11/20191122_1-111/20191122_1-1こちら」からの一部の記事を貼り付けております。

 

直接関係している訳でありませんが、こういうのをみると、利用者(買い手)だけではなく、受け入れ側(売りて)への配慮があるところが、この〇〇PAYの競争の勝者になって欲しいと願うばかりです。そうするとサービスもどんどん普及していくのでしょう。ただ、GAFAなどもそうですが、徹底した顧客利用満足度を考えたサービスがどんどん普及していくだけなので、きっと受け入れ側の事を考える必要は本来ないのかもしれません。

必要に応じて使うか使わないかの選択をするだけです。いったいどうなっていくのやら。

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