鴫原質店の弟さんです。
いち時期、頻繁に取り上げてた金(ゴールド)について、個人的に飽きたのか・・・ネタにする事が少なくなった気がするので、暫くぶりに取り上げたいと思います。ドル建て金は1オンス2,700ドルを超えて、安心安全にテクテクと上昇中。1オンス3,000ドルになる・・・と暫く前から書いてましたが、金利下落局面でドル安の影響を教科書通りに想像してたけど、今は少し違う状況になりました。因みに3千なんて数字に確証もなく、分かるはずないんだけど、想像して考える事が大切だといつでも思ってます。そして昨日(10月25日)、バンクオブアメリカのアナリストが2025年にドル建てゴールドは1オンス3千ドルになる見込みという発表をしてましたので、外れたらこの方のせいにできる環境が整いました!!。以後、「バンクオブアメリカがそうなるって分析してた」とでも書き続け事にしよう。必殺「ひとのせい作戦」開始です。
【尚、下記に関して、質屋丁稚が少ない知識で考えている事であり、ただの空想物語という事をご理解下さい。物語なので信憑性など1ミリもありません!!】
現状、米長期金利上昇でのドルインデックス上昇に対し、ドル建てゴールドが金利上昇圧力に無風で上昇してる点が興味深い。ドル高のゴールド高なので、世界が相当不安定だと想像できます。何もかもが治まる気配もなく、新しい問題があちこちで起こきてるし、中学校の教科書で勉強したパックスアメリカーナの崩壊とドル基軸通貨体制(SWIFT)への挑戦も金価格高騰の一つの理由かしら。アメリカの大統領選はもうすぐだけど、世界はどこへ向かうのかね(哀)。とにかく平和を望みます!。
10月4日にアメリカの雇用統計が発表されました。リアルタイムで見てたけど色々多くのポジション調整がされたようです。「米2年債」と「米10年債」と「ドル円」チャートはぜ~~んぶ同じ形なので、どの順番なのかなんて関係なし。米10年債金利はその後も上昇し、無事(?)にドル円は150円突破中・・・、楓のように揺れる我らが通貨【円】とは何者だろう??。次の米雇用統計発表は11月1日、その後大統領選挙投票日と11月7日のFOMC、その次の米雇用統計が12月6日で状況はその度に変化しそうな感じ。「アメリカ経済の先行きは不確実だ」と植田先生(←日銀植田総裁)が繰り返してますが、米政府発表データで各それぞれが動いているなか、そもそもその数値は本当に正しいのだろうか・・・。年末から春先まで各データの修正が入ると急激に何かが起こる可能性も感じてしいます。一体何を信じればいいのやらさっぱり分からないや。
そんなポジション調整を受けてのゴールドの動きはこんな感じ。金利上昇の影響を受けて「ドル建てゴールド」少し下がったけど、不死鳥のように復活!!で現状に至ります。色々な憶測で動く金融市場ではありますが、方向性は未だ明確に定まらず、それらを見ながら調整する国内政策方針も様子見ムード。ドル円は金利との相関関係を保っているように見えるので、全てに影響する米金利とその背景にある米雇用市場は要観察ですね。相関関係を保っているうちはですけど・・。
この先の米国FFレートの下げ幅が関係してくる事だけど、質屋にも大きく影響しそうな事柄で、ここだけは【質屋丁稚の妄想という名の物語】ではなく過去の事実を。下の画像は2008年頃の「米2年債」「米10年債」「ドル円」。小さな数値は見えずらいですが、誰でも調べれる事なので概要分かればそれで良しだね。アメリカ様の金利が今後どうなるかを的中させることができる人などいないけど、米長期金利は上にも下にもいく可能性があり、相当な円安に振れると国内は利上げで対応するのかな?。その反面、金利がもし急に下がるような事があるとその分は円高に振れそうで、それを止める手立てはあるのだろうか?。米国の銀行倒産やローン破綻増加や失業率増加などなど、何かあれば米利下げペース加速で相当騒がしい事になる可能性も想像される(※妄想の更に上を行く寝言!!)。もちろんこのままゆっくり金利を下げて何もない事も予想されるが、利上げとかの可能性もゼロではない・・・。だからデータと展開次第という事で、先の事など誰にも分からない。
2008年は歴史に名を遺す○○ショックが起きた年。因みにその時のドル建てゴールドの動きはこんな感じ。8月初旬の大騒ぎの時、金価格の下落が見られましたが、金融資産の下落に相関が確認できました。金融資本主義市場で大きな出来事があると、ゴールドも影響を受ける可能性はありそうです。2008年8月1日の1オンス98.366ドルが10月1日に71.472ドルになった過去は、私が実体験した出来事ですが、ドル建てで3割弱の下落に円高がブーストをかけ、円建ては更にさげました。この時とは世界情勢が違うのでゴールドを持つ意味が大きく異なるけど、安全資産としてでなく、金融資産(←投資先)として見た場合の動きが確認できるかもしれないかな。因みに、タラレバの話なので、こんなの心配しても無意味です。
不思議に似てる下部チャートは「ドル建ゴールド」と「米国債務残高」と「S&P500指数」。ゴールドは世界市場なので米国の何かと比較する事がナンセンスだけど、世界の基軸通貨ドル体制の影響が考えられます。経済活動の結果として、お金が金融資産に飲み込まれていく構造をこんな相関から空想しますが、これが金融資本主義経済の本質なのかな?などと、アホなりに妄想に耽っていまいました(※事実ではありません!!)。コロナ下で市場に流通する紙幣量の40%分を市場に急激に供給し、そのタイミングで全てが綺麗に相関して上がってるのが確認できます。消費されたマネーの移管が株価や実物資産へ進み、世の中の消費に回るお金が減少した時や、借金できなくなった時、そしてその返済ができなくなった時、このような各種金融商品はどう動くのだろう?(←※ありえない話だけど)。市場への紙幣の供給を続け債務は増え続けてるけど、最近では、世界各国で【増税】と【歳出削減】が決められていく中、仮に米国で「国の借金を減らしましょう!」となった時、これらはどういう動きになるのかね?。それとも、経済成長を目指して紙幣の供給を更に続けるか、それは新しい大統領様が決めるところ。その点は米国債金利にも影響するので、結果的にドル円にも影響を及ぼしそうだ。35兆ドルの借金の利払費が1兆ドル(約150兆円)という数値を見るに、この長期金利の金利はできるだけ下げたいと想像できる。だらだら考えるだけで一日中妄想に耽れる・・・からこの辺にしとこうと思います。
最期に、国の外貨準備高における金保有比率を調べると、今年に入ってからフィリピン様は売却してたり、今までず~~っと買いまくってた中国様は5月で購入ストップしてたり、国単位での見通しも結構面白い。国が保有するゴールド(金)を売却して、外貨準備高のリバランスとかもするとかもあるようです。何よりも、国で制御できるのは「税制」と「金利」と「国債発行」や「紙幣流通量」など色々あるけれど、世界市場の金価格は国の管轄外なので、上がり過ぎると制御不能な資産となるから歓迎できないはず。紙幣価値の減少(インフレ)が金価格高騰にも繋がっている中、今後、仮に国民全員が金(ゴールド)を全力で保有し、余分なお金で全員ゴールド買いだしたら、経済活動の全てが減少していき、それが現実に起きてる国がすぐ近くにあるのも参考になります。節約してお金を貯めて、レジャーや不動産屋や車や美味しい食べ物にお金を使うのではなく、【現物ゴールドを買う!】を全員が繰返せば、そのしわ寄せは社会全体に及ぶよね。
グーグル先生に尋ねると、経済とは【人間の生活に必要な財(モノ)やサービスを生産・分配・消費する活動。 また、それらを通じて形成される社会関係】と書いてある。そんな観点で見ると、「生産も分配も消費も社会性」も何一つない【ゴールドやシルバー】を社会全体が買い続けてる現状は、自己防衛(国や個人)や資本主義経済の結果として起こっている可能性を感じてしまい、人々の生活にとっていい事はなさそうです。真逆に思考すると、経済が縮小し不安定が増すから自己防衛の為に買うという発想もでき、この先の経済状況が不安になるね。金(ゴールド)の上昇理由を探してたけど、下がる理由が殆ど見つからない・・・。金融危機が起きれば、投資対象としてだけ見たゴールドは下落の可能性もあるけど、それが起きないように雲の上の方々が色々調整してるので、そんなの起きない方がいいしね。話がそれたけど、ドル建て金が1オンス3,000ドルに仮になった場合、円建て金はどうなるかね?。楓のように揺れ動く、円という通貨価値に影響される円建て金は、せめて現状維持!もしくは少し下落を期待したい。ホント、今後どうなっていくんだろう。あ~~マジで老後が不安だよ~~~。ってかさ~、老人になるまで生きていける世界であって欲しいですね。先ずは世界平和!、これが最重要課題!!.
【尚、上記の全ては、質屋丁稚の空想物語で信憑性など1ミクロンもなく、事実ではありません。ブログネタとして金(ゴールド)価格に振れた妄想程度のお話である事、十分ご理解お願い申し上げます。】本日は以上でございます。