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ソブリン金貨

鴫原質店の弟さんです。

質流品の中に面白そうなものがあったので取り上げてみます。それがこちらのペンダントヘッド。ペンダントヘットペンダントヘットイギリスのソブリン金貨と思われる品物です。尚、1982年に造られたヤングエリザベス(通称)の5ポンド金貨は、発行枚数が2,500枚ととても少なく非常に高価な金額で取引されているようです。

裏面のデザインはこんな感じです。裏面の画像裏面の画像セントジョージとドラゴンの絵柄が描かれているとのこと。

色々と調べてみるとソブリン金貨は、イギリスが金本位制度を採用した1816年の「貨幣法」で制定し、この金貨を唯一の1ポンド法貨として流通させることが決まったということです。また、その時代は植民地時代です。広くイギリス植民地でも流通したため、ロンドン王立造幣局以外でも鋳造され、この貨幣には鋳造所を示すミントマークが刻まれているとか。とても見えずらいですが、1982の文字の右側に「B P」とあるのがそれにあたるのかな?

インターネットの普及により調べものがとても簡単になりました。1982年の5ポンドのソブリン金貨(発行枚数2,500枚のレアコイン)を画像検索で見る事ができます。それと比較すると「ん?」と思うところが多々あります。造りの違い造りの違い上から金をのせたような箇所が各所にありますね。エリザベス2世の顔や服エリザベス2世の顔や服エリザベスさんの美しい顔のつくりや髪飾り、そして服の見せ方なども鮮明さが違います!「これって本物かな?」と社長にも見てもらっても分かるはずもありません。そもそも1ポンドと5ポンドでは価値や大きさも違うので比較対象にしてよいのかどうか。

真贋の結果など出せないのでこの品物は金として溶かしてしまう事を決め、比重を測る為に18金の枠をぶっ壊します!枠からコインを取り出す枠からコインを取り出す

取り出したコインを比重計にのせると大気中の重さ「8.00グラム」、水中での重さ「7.56グラム」で比重は「18」で22金(+α)とでました。コインの比重コインの比重こちらは1ポンド金貨のはずなので、本来は「重量:約7.98グラム、金品位は22金」です。金が僅かに増えていますね………。

造りには疑問を感じるところもありますが、実際に約100年間現実の貨幣として使われていたものであり、また鋳造所も複数ある他、傷ついたところを修復する技術などもあったのかもしれません。本物かどうかは分かりませんが、1ポンドコインの偽物を造るなら、流通量の少ない5ポンドを造りそうな気もします。尚、インターネット上には、現在でもこのコインは1ポンド(約140円)貨幣として使用が可能という話もでていました。本日の金の価格として約4万6千円もするものなので誰も使わないと思いますが‥‥。

色々と想像するだけでも楽しいものです。世界中で流通していた金貨、実際にこの金貨で当時の人々が何を買っていたのでしょう?。貨幣価値など、当時の事を興味深く思い調べていたら、既に2時間ほどこの金貨と時間を過ごしてしまいました。真贋の責任があるので、この金貨は溶かしてしまいますがブログに掲載できて良かったです。恐らくは偽物ではないと思いますが、確約はやはり難しいかな。

調べているだけでもとてもいい時間を過ごせた気がする。世界史など今勉強したらきっと楽しいだろうなぁ~。高校生の時にそれに気が付けなかったことが悲しいです。さて、そろそろ仕事しないと。頑張れ私!。以上です

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