鴫原質店の弟さんです。
本日は通信販売で5個の注文があり、発送の準備をスタッフのOさんが淡々としております。最近では発送業務を全てやって頂いているので、私が触れることが殆どなく、その為か初めて見る納品書があり少しご紹介します。
その前に今回注文が入った商品はこちらです。
ブルガリのオクト ウルトラネロ(BGO41BBSVD)
定価¥913,000の現行品です。非常に状態が良く、当店の販売価格は¥336,000と定価の63%オフという値ごろ感があるお買い得な商品でした。
こちらは2019年の3月に店頭で買取させて頂いた品物で、当店での滞在期間は18カ月です。思うよりも高値で売れる商品もありますし、出品した直後に売れる品物もあります。その逆に、売れない商品は5年経っても売れない、安くしても売れない、最後は赤字で売れない!そんなことが頻繁にあるお仕事なので、どのくらいの期間とかは関係なしに、買って頂いたら嬉しいものです。むしろ18カ月というのはそんなに長い方ではありません。
話を戻しますと、今回見つけた伝票がこちら。
英語がいっぱい書いてありますが、最近、当店では海外への直送販売もするようになりました。ただ、社長も海外の方の対応に多くの時間をかけるようになり大変そうに見えますし、発送や入金確認もものすごく手間がかかります。
しかしながらにして、結構売れるみたい!(笑)
先日もサウジアラビアへ時計を発送しましたし、今回のこの商品の出荷先はスイスのようです。MADE IN SWISSの腕時計が日本に輸入されて新品として販売され、そして日本人が使用した後に中古品としてスイスに輸出されるという、なんというか不思議な感じの流通ですね。
海外といえば、以前も書いたことがあったと思いますが、毎週土曜日に当店の店頭ではフェイスブックを通じて商品のライブ販売をして頂いております。 (※土曜の昼過ぎは混みあうことがあるかもしれません) ライブ内で売れたものを当店から買って頂くスタイルですが、その販売力には驚きを隠せません。店頭に何年も飾ってあったものがどんどん売れていきました。そんな影響もあり、時計の海外向け販売を始めたのではないかと思います。
中古品とはいえ、通信販売のおかげで中古市場は完全にグローバル化しております。店頭の販売価格も買取価格も完全に世界市場に連動してきました。ただ気になるのは、海外向けに発送する業者の勢いがとても強くこのままの状況が続くと、いずれは日本からどんどん商品が消えていくのではないかということ。我々が扱う物のなかには、約30年以上前のバブル経済の時に大量に消費されてきた品物が多いのも事実で、消費行動が弱い現在の日本経済の中で、果たして、今後どのようになっていくのかは想像もできません。もしかしたら、日本から高額品が無くなってしまうのではないかという不安も少しあります。
とはいえ、その時々に合わせてやっていくしかありません。長年この土地に根付いて商いを続けていることもあり、昔からご来店頂くお客様も多く大変恵まれております。そして大変ありがたいことに、最近では通信販売でもリピーターのお客様が多くなってきました。
対面でも通販でもどんな形であれ、当店をご利用いただくお客様皆さまに感謝し、皆さまにご納得頂くような売買を心がけていれば、この先も商売を続けていけるのではないかと前向きに考えています。
ただ、コツコツと続けていきたいと思います。
(※できればこのブログも………コツコツと頑張ります)
以上