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4月26日の相場変動についての感想

鴫原質店の弟さんです。

昨日はとてもエキサイティングな夜だったので、関係する人たちは寝不足な朝を迎えたのではないでしょうか?。って寝てない人も多いのかな?(笑)。昨日と本日の18金の買値本日の当店の18金買取価格は1グラムあたり190円も高くなりました!!(パチパチ)。約2%も上がったので、沢山のお客様にご来店頂けるかもしれないね。店の在庫価値も上がるしい、金高騰ばんざ~~い(哀)でいいのだろうか・・・(涙)。

さて、昨日は日銀金融政策決定会合があり、12時頃に現状の政策維持という決定が発表されてます。興味深い点は国債買い入れ額6兆円を目途という文言が文章から削除された事(←どんなことが想像されるのだろう?)。4月26日のドル円チャートそれを受けて、早朝に約155.6円/ドルだった為替は売りに売られまくり、たった1日で1ドル約158.3円へ下落しました。口先や実弾介入が無い状態だとこんなことになるんだね。オオカミ少年のように言い過ぎて効かないのか、戦略があるのかさっぱり分からん。日銀は発表こそないが、保有国債を減らして次の準備を着々と進めてるみたいだけど・・・今後の金利はどうなるかな?。

年初1月2日の為替は1ドル約141.4円だったので、年初から4カ月でドルに対する通貨価値は10%も減少。年初からのドル円チャートドル独歩高の状態はいつも通りで他国通貨でも同様の現象は確認できるから、そんなに悲観する訳でもないけど、今後どうなるかはもしっかり注目しておく必要がありそう。日本人全員が「円だけを持ってる事」に危機感を感じるととんでもない事が起こりそうだけど、こんなことに興味がある人は稀な感じに思えるので安心してる部分もあります。

介入が一切ない事を前提にすると、今現状の為替は金利差主体になっているようにさえみえ、対ドルに対する貿易赤字が円安を拡大させる可能性もあるのだろうか。アメリカと日本の金利差などと思ったので、いつものトレーディングビュー(こちら)で年初からの10年債利回りの金利差を表示させてみた。年初来より金利差は拡大しており、この数値とパーセントだけ見ると、ドルに対してはもう少し円安になる可能性の方が強い気がするのは私が馬鹿だからに違いない!。円を稼いでいる人間としては、精神的にちょっとつらいゾ・・・。尾を引かなければいいね。

通貨価値下落で国内金価格が上昇する度に悲観的な私ですが、長年の時間をかけて通貨価値を下落さようとしてきた歴史を見る限り、どんな形であれインフレ経済にもってきたのは目的通りなんだろうな。金利差はどこかで落ち着くと思うので、円安円安と騒がずに今は静観して、商品相場の上昇を楽しんだ方が心は優しい気さえしてきました。ただ、その差が縮小する時は円高による商品相場下落の可能性を想定しながら、在庫や質預金額調整していかんとね。ただアメリカの金利が下がらない可能性ってのもあるのかないのか?、見どころが多すぎる・・・。もし仮に、1970年代のスタグフレーションのような感じだと、金利とインフレ率ってこんなもんじゃすまないし、これからどうなるんだろう?。さっぱり分からんね~~(放棄した!)。因みに2024年4月にIMFが発表した購買力平価に基づくドル円の試算値は1ドル90.82円ということ。恐ろしい乖離率でこの数値も少し怖くなる部分です。仕事にもっと集中したいから為替は安定して欲しい!って思うのは、恐らく日本人の多くの方々の望みではないでしょうか。為替を管轄する省庁は明確に定められているので、仕事を頑張って頂きたいものです。

本日は以上でございます。

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