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質屋の道具「ターボテスター」

鴫原質店の弟さんです。
本日は質屋のアイテム。
HOROTEC(ホロテック)社の「ターボテスター」をご紹介。
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このアイテムは磁気の力を利用して外から時計内部のムーブメントを動かすことのできる機械で、電池時計(以下クォーツという言葉を使います)のみに使用することができます。

具体的にいうと輪列(時計の歯車の重複構造)を磁気の力で動かして、歯車を中心とした機構の動作確認を確認できるものです。また微小な塵や油の塊などが歯車にからみ、ムーブメントがもともともっている力では針が動かない場合に、強制的に凛冽を動かし除去するなどの為に使われるということです。
(※販売ページから言葉を頂きました)

動力が外部からの磁気によるものの為、電池が切れて動かないクォーツでもこの上にのせて「ON」というボタンを押せば秒針や長針がクルクル動き出します。
tabo2tabo2(動いているところをお見せできればいいのですが)
そしてまた、電池が入っているクォーツでもクルクル動き出します(^-^:)

ここまでみると何やら素晴らしい機械のように思えますが、殆ど使用しません。
使用する時といえば、電池を入れても動かないとか、針がカクカク動くとか、何かしら動作に異常がみられるときにたまに使用するくらいですね。でもこの道具で強制的に動かしたところで、何の整備もなく販売できる状況に戻ることないと思ってますので、使用する意味もあまり感じません。

何故か!
内部に問題があるから動作しないものなので、一時的に動いたところですぐダメになる可能性が強いからです。
そしてそのようなものをお客様に販売するわけにはいきません!

ここからは推測ですが、使用目的が違うように思えます。
新品の製造組立時やオーバーホールの時に輪列の動作確認の為に使用することはありえそうです。でもコイルやステップモーター(永久磁石)が組まれている状況で、磁力により時計を強制的に動かすという行為は腕時計にとっていい事ではないと私は思います。

動力がゼンマイによるものでも電池によるものでも、時計にとって磁気は大敵です。携帯電話やテレビのスピーカーや、電動カミソリや掃除機などのモーターの入ったもののすぐそばに時計は置くものではありません。インターネットで気軽に買えるアイテムかもしれませんが、使用の際はその目的を十分考えてから使用して頂きたいアイテムです。

質屋で使うアイテム紹介?
最近思うに当店にある道具の紹介になってきました(汗)。
こんなアイテムがまだあるので「使ってないじゃん」などの突っ込みご容赦下さい。

本日も鴫原質店のスタッフブログをご覧いただきありがとうございました。
時計の修理/電池交却/販売/買取は仙台の鴫原質店へ
お見積は無料ですのでお気軽にご利用下さい。

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