鴫原質店の弟さんです。
今日もスタッフブログをご覧いただきありがとうございます。
本日4月1日、「昭和39年東京オリンピック千円硬貨」の質流品30枚を10枚ずつに分けてヤフーオークションに出品しました。(終了日は4月8日21時頃の1円オークションです)
今回はこの記念硬貨をもとに色々考えてみたいと思います。
ご存知の方も多いこの記念銀貨。
昭和39年10月に約1500万枚が銀行で両替するという方法で世間にばらまかれたそうです。皆が競って手に入れた為に発行枚数分はすぐになくなり、手に入れたい人が多かった為に二次流通として高値で売買されていったらしいです。これが貨幣収集ブームのもとになっているのは間違いないと思います。
実際の話、完全に傷が無いものに関しては今でも1万円程度で売買されているので驚きです。私がこの業界に入った頃、質屋の市場では1,300円くらいで取引されていたのを覚えています。55年たっても額面以上の金額で取引されている品物って本当に少ないですから。
さて、ここからが事実が分からない為の疑問です。
銀行で両替したということだけど、千円を千円で両替したのか?ということ。
記録によると「発行による120億円以上の収入の一部を大会運営費に充当することができた」とありました。銀行で両替しただけなのにどうやって120億円以上もと思ってしまいますが、「記念硬貨=実際に使わないお金=記念品」みたいな位置づけで流通貨幣を集めたのか、もしくは利ザヤを設けて(例えば千円を8千円で両替するなど)の両替なのか?
どなたかご存知でしたら教えて下さい。結構調べたのですが見つかりませんでした。
なので!
話を今のオリンピックに置き換えてみます。
2020年のオリンピック千円硬貨は\9,500(消費税、送料込み)で10万個発行され、ヤフオクなどで調べると10,500円~13,000円で落札されていたようです。貨幣価値としては千円の硬貨を\9,500で販売(表現が正しいかは分かりません)しており、品物としての世の中の相場(価値)は\13,000あるという事ですね。ただ貨幣価値としては千円です。
欲しがる方がいればその値段がそのものへの価値になる代表的な一例かもしれません。逆に数十年たって\9,500円で買った(表現が正しいか分かりません)千円記念硬貨が\1,300円になっている可能性もあるわけですね。保証されているのはあくまでも千円ですから。
私どもにとって、この東京オリンピック千円銀貨は珍しいものでもなく比較的頻繁に見てきました。ただ、手元にある千円銀貨30枚は一人の方の持ち物だったから余計印象に残ります。
ちなみにこの千円硬貨は、銀行で両替すると千円札になります。
お店で販売すると消費税が発生するので千円を千円では売れません。ましてやカードでご購入いただくと手数料もかかりますから値段設定が難しい。そういう理由から当店で小売りをすることは殆どありませんし努力さえしておりません。
ただ今回は30枚が一気に在庫になったのでトライアルです!(ブログネタ的にも)
今現在、当店にあるものは全て傷がありますので、全部平均して\1,300円(税込)くらいで売れればいいなと思っていますが果たしてどうなるでしょう。まとめて30枚なので何とか「撮影・画像加工・商品説明・アップロード作業」などをするぞ!と決めましたが、冷静に考えるとその作業で恐らく2.5時間以上の時間を要します。
万が一上手くいって1枚単価が\1,300になれば、3万円が3万9千円、手数料や消費税を抜かすと実質利益が約5千円になる・・・・あれれ?多分ですが発送の手間や対応時間を考えると、周りの皆さんの手を借りているので赤字ですね!(社長さんすみません)
あ~~~ブログの制作時間もかかるから会社の業績的にはもっと悪い事かも(^-^:)
書いてて何やら楽しくなってきました!
欲しい方がいたら是非入札をお願いします!
そんな冗談はさておき。
オークションが終わったら落札価格や収支結果などもブログに書きますね。
千円硬貨が1,300円位になるかもしれないこの可能性について。
皆さんはどう思います?
それってすごい事でしょうか?
以上