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ロレックスの付属品(2006年頃)

鴫原質店の弟さんです。

今月の質流品にROLEXのヨットマスター(Ref 16622)がありました。質流品のロレックス今回はその付属品について感じたことがあり、そのまま書いていきます。

2006年製造(Z番)のこの子には、当時の紙の保証書が付属します。2006年のロレックスの保証書右下の欄には販売店名とお客様住所にお名前、そして販売日がしっかりと印字されています。日本の正規代理店で購入すると、このように印刷にて明記されていたものが殆どだったような気がします。

日本の正規代理店と書きましたが、この時代の保証書は今とは異なり、なんと国によって少し違いました。保証書の発行国番号赤丸で囲った部分は保証書を発行した国番号で「410」は日本である事を表します。日本の保証書は色々と印刷されていますが、他の国の保証書だと「ハンコ」が押してあるだけとか、ボールペンで文字を書くだけとか、最悪すべてが空白とか、色々なケースがあったように思います。今では考えられないことで、少し笑えます。

以前何かで取り上げた記憶がありますが、この保証書にはこんな特徴が。保証書の紫外線反応印刷された王冠マークが紫外線に反応します。光る部分と光らない部分があり、一応「保証書自体の真贋判定」の一つのポイントにもできますね。ちなみに、この紙の保証書をカラープリントした印刷物を何度か見てきました。これも今思えば笑える思い出です。

付属品に少し珍しいものが。保証書の日本語訳保証書の左下にフランス語で書かれた文面の日本語訳です。正規代理店で購入したものだからこそついている珍しい物かも。15年前は当たり前のものでも、今現在ではみる事が少なくなったのでそう感じました。そもそもにして不要なものなので、捨ててしまった方が多いのではないかな。

個人的にどうしても触れたいのはこれ。保証書の表面普段折りたたんで保管する保証書の為、中央から上下に分けて印刷向きが違います。これいつみても「変じゃない?」と思うのは私だけなのかな?。

もう一つだけ突っ込みたい事が‥‥‥(許して!)。この時期のロレックスのクラスプはとても薄い造りになっています。クラスプの造りそして長い事普段使いしていくと、この板のようなクラスプが変形して、バックルの開閉が緩くなる症状がでてくることもありました。

そして最後に、この子についていたもう一つの付属品の一部を!。中古屋さんの取扱説明書の一部他社の中古屋さんの説明書がついており、中古品で購入した事が判明します。その中古屋さんの取説に先程のクラスプの「直し方」が明記されていました。こんなこと書いていいのかな(笑)。因みにこの調整方法は、当店の社長の方が私よりずっと上手です。本当にずっと前から何も考えずにやってますが、壊れたことは一度もありません。ただ、一般公開しようと考えたことがないので、少しだけ笑ってしまいました。だって力ずくで曲げるだけなので、修理とか調整と言っていいものかどうか。

ロレックスの紙の保証書はこの頃を最後に姿を消します。確か2007年くらいからですが、世界でデザインが統一されたカードタイプになっていくからです。「紙の保証書」なんて昔は当たり前の事で気にも留めませんでしたが、最近では数が少なくなってきたように感じます。現状でそんなに珍しいものではありませんが、当時の付属品が複数あったり楽しかったので取り上げてみました。

本日は以上でございます。

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