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金プラチナ価格に関しての情報処理

鴫原質店の弟さんです。

今回はメディア(新聞やネットなど)の情報について、何となく情報の裏側を考えてしまう性格最悪の人間(←私)ですが、それらを見てどう思うかに関して。ゴールドとプラチナで書けば、質屋と関連付けが完成するのでこれに焦点を絞ります!。そして信憑性など一つもありませんし、私の最悪の人間性を垣間見ることができる話になるかもしれません。

7月23日の日経新聞さんの記事で興味深いものがありました。核融合応用で水銀から金を錬成する論文が米国の新興企業から発表され話題になったとか。民間と政府から1,000万ドルの助成金を獲得し、今後にとても期待されてるらしい・・・。日経オンラインのスナップ写真夢のような話に聞こえるのは、ゴールドが高いからだよな。量産できたら価値なんて下がるから、量産する意味さえない気がするけど。核融合の技術がまだ整ってない事、放射能冷却期間が18年位との事など、今現状で現実味がないものの、金価格が最高値付近で動いている今、こんな話がでてくる事の意図(※目的があるカモ)が興味深いところです。

話はコロッと変わって先月ブログで書いたプラチナ価格上昇の件について。プラチナチャートドル建て3年間の価格帯上限に差し掛かった時(6月11日)に書きましたが、その後はいい感じで上昇しました(過去形)。最近は世間一般でプラチナ上昇の件がチラホラ騒がれてきたので、前に書いてた通り、後付けで提供され続ける情報をPCのグーグル先生AIに尋ねてみる事に。質問は「プラチナ 上昇理由」で、その回答について考えてみます。

「需要の増加要因」と題して3つの回答。プラチナ需要増加に関するAIの回答

<理由1番目>
自動車産業の生産回復?。
<理由2番目>
未来予想的に分かるけど、今の話?。
<理由3番目>
コレぞ欲望の資本主義!。

供給不足の要因と題し3つの回答がありました。プラチナ供給減少に関するAIの回答<理由1番目>
別に6月頃に始まった事じゃない・・・。
<理由2番目>
数十年先の未来に起こりえる話ですが今ではない・・・。
<理由3番目>
景気がいいとプラチナが上がるらしい。景気後退局面ではプラチナ需要が減少し価格が下落する可能性がある!って、ちゃんと教えてくれてなんか面白いですね。

その他要因で2つの回答。プラチナ高騰に関するその他2つの要因に関するAIの回答<理由1番目>
数年前のパラジウム暴落により、今はもうプラチナの方が高価だよ。
<理由2番目>
海の向こうの金髪の偉い方が「ドリルドリルドリル」と声高々に発言しており、この話は進展してるのだろうか?。とはいえ、未来予想的には納得のいく話で、日本を代表する水素関連会社である岩谷産業の今後に期待しましょう!。

サラリとまとめてくれたのがこんな感じ。プラチナ高騰に関するAIの回答のまとめ注目する点は赤いところで、間違いが含まれてる場合というより、正解がどれだけあるかを探す方が大切なのか?。そして「金融に関するアドバイスについては専門家に相談下さい」って・・・、要するにプラチナ価格って金融扱いということなんだね(笑)。

そして本日2025年7月31日朝9時。プラチナチャートを確認するとこんな感じ。滑り台とかの生易しい言葉じゃなく墜落?。7月31日のプラチナチャート昨日はアメリカのFOMC(米連邦公開市場委員会)でしたが金利変更無し。声明文として「経済活動の伸び鈍化」が指摘され、「個人消費減速」の兆候あり。「インフレ高どまり」はそのままで米長期金利は超上昇し、関連して円安ドッピューンでした。ドル建てで見てるので、ドル価値の上昇なのかプラチナ下落なのかよく分からないけど、円安が国内プラチナ価格の下落をある程度補填してくれそうです。円高にならなかっただけマシで・・・今後の動きが楽しみだ!(笑)。※チャートはいつものトレーディングビュー(こちら)より。

グーグルAI様の回答で少し遊んでみた(※マジ遊んでるだけ)けど、ネット上の情報をまとめたという感じで、少し信憑性に欠ける気がするのは私がお馬鹿さんだから!。今年は上がり続けるというドル建て1オンスの目標設定などがあるようですが、目標があるのが楽しいところかもね。鉱物の価格に目標設定があること自体が不思議ですが、見てると楽しいプラチナ相場を、引き続きボケェ~~~~~っと眺めようと思います。AIが分析してるとか、ネットに書いてあるとか、誰かが言っていたとか・・・色々情報はあるにせよ、根暗で性格の悪い私は取敢えず考える事が大事だと思ってます。だって、無知で臆病で卑屈な夢想家のオッサン(←私の事)ごときが書いてる事(※このブログね)さえ、ちゃんとネットに乗ってるんだから(滝汗)。

ただ、為替についてはまた2年前位の水準(1ドル150円割)に戻りつつあります。本日の植田先生の発表(金融政策決定会合)と、今後の見通しをしっかり教えて頂こうと思います(←自分で考えない私)。いつも思うけど、基幹産業の保護と国民生活の狭間で、為替に影響を及ぼす金利政策を決めるのはどんな心境なんでしょうね・・・。関税と言ったところで、更なる通貨安にしてしまえば何の障壁にもならん事実が恐ろしいところです。価格に転嫁して値上すればいいって言っても・・・それに消費がついていくかどうかだよな~など、質屋丁稚ごときでさえ色々考えてしまいます。ま~この水準は一度経験してるから、そんなに物価上昇率に影響しないのかな。あれれ?・・・植田先生が言うところの「輸入物価上昇による物価上昇圧力が減少する」ってそういう事なの?(汗)。最近は先生が「まだ時間がある」と繰り返し言ってた意味も、ようやく少し分かるようになってきました。日々勉強です。

本日は以上でございます。

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