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カルティエ ジュエリー 保証書の仕様変更

鴫原質店の弟さんです。

質流品のカルティエジュエリーを、通販用にパシャパシャと写真撮影していましたが、目の前にある保証書に猛烈な違和感を覚えます。今までと質感が違うカルティエの保証書 カルティエのジュエリーの保証書は黄色味がかったまだら模様の用紙が特徴的。店頭在庫の付属品(保証書)を取り出してきて並べて撮影しましたが違いは明白です。右の子はあからさまに違いますよね。

カルティエの保証書も年代や発行国によって字体や記載内容は変化してきました。伝統的な保証書この保証書は1990年に海外で発行されたものですが、この特徴的な用紙はずっと見続けてきたもので、「カルティエの保証書はコレ」的な感覚が私にはあります。

ところが今まで見た事ないものが目の前にあります。新しい保証書知ってるモノと全然違うという恐怖感・・・。グーグル先生で色々検索するも、今のところ同類のものはでてきません。これこそ「ネットに載っていないと不安になる」という、この十数年で爆発的に流行している現代病の症状が発症し、不安解消の為にひたすら調べまくります。

保証書の細かい造りをみていきます。保証書の詳細部多くの部分は忠実に再現されており、謎は深まるばかり。何となくですが、20220年の「22」のスタンプがズレてるのが気に入らない・・・。

時間をかけて商品もひたすら「ガン見」し、保証書についても調べまくる事約1時間。一人で解決する事は無理だと悟り、ブティックに電話する事に。そして保証書の質感と記載された文言を伝え、「従来のものと違いがあり問い合わせた」と正直に伝えると、2022年に販売している品物から順次新しい保証書に変更されているという案内を頂きます。そしてその保証書の特徴は従来と違う「白い紙」であり、文言に「%₀」(←私が勝手に創った文字)と書いてある事が確認できました。

という事で文面の変更点は下記画像で確認下さい。赤丸の文字を「%₀」という造り文字で表現させて頂きました。保証書の文面今はまだ出回ってる個体数が少ないですが、2022年から順次このような保証書が付属するそうです。プラチナ950%ってPt950の事かな?。Pt900のジュエリーはどのような記載になるのだろうか。暫く色々な情報を取っていきたいと思ってます。

最後になりましたが、保証書の表紙(硬い紙)のデザインも従来と違います。保証書の文面スッキリした感じですが、やっぱり違和感があるというか・・・見慣れない。

最終的には新しい発見と知識が増えました。ブランド業界では仕様変更されてから大体2~3年で中古市場に回ってくる事が多いですが、今回の品物は購入日が2022年3月なのでかなり新鮮で旬な内容ですね。しかも「今年から順次変更している」と言っていたので、新しい商品以外(←製造がちょっと古いという意味)を購入した時は、古い保証書が添付される可能性もあり、多くの方に認識されるのはまだ先の話なのかもしれないな。引き続き情報収集を継続してしていこうと思います。

本日は以上でございます。

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