鴫原質店の弟さんです。
先週少し触れてましたが、日本長期金利上昇が止まらず激しい一週間でした。詳細は新聞にも書いてあるので、もう見てる方も多いとは思いますが、目につく部分は「テールは1987年(昭和62年)以来の大きさ」で、「応札倍率2.5倍で2012年以来の低水準」という事。また出てきた昭和の時代!。そしてその年号には歴史に残るアレが起きてた・・・・(哀)。最近は過去との数字比較が多いけど、ホントなんだかな~って感じですね。僅か数年で価値が半分程度になってる債権(←国債)もあり、保有し続ける事を決め込んだ会社や自治体はあろうけど、今後数十年も動かさない訳にもいかない可能性もある。売りが売りを呼ぶ(更なる金利上昇)変な事にならなきゃいいけどな。誰かもっと買って買って~~!!などと宣伝してみた。(※チャートは全てトレーディングビューから)
円で暮らす人間に色々と関係してくるはず!の日本10年国債利回りもこんな感じ。君は一体どこへ向かうつもりなんだい?。政策金利(無担保コールレート翌日物)は0.5%だったかな?。4月の全国消費者物価指数が23日に総務省から発表されてましたが、コアCPIが前年比3.5%上昇、伸びは前月の3.2%から加速との事。インフレ率で考えれば10年債の動きの方が妥当なのかもしれない・・・けど、そもそも為替の影響があるインフレで年末には落ち着くという予想もあるけど、どうなんだ?。ホント、今後どうなるか?。
最近過去の年号ばかりでてくるので、あまり知らない過去の金利を調べてみる事にしました。検索ワードは「日本国債 金利 過去」。財務省関連ページ「過去の金利情報」からファイル名「jgbcm_all(2)」をお借りします。【利用規約に従いまして下記を書き加えます】
データを見やすい線グラフに加工させて頂きます。商業利用ではありません。過去の歴史を知り、金利のある世界を学び、考えてみる事をブログに掲載し、そしてそれには意見しません。リンクは貼りませんが、上記検索ワードでグーグル先生が親切に導いてくれます。ご興味がある方は数値を実際にご確認下さい。
上記ファイルには昭和49年9月から令和4年までの日本国債の金利が記載されてました。ただ、昭和61年の7月までは1年~9年債の利しか掲載されておらず、今のように長期債という概念がなかったのか?、それとも高金利時代で長期債を発行しなかったのか?は分かりません。その為、長期目線で知りたかったので、今でもある2年債と5年債をグラフ化してみました。そういう理由で「意図的にそれだけをグラフ化した訳ではありません」事を書き加えます。目の前にある品物を通じてその歴史を調べる事の多い私が、昔の公定歩合を掲載する事もたまにあるけど、この金利水準は、低金利しか知らない私のような人間には興味深い。昭和49年は西暦1974年で、最近その時の歴史について考えた事がありましたけどその時代だね。
同じ理由で、今と同じ金利水準が取れるのが昭和61年(1986年)からで、それ以降の5年債・10年債・20年債の利回りをグラフ化してみた。昔は20年債利回りが5%以上あった期間もあり、そういう時代もあったという事は覚えておこう。【※以上2点、データを借りた項目に関してでした】
過去の金利を知ると、到底その水準になるとは考えられないけど、今後どうなっていくんだろう?。気にしなければタダのニュースだけど、気にして深堀すると興味深いし、色々考える事ができます。ま~、米国様の事は好き勝手書いてますが、国内の事(日銀や金利以外)は書くつもりがないのでコレで終わりますが、これからも色々変わってきそうだし、もしかしたら大ごとになる可能性もあるのか・・・。米国様と同じで、お金(紙幣)に対する評価(信認)の話が絡むので、雲の上の方々の行動がとても大切なはずだけど、色んな意味での分岐点になってる可能性をアホ(←私)なりに感じてます。
この流れが続いて長期金利が更に上がり続ければ、「不動産 and マーケットへの影響」とか「デフレ or スタグフレーション」とか「凄い円高 or 凄い円安」などがアホで無知な私には思い浮かぶ。全ての円で暮らす人に、大なり小なり間接的に影響してくる話なんだけど、多分関心は薄い分野かも。恐らくだけど上流の方々は、海外に散らばった資産が円転されるかされないか、すごく注意して見てるような気がするな(※完全に個人的意見)。ある一定まで円金利が上昇してしまえば、外債など持つ意味がないから・・・(円高要因)。ただこの流れに介入すれば(←長期金利を抑えようとすれば)、円という通貨の信憑性への影響・・・?、そして低金利だから今の国債格付けだった気もする。もう既に動き始めた金利を考えると、この凄く悩ましい状況に対し、日銀はどう動いていくんだろう?。取り合えず、日銀の発表事項には目を通しておこうと思います。金融政策というより為替が大きく動く可能性があるから!。最近は、数か月後の事も予想さえできない状況になってきてるように思え、何だか大変だ。でも近頃さ~、植田先生が笑う事少なくなってきたように思えます。神経すり減る決定事項をしてて大変だろうけど、頑張って下さい!。
本日は以上でございます。