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質屋のスタッフブログ

「金利のある世界」と「旗の向き」|名目GDP1,100兆円の先に見える未来

鴫原質店の弟さんです。

14年後の物価を想定し思考を巡らせる物語

14年後には同じ15,000円でも150円の商品が約65個しか買えない未来があるとすれば…。少し極端な例ですが、今回は「骨太の方針」と名目GDP1,100兆円という目標から、金利・物価・為替などを考察してみます。

まずはじめに

今、世界中で「日本の金利と通貨」に注目が集まっていますね。ドル円の長期チャート国内でも食品価格を中心に多くの影響が出ており、報道や解説のボリュームが一段と増してきました。

ただ、最近の報道は状況を整理するというより、不安を煽るようなトーンが多く、個人的にはあまり好きではないな。「デジタル赤字」「キャピタルフライト」「NISA」などの部分的材料を並べる傾向も見られるけど、数年前からひっそりと指摘されてたのよね(※数年前にブログで文句たれてた私!)。

ドル円だけを見ると、2024年7月と現在(2026年7月)でさほど変わらないけど、外の世界が注目しているのは為替水準そのものよりも、日本の金利や政策の方向性のような気がしてます。円安=物価高というイメージもあるようですが、微かに感じ始めたディマンドプルインフレの波動・・・その先にある賃金物価スパイラルの可能性。背後に薄っすらと景気減速の可能性もありえる、凄く微妙~な感じの状況に感じてます。

骨太の方針2026と「旗の向き」

6月30日に内閣府により「経済財政運営と改革の基本方針 2026」が発表されました(こちら)。初期の発表のスクリーンショットですが、この「日本銀行」に関する部分は大きな話題と議論が各方面でされておりました。骨太の方針2026の日銀に関する文言原文

補助金で抑えられた国内物価(CPI)なのか、特殊要因を除くCPIなのか、など細かい話も考えてたけど、日銀・政府は、名目GDPの継続的な拡大を重要な目標としているようです。個人の意見や感情が、立場によって多種多様にあると思うけど、まず「2つある旗」の「向き」と「位置」をしっかり見て、考える事が大切ですね。特に「信任」というワードが多い点は注目してしまいました。

一部では、この政策の先に緩やかな円安を意識する見方もあるようです。ただ、米国の金利や景気次第で景色はすぐ変わるので、ここを決め打ちするのはちょっと怖い。日経新聞さんの7月7日の記事で「たまる円高マグマ、ちらつく24年夏」と題した記事があり、隠れた裏の本質まで捉えた凄い報道だと感銘を受けました。尚、日経新聞は会社で購読しております!

簡単にいえば、名目GDP(国内総生産)は「その年に国内で売れたモノやサービスの金額の合計」のこと。【金額(物価)× 数量(生産量)】といえば、よりイメージが湧きやすいでしょうか。セントルイス連銀が発表してる日本のGDP上のグラフはセントルイス連邦準備銀行(こちら)から借りてきた、円建てベースの国内GDP推移です。

色んな見方があり賛否もありますが、円安局面では輸出価格や海外収益の円換算額などを通じて、名目GDPが押し上げられる要因になるようです。もちろん、通貨価値だけが影響してるという話ではありませんが、ま~少し恐ろしい話だ。因みに、ドル建て換算で見ると日本のGDPは低下していて、「見方」によって「見え方が大きく変わる」部分は興味深い。

通貨安がもたらすもう一つの効果として、円ベースの第一次所得収支の増加があります。この図は内閣府が公式に発表してる誰もが確認できる資料。日本の第一次所得収支グラフ

通貨安に関する「是々非々(ぜぜひひ)」は立場によりけりなので、ここは触りたくないですし深掘りはしません。ただ、国の債務を純債務対GDP比で見る場合、外貨建資産の円換算額が増える局面では、見かけ上、財政指標の一部に追い風のように映る面がありそう。一定の条件下では、純債務対GDP比を減らす可能性も考えられます。

税収は過去最高水準で、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の資産も増加。さらに、インバウンド関連収入も好調。指標によっては日本経済は好調と評価する見方もあります。「是」とするか「非」とするか、立場とスタンスが明確に分かれそうだけど、政策担当者は「是」と判断した上で、その方向へ舵を切ったという見方もできるのかな(旗の向きの重要性)。ただし・・・どんな見方をしたとしても、国内需要とか実質成長がないと、そのうち息切れする可能性を感じてしまいます。

2040年、名目GDP1,100兆円への道

骨太の方針の中身では、2040年に名目GDP1,100兆円程度という高い目標がありますが、毎年3%を超える名目成長が続く前提になるため、とてつもなく高い目標でもあります。骨太の方針2026の名目GDP目標の原文

仮に」名目成長の大半が物価上昇で実現すれば、今現在150円で販売されているものが毎年3%値上がりし、複利効果も含めると、14年後(2040年)には約230円になる計算です(※イメージの話)。長期金利の話も書いてたけど、この目標だと10年債利回り2.8%くらいが適正水準……だけど、それだと税引き後には目減りする(※実質購買力の低下)。でも、現状の物価高対策(補助金入りの物価)を加味すると運用益がでる。10年間ずっと、外圧で変化する物価を補助金で抑える事ができるのだろうか。

とはいえ、その物価上昇分と「同じ又はそれ以上の賃金上昇」があれば、それを経済成長とも呼ぶらしい。日本銀行の各種講演や過去議事録でも下記のような言葉が出てきます。

金利が上昇する局面におきましては、借入金利の上昇がダイレクトに企業の収益を圧迫する面がある。同時に、そうしたプロセスを通じて、生産性の高いところへ(人や資本などの)資源が移動していくという、新陳代謝のメカニズムが働く面もある。

とても厳しく、そして残酷な話にも聞こえる一方で、この名目GDP目標を実現するには、物価や賃金が持続的に伸びる経済が前提。そうした環境になれば、植田先生もインフレ率に応じて短期金利を引き上げていく可能性が強いのかな。ずっと先を考えると「金利はせいぜいこの程度まで」という先入観は、いったん忘れた方がいいのかもしれないね。

とくに中立金利のような話は、雲を掴むような話にさえなりそうで、実際に、各方面の賃金上昇率も上がるとこは上がってるし、インフレ要因はコストプッシュだけじゃない事は多くの方が目にしてる部分でもある。その反面で、経済界の凄い方々が、今のインフレに関する「持続性」に対して発言されており、社会的風潮の変化も感じられる。そして私自身は、変化に合わせて考え方や立ち位置を更新していくスタンスであり、いつものことだけど、この先は分からん(笑)。

植田先生の動きを観察してても、コストプッシュとは言え、インフレ率などを踏まえながら利上げを進めてきた過去。国内データもそうだけど、円インデックスの下限はかなり利上げのタイミングと相関が見られます。ここからは、国内発のインフレ圧力により物価が上昇していく可能性もあり、それ次第では金利の行方も変わるのかな。円インデックスと日銀利上げのタイミング

長く続いた「異次元の金融緩和(マイナス金利)」から、ようやく金利のある世界へたどり着いた段階なのか、中盤なのか、終盤なのか。欧米のようにインフレに応じて、自由自在に金利操作ができるようになるのかを含めて、植田先生の立場と判断はこれまで以上に難しそう。植田先生が持つ「旗」は座標のようなもので位置(地点)と考えるけど、何をどう考えて動いていくのだろう。

尚、このチャートは6月中旬に自分でお絵描きしてたんだけど、6月16日の金融政策決定会合で0.5%利上げの可能性もあるかな~なんて思ってました。もちろん……外れですが!(笑)。

通貨安がインフレ(物価上昇)を招き、派生として期待インフレ上昇により債券相場の下落(金利上昇)に繋がる一面もあります。先生たちは債券相場の動きにも目を配りながら、段階的に利上げを進めていきそうな予感がするけど、どうするんだろうね。決定会合の主な意見日銀が買い支える姿勢でないことは、決定会合の主な意見に掲載がありました。この文言も立場により「是々非々」はありそうだけど、市場ルールでは一般論だと思います。

そして、日本国債に関する項目が8つほど並んでおり、審議員の方々に強く意識されている印象を受けました。金利水準次第で日銀の債務超過の話題は必ず大げさにでてくるとも思うけど、それは「円」という通貨にどのような影響が及ぶのか。長期金利、短期金利、そして日銀保有ETFの価格水準が鍵になり、いつかそのうちでてきそうな話です。

ただ、今の円安と金利上昇は冒頭で触れた「金利や政策の方向性」を映し出しているようにもみえる。もし更なる通貨安(円ね)が意識されるなら、今の金利水準の国債は手を出しにくい。そんな発想が国債の入札や売り(利回り上昇)に反映されてるように感じてます。その上で、満期償還とはいえども、保有者の実質的な資産価値が大きく目減りしている事に目を向ける話は少ない。政策金利を上げないことも、長期金利上昇の一因になっている可能性はあるので、植田先生達にとっては悩みどころではなかろうか。短期金利1%に対して10年債利回り約3%ということは、タームプレミアム(※少し前書いた)だけが広がっている可能性があり、市場の信認が十分とは言えない状況なのかもしれません。なんとかして頂きたい!というのが私の願い!

国家のマクロな方針と、私たちの生活への影響

お国の方針や金利など、一般市民とは無関係な天空のマクロ的なお金の話から、少し話は変わりますが、私たちの家計や食卓という身近な部分にも目を向けてみます。

今、海外では供給網の寸断でリン酸などの肥料原料不足や価格高騰が深刻化しているという話も見かけます。肥料価格の上昇は、穀物や牧草の生産コストを押し上げる。そして、その影響は時間差で飼料価格や畜産コストにも波及するかもしれない。つまり「米ぎゅ~~(アメリカ産牛肉)」はどうなるんだ(!?)。豚肉も鶏肉も価格上昇がなかなか笑えない水準で、観察項目が増える増える…。

そして、国内の肥料の原材料はほぼ輸入依存というデータもあります。食料自給率は約38%だけど、何をするにも『燃料』と『肥料』は必要で、この通貨安(円安)による輸入コストの上昇がどう影響してくるのか、結構不安。植物の成長に欠かせない三大成分「リン酸」「カリウム」「窒素」の自給率はほぼゼロらしいので、もし問題あれば少しは話題になりそう。ただ、今のところ大きな話題になっていないので、先回りして確保できているのかもしれませんね。

もし影響があるとすれば、半年から1年後位には大問題として出てくる可能性が……ないことを祈る・そして信じる。なんか最近さ~、今まで普通だった事が突如普通でなくなる事が多いので、先の不安が尽きないね。少し前から心配してたけど、近くのスーパーに陳列されてる「米産牛」が少なくなり、最近は「豪州産牛」が目に付くようになりました。別に国産もあるし産地にこだわりはありませんが、肥料の話とお肉の話を関連して考えると「う~む」と考え込んでしまいます。これは誰かに「是」の効果をもたらしてるのだろうか?。

最後に

いつものごとくですが、素人おっちゃんの「経済を題材にした空想物語」でございます。一応、1次データや原文を掲載してますが、感想や思いも交えて書いているため、あくまで夢物語であり、数あるシナリオのひとつに過ぎません。それに質屋と関係する部分ってどこだ?💦。

とはいえ、旗の向き(←旗の位置ではない)を見ながら、自分の暮らしを守る準備だけはしておきたいところ。でもね、向かい風の強さ次第では旗は立たないし、旗下結集効果がどれほど強いか、「多くの人が見つめており」、「立場と力ある方々も声を上げ始めた」のが今の状況の気もする。そして今回の物語の旗は目印ではなく、「風で揺らめく旗の向き」で「風の向かう方向」が注目点。「是々非々」の幅は膨れており、中庸がどこなのか見当もつきません。いつもの事だけど、未来は不明、そしてどうなるのだろう。物事の是々非々は立場とスタンスによって大きく異なるけど、情報の断片だけでなく、風を感じながら、それぞれが考えるしかなさそうです。

そして私は【植田先生のご判断は如何に!】にしか興味がない(笑)。

長すぎる寝言はここで終了!



仙台近郊で子どもとお出かけ | 車で30分!「いわぬまひつじ村」と「岩沼海浜緑地」

天候に恵まれた絶好のお出かけ日和。今回は仙台市から車で約30分、岩沼市にある「いわぬまひつじ村」と「岩沼海浜緑地」で遊んできました。朝9時頃に出発し、ランチを済ませて14時頃には帰宅できる、半日で楽しめるお出かけコースをご紹介します。

いわぬまひつじ村 | 入場料やエサやり体験

まずは車の移動で疲れた心と体をたくさんの羊さんが癒してくれる「いわぬまひつじ村」へ。入場料は小学生以上で200円。小さな紙カップに入った羊のエサとステッカーがついてきます。いわぬまひつじ村で子供たちが多くの羊にエサをあげてる様子柵に近づくと多くの羊さんが出迎えてくれるので、大人の私でも毎回テンションが上がります。入場料に付属する羊さんのご飯は、あっという間になくなりますが100円で追加購入が可能です。

エサの追加購入は、羊さんが大好きな生野菜の「バケツに詰め放題200円」を推奨。「まだ詰める・・・」自信はあるけど、楽しいうちに終わればまた来たくなる!と考える私は、この位で詰めるのをやめました。お子さまの「ここまだ入るじゃん!」というお言葉に、「そんなに要らないさ」と返した私。すぐ飽きる子どもたちへの密かな作戦です。200円で購入できるやさい詰め放題の器にパンパンに積んだキャベツ季節によってエサの野菜も少し変化し、真夏の暑い日に来園したときは「カットスイカ」の時もありました。やさい盛りの詰め方はおいといて・・・、ひつじ村を堪能するためのマストアイテムである事は間違いなさそう。小さな子から大人まで、幅広い年齢層が楽しめる隠れた癒しスポットです。公式ページ(こちら)がありお出かけ前の情報収集にお使いください。
(滞在時間:約30分)

岩沼海浜緑地(南ブロック) | 大型遊具とローラー滑り台

ひつじ村から車で約2分、今回の目的地「岩沼海浜緑地南ブロック」に到着です。岩沼海浜緑地南ブロックの施設案内板開園時間や問い合わせ先が確認できるので、公園の案内板をそのまま掲載させていただきます。

整備された芝生が特徴の清々しい公園。岩沼海浜緑地南ブロックの風景と設置された大型遊具設置されてる大型遊具は安全に配慮されたもので、基本的に私は「見てるだけ~」という感じ(※楽してました)。もちろんですが、高低差がある遊具なので手の届く範囲で見守る必要はあります。遊具の推奨年齢は幼児から小学校低学年くらいかな、というのが個人の感想。

展望台の反対側に、高低差を活用したロングローラー滑り台。設置されてるロングローラー滑り台少しお尻がチクチクするタイプなので、段ボール紙でも持参すれば、疲れ果てるまで繰り返し遊べます。子どもたちと一緒に滑れば、階段を上る労働(運動)がついてくるので、大人も頑張って滑る事をお勧めしたいところ。日頃の運動不足は楽しく遊んで解消してしまおう!

海が近く、周囲には高い建物もないからか、暖かい日は海風がとても心地いい。仙台空港が近くにあるので、上空を飛び交う飛行機を眺めてるだけで、穏やかに時間が流れていきます。広大な風景と整備された公園の環境整備された綺麗なトイレにはトイレットペーパーも備え付けられていて、小さな子連れが重宝するポイントの一つ。おむつを替える設備も充実してるので幼児も安心です。そして、水分補給に欠かせない自動販売機の設置もありがたいですね。尚、駐車場は沢山あり、混雑の限界を超えない限りは困らなそうです。
(滞在時間:約100分)

帰り際に立ち寄ったのが、車で約5分の場所にある「岩沼海浜緑地北ブロック」。テニスコートと野球場とサッカーコートがある施設にも、いくつかの遊具が設置されています。ネーミングライツで施設名はついていますが、変わる可能性もあるので私は「北ブロック公園」と認識しています。岩沼海浜緑地北ブロックの風景この日は鳥さんの排泄物・・・などで大型遊具が汚れていたため、遊ぶのは見送りました。自然現象だから仕方ないですね。ちなみに、写真では伝わりにくいかもしれないので「赤丸」をつけましたが、大型遊具までの徒歩での道のりは長く遠い。小さなお子様をお連れの場合は、お子様の体力とこの移動距離も考慮しておきたいところです。
(滞在時間:約40分)

仙台市からのアクセス | 高速料金と所要時間の目安

距離:仙台市中心部から約25Km
アクセス: 仙台東部道路(高速道路)を利用すると約30分
通行料: 片道360円(2026年6月時点)

下道だと「国道4号線」か「宮城県道10号塩釜亘理線」の選択になりますが、イベントや交通量次第ではどちらも渋滞になる事があります。「360円を払って想定通りの30分をとるか、のんびりと下道で行くか」ちょっとした決断でいつも悩みますが、我が家には車酔いする子がいるので、私は高速道路を選択することが多いです。

尚、宮城県のホームページの「岩沼海浜緑地概要(こちら)」に、空から撮影された全体像の写真が掲載されてます。規模感がすぐに分かるので、事前の下調べに使えそう。2026年6月1日からは、みやぎ県民公式アプリ「ポケットサイン」(公式はこちら)との連携が始まり、バーベキュー広場やテニスコートなどの施設予約や決済が可能になったようです。一日を通してさまざまな楽しみ方ができる施設なので、今後の発展も楽しみ!
※料金やサービス内容は訪問時点(2026年6月末)の情報です。最新情報は各施設の公式サイトをご確認ください。

知っておきたいポイント

今回は半日でも十分満足できるコースなので、小さなお子さんとの休日のお出かけ先を探している方にはおすすめです。小さい子は2時間も跳ね回れば疲れ果てるので、どこかで歯止めをかける事も必要。また、日差しを遮るものがないので、暑い日には帽子着用と日焼け止め必須です。灼熱を感じるような真夏日には、遊具そのものが熱くて触れない為(※冬はその逆)、天候の考慮も必要な点を加えさせていただきます。岩沼海浜緑地の一つだけ気にする点は、周辺には気軽に立ち寄れる飲食店やコンビニが少ないこと。おやつなどの軽食は少量でも用意しておくと安心です。

最後に

紹介した3つの施設は、数年前にも休日日記として書いたことがある場所でした。ブログを継続してあっという間に数年が経過してしまいましたが、これからは日記という形だけでなく、実際に訪れて良かった施設を中心に、子どもとのお出かけ先として、すこしでも参考になる情報を紹介していきたいと思います。



ゴールド価格はどこへ向かうのか|インフレ・金利・通貨不安の市場整理

鴫原質店の弟さんです。

前回の考察ではアメリカ中央銀行のバランスシートの話から、ディベースメント取引でゴールド価格の話に流れたので、久しぶりにゴールド価格だけを考察してみます。質屋丁稚の意味不明な考察であり、推測や思考はしてますが、何かを推奨するものではありません。今回は少し踏み込んだ内容もあるため、【市場の見方】【個人的考察】を明記し、ファクトと推測が混在しないよう気を付けながら話を書き進めます。ただし、いつもの通り、結局は妄想劇場でしかありませんので、信憑性は限りなくゼロに近い物語であることをガッチリと書かせて頂きます。

【過去のゴールド上昇局面でのチャート形状と今】

昨年12月の考察で、1980年と2011年のゴールドの値動きを鑑賞し「ここも今までとは何かが違うのかな?」という事を書いてたらしい・・・。1980年と2011年と今のゴールドチャート1980年と2011年とそして「今」。世界の状況は全く違えど、不思議に似ているこの形状の理由が不思議だ。過去の2つの場面との比較をすると、ここから一度、少し上昇する流れになってたけど、今回はどうなるのかしら?。先の事なんて、分からないし読めるはずも無いけど、ゴールドに関する情報の整理だけでもしてみよう。しかしさ~、チャートの形状(価格の値動き)がホント似てません?(チャートは全てトレーディングビューから)。少し先が見える万華鏡や望遠鏡なんかあればいいのにね。

【メディアやレポートから取れた情報の整理】

公表データ・市場レポート・各種報道をもとに整理したものです。
一部には市場関係者の見方や考察も含まれます。(※詳細書くと長すぎるので説明省きます)

【市場の見方】中央銀行のゴールド買い

金価格先物の価格形成の中心、そしてゴールド保管庫として、米国とイギリスが主流の現在において、香港に市場・保管機能を強化する動きが見られ、その背景には、ドル基軸への依存度を下げる狙いがあるとの見方らしい。有事の際の外貨準備凍結などを受け、一部の国では外貨準備の在り方を見直す動きも見られる。
<広く噂されている推測の議論>

【市場の見方】国のゴールド保有規制

6月後半(22日~24日)、とある国でペーパーゴールドの証拠金率が引き上げられたとの報道あり。その結果として一般投資家のポジション縮小に繋がる可能性もあるようです。ゴールドへの資金集中が経済活動に影響を与える可能性を指摘する見方もある。余ったお金をすべてゴールドの購入に回してたら・・・そりゃね(←ここは個人の感想)。この動きは短期的な下落圧力につながる可能性もありそう。(←個人的な推測)
<一部では保有規制のようにも受け止められている現象>

【市場の見方】デジタル通貨「unit」構想

ゴールドに裏付けられた新たな貿易通貨構想。民間研究機関発案の話で、実現性は現時点では不透明。今後の展開次第では長期的なゴールドの役割に変化の可能性もあり得る(推測)。
<長期的にゴールドの重要性が増す情報>

【市場の見方】ゴールド産出企業の原価率

2024年〜2025年にかけての主要鉱山の平均AISC(全維持コスト)は大体1,500ドル位だったけど、最近は約1,800ドル位まで上昇している大手企業も珍しくなくなってるようです。金価格上昇により採算改善への期待も関連企業の株価上昇要因の一つだった可能性。要するに儲かった結果(←コレ重要)が株価に反映されたという事か。ゴールドの適正価格とは一体どこなんだろう?(←私の疑問)。
<ゴールドの今後の値動きの考察の一要因>

【市場の見方】マネー供給体制の変化

米国のインフレ再燃による利上げ憶測。実質金利の上昇は、利息を生まないゴールドの保有魅力を相対的に低下させる要因とされる。逆に言えば、利下げ局面ではドル安とゴールド高が起きるのが教科書的な話ですが、景気後退時はまた別な話です(※説明省きます)。加えて、日本銀行の利上げが世界の資金供給にどの程度影響するのかは、現時点では判断が難しく、今後の動向を見守りたいところ。
<ゴールドの値動きに大きく影響>

【事実・データ】通貨防衛

自国通貨と制度を守る為、外貨準備として保有するゴールドの換金売り。自国通貨防衛を目的に、一部の国では金輸入や国内取引に対する規制・調整。
<ゴールドの短期的な値動きに大きく影響>

【個人的考察】ペトロダラーシステムが活きてる証

中東のドルペッグ制度を取る通貨諸国が、自国通貨維持の為に大量のドルを必要としてる現状があるなか、「自国の財政赤字の補填」として外貨準備のゴールドを売った可能性。そしてこのシステム依存の問題も水面では議論されてそう。
<ゴールドの短期的な値動きに大きく影響>

【個人的考察】行き過ぎた投機

マーケットが色々動く中で、リスク資産の下落のタイミングでゴールドも下落傾向あり。「買えば儲かる可能性がある」ところに資金が集まる傾向の中、「将来の利益」を目的に保有してる部分が徐々に売られてる可能性。通貨価値の希薄化(Debasement)を見越して金を買う投資テーマ、ディベースメント取引(Debasement trade)の名残・・・。
<短期的な市場の動きの考察>

【歴史的に高値にある点は要注意(かなり私的な意見)】

過去に「金価格 / M2比率」のような指標で長期的な動きを観察したことがあります。その延長で考えると、一定の水準(仮に3,700ドル付近)を一つのシナリオ分岐点として見てたりもします。ゴールド価格をM2で割ったチャート【今回、書き方にすごく注意してます】が、妄想劇場の「推測レベルの見方」であり、専門的な思考は一切ありません。ただし一部では、金価格とマネーサプライ(M2)との関係性に着目した分析もあり、長期チャート上で一定の相関が議論されることもあります。その延長で考えると、もし仮にその相関が強いという前提に立てば、3,000ドル付近が一つの“意識され得る水準”になる可能性もある、というのが数年前に考えていた見方です(あくまで仮説)。1オンス3,000ドルになったら円建てゴールド価格はいくらになるか?(※過去のブログ)の着目点は実はここだったりする。遥か昔に突破してるのは、所詮は空想劇場の所以です(笑)。ただ、「もしかして(仮定)」過去と同じルートを辿ると、1オンスいくらになると思います?

【半年間の値動きの分析】

ここまで書いてしまったので、3月2日からのゴールドの値動きに、見よう見まねでフィボナッチチャネルで線を広げてみる。(あってるのかコレ?)ゴールド価格の半年間の値動きにフィボナッチを当てたチャートざっくりと当てているので精度は粗いですが、売買タイミングの目安と重なってるようにも見える。市場心理により形成されるものであり、根拠などない一つの目安ではあるが、なんというか・・・チャネルの上辺までは確かに・・・これって過去もこうだったのだろうか。私にはゴールド投資の知識が無いけれど、このトレンドを変える「何か」があれば、価格は一気に上がる可能性もある。とはいえ「何か」を考えるも、「札束」以外の空想が浮かんでこないな。結局のところ強い力って・・・ゴールドだけにやっぱり金(カネ)なのかもしれない(汗)。あ~欲望の資本主義!ってね。

【ゴールド価格に影響する事象の整理】

ゴールド価格はこんな事に影響されるらしい。ここは全て【個人的考察】の部類です。

  • 戦争【終わりは来るのだろうか?】
  • 政情不安【一部の地域で継続中】
  • 原油高【影響は未知数?】
  • インフレ【圧力はまだ残ってる】
  • 金融危機【AI・半導体・メモリー市場の動向次第ですかね?(私の空想)】
  • 通貨不安【一部の国や地域で通貨が不安定(※円はどうなるの?)】

今のところ、明確に大きく下押しする材料は限定的に見える。とはいえ、明確に大きく上昇する材料もまた限定的に見える。結果・・・札束の殴り合いの力が価格決定要因の一部として強そうに思われる。つまり!先の事なんて分からない(汗)。

【混在する情報と分析の中で】

感想として、ゴールドの価格形成は状況が複雑すぎる。中央銀行観察は趣味と敬意を抱き、関心をもっていくらでも没頭できるけど、さすがにこれは・・・つらかった。断片だけを見ると「上がりそう」とか「下がりそう」と感じる部分(※個人的見解)もあるけど、何処かを切り取って、固定概念を持つことが危険な状況なのではなかろうか。ただ、価格云々の話では無く保有する事に意義があるとも感じており、多くの先進国が「債務」という言葉で簡単に括られる問題を抱える中で、クローゼットの引き出しに僅かばかり(※指輪1個とか)のゴールドでも置いておくのは、何かの保険として悪い事ではないようにも思えてきますね。さて・・・これからどうなるのでしょう?それさえわかれば、働かなくても楽~に生きられるのにね(汗)。そして立場的には上昇してくれればありがたい(仕事上ね)ので、「あがれ~~~っ」て祈ってたりもして(笑)。でも円建て金価格が円安で上昇するのは、とてもいや~な気分になりそうだ。先の事なんて分からない・・・だからこそデータや情報を見て、色々考え続ける必要があると思っております。

結論はいつも通り、未来は不明。そして長い!。
以上、空想劇場でした。





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