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質屋ブログ

昭和のデザイン

鴫原質店の弟さんです。

今日はこの数日間で店頭で売って頂いたダイヤモンドリングについて。
10年くらい前だとこのようなデザインは比較的多く持ち込まれていましたが、最近では見ることも少なくなり、懐かしい気持ちになれたのでご紹介です。

ひとつ目はこれ

ダイヤモンドを6個の爪で支えているので一応「たて爪」と呼ばれるデザインなのでしょう。今から30年以上前のデザインだと思いますが、石がセッティングされている場所が高いことが特徴です。

にしてもコレ、指につけてみると非常に危ない感じがします。なんと申しましょうか。ぶつけたら刺さりそうですね(苦笑)。
なんとなく格好悪いように思えるのは私だけなのでしょうか。大きな石をこの形で造るならまだ見栄えもいいのでしょうが、造りの割に石が小さすぎて少し滑稽にさえ思えます。
(私的感覚なので突っ込み不要です。気に障ったらごめんなさい)

ふたつ目はこれ。

たしか「箱爪」と呼ばれるデザインです。四角の台座の4つ角から爪を出してその上部で固定しているのが特徴です。数年前までは比較的多く見てきたこのデザインは、きっとその時代の流行デザインだったのかもしれません。「斬新かつモダンな!」とかそんな感じの売られ方をしていたのでしょうか(←勝手な推測です!)

ちなみにこの「モダン」という言葉。
私が幼稚園児の時に着物を販売していた祖父母達がよく使っていた言葉です。お客さんたちと「モダンだね~」などと話していた記憶が鮮明に残っていたのでなんとなくここで使ってみました。意味は「現代風」?というような感じだったと思います。

また脱線しましたので話を戻します。
この二つのデザインに、というか、10年以上前に造られたデザインのジュエリーに共通していえることなんですが、非常に多くの金属を惜しげもなく使用していることです。小さな石をセッティングするのにこのような豪華な量を使っているのって本当にすごいと思います。

そしてもう一つの特徴。前にもブログで書いたことがあるかもしれませんが、「たて爪」の指輪についているダイヤモンドには良いものが多いです。上下左右から光を取り込むことができるのでダイヤモンドの輝きを楽しみたい方に適したデザインで、セッティングされている石のごまかしがききません。
最近造られているジュエリーは、金属の品位を落とし、さらに石の品質を落として価格勝負的な感じのものが多いので、デザイン的にこのような昭和感漂うものを見るとどんな石がついているのかいつもワクワクしてきます。

その時の流行によって変化していくジュエリーのデザイン。
現在流行しているジュエリーのデザインは?
そもそもジュエリー自体が流行しているのか?
今後はどうなるのか?
色々考えさせられますね。

相変わらず趣旨がまとまらないだらだらとした文面ですみません(^-^:)

ダイヤモンドや宝石の買取・販売は仙台の鴫原質店へ。
お見積も無料なので気軽にご利用下さい。
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