鴫原質店の弟さんです。
なんかドル円相場が慌ただしい状況ですね。たった5日で金融市場は激変し続けてます。たった週に1回しかない休み(日曜日)に、子供達を真夏の公園で遊ばせながら、日用品の買い出しに付き合い、そして寝る間際までほぼ一日中の情報収集!で色々な事を確認してました(※ながら作業ですがガチです!!)。質屋のただの従業員でド素人ではありますが、今後の質屋に関する相場に関して一日中悩み続けてており、そんなことを書いて見ようと思います。尚、全てのチャートはトレーディングビュー(こちら)様からお借りしていて、全て5日だけの値動きを追ってます。
「要注目じゃ」と何度か書いてた、FOMC(連邦公開市場委員会)と日本日銀金融政策決定会合が終わり、8月1日から世の中は大きく動きだしました。個人的な表現でロシアンルーレットなどと書いてましたが、先に動いたのはアッと驚く日本銀行。ユーチューブで3度程、植田総裁の会見を拝見しましたが、今までとロジックが変わっていて「あれれ??」という感想。需給ギャップの話はどこに消えた??、私が馬鹿だから分からないのか??。凄く分かり易い説明が多かった総裁だったのに、今回の会見は無理矢理な話の展開だったというのはアホな私の感想です。実質金利が「きわめて低い水準にある」とか言い出して「何があったんだろう??」と個人的に詮索中。ただ政府日銀(←日銀の判断じゃないと推測!!)のやろうとしてる事は理解できたので、それに備えて行こうと思います。意味ありげに掲載させて頂いたのは、日本の2年と10年債チャート。僅かばかりの利上げでしたが、日本債券買われてました・・・。何兆円というお金がここに動いたのは間違いない事実ですが、債券市場は景気減速と早期利下げでも想定したのだろうか?。珍しい事に思えるこの現象をリアルタイムで鑑賞してましたが、知識が無さすぎて理由が分からない。もっと勉強しようと心に決めた瞬間でした。この動きに反して短期金利を上げれるのだろうか・・・日銀のこれからの動きには注目ですね!。
日本のメディアであまり報道しないアメリカのFOMC決定後と経済指標発表後の動きが特に慌ただしく、ドル円相場にもろに影響してます。こちらは米10年債と2年債の動きで、アメリカ政策金利は何の変更もないのに、債券市場では1%の利下げを想定して債権が買われました。想像さえできない単位のお金がたった5日でアメリカの債券市場に流れ込んだ訳で、お金の実質数量が決まっていると仮定すれば、多くの金融資産(特に株)が売られて国債が買われ、債権単価は大幅上昇中(←個人的な空想で)。FRB(米連邦準備理事会)の金利を維持した判断が、今後の景気悪化による急激な金利低下を見込み、8月5日(今日)はアメリカ長期債の買いが猛烈に入って取引停止(サーキットブレーカー発動)の状況になったらしい。アメリカの長期債はどこまで買われるのだろうか?(※長期金利はどこまで下がるのだろうか?)。ってか・・・流動性の高い米債権でサーキットブレーカーって・・・。世界最大の輸入大国の景気が悪化すれば、輸出に依存する国の経済が良くなるはずもなく、全世界的に景気の悪化などが推測され、日本だけが景気好調なんてありえない・・・、そんな理由で日銀利下げを見込み日本債権は上がったのかも?(※無知な人間が空想する根も葉もない妄想)。
今まで何度も見てきたドル建てインデックスとドル建てゴールドチャート。反比例の相関関係を持つと言われてきたこの2つは同じ方向に(※アリャリャ)。安全資産と呼ばれる金(ゴールド)は僅かですが利益確定売りが入りましたが、安定的な推移。安全資産として「売られずに上がる」と想像してただけに、利益確定売りが来るとなると円建の今後が心配だ。国内相場は当然為替の影響を受けて約2週間で10%下落。145円÷161円=約90%だから、為替差異と同じ感じですね。お店の在庫の評価額が10%減額した事には変わらないので、心と頭の整理は大変です。
そしてドル建てプラチナもこんな感じ。色々調べたけど、医療器具や宝飾品や電気自動車や水素関係設備などに使用されるプラチナは景気減速懸念の影響は受けそうに思えます(※事実は知らん!)。円建てプラチナは想像通り下がりました。
国の政策金利を銃弾に例えると、ロシアンルーレットの1発目でこの騒ぎだから、先が思いやられるね。為替の動きは2国間の金利にも反応し(←※それだけじゃないという意味)、その金利は債権価格に影響されるので中央銀行の決定事項が後槍の場合も。その反面、この3年でアメリカ債権市場は複数回失敗もしてるので、先の見通しが見えてくるのは今後の事で、【要するに先の事は誰にも分からない】状態ではあります。ただ、2週間前にお店で買取したものは、今のところ全て「評価損」となっていますが、個人的には「始まった・・・」という認識。3か月後まで保管が義務づけられる質預りというシステムにおいて、先の値段をどこに設定するのかはとても重要な部分であり、その価値が下がり続ければ、会社資産をそのまま減らす事にもなりえるので、今の状況整理と数か月後相場を意識していかないと・・・、既にでた損失は諦める!!。日本国債の格下げで円暴落・・・とか、今以上の円売りとか、円安要因も一応あるので先の事は分からないんだけどね。
取り合えず現状では、アメリカの政策金利である約5%がどの位の位置に落ち着くかを、経済指標を見ながらの空想物語を多くの方が独自に空想してそうです。取り合えず米2年債利回りを見る限り、債券市場は今後3.85%位まで下がる事を想定した動きになりましたが、リーマンショックの時は1%まで、コロナショックの時は0.1%まで下がってる歴史を見ると、今回はどの辺なんだろう。トンデモナイ莫大な金額を賭けている方々の動きを見るのが、私のような末端にできる唯一の事かもしれんね。そんな理由で、債券の動きが与える為替の影響と、景気が悪くなると売れなくなるものに関しは、値動きをよく観察していこうと思ってます。円安の期間が長かったので、構造的な影響による継続的円安の状況は露呈してるので、現状の円の位置も確認できそうかな。超大手の質屋さんであれば決算時の想定為替レート算定などで色々考える専門家もいるでしょうが、うちのような小さくマンパワーもない小規模店舗は自分で頑張るしかないのだよ(哀)。そういう専門の人と、特に保有在庫の関しての考え方とか機会があれば教わりたいところです。
付け加えますが、所詮はただのサラリーマン(質屋丁稚)の空想物語です。「小心者のアホな小者が馬鹿言ってるゼ!!」位に留めておいていただけるようお願い申し上げます。自分の知識と考えと責任で価格を決める立場に置かれてるので、働く場所(お店)のダメージを少しでも減らしたいだけですから。長くなりましたが、本日は以上でございます。