鴫原質店の弟さんです。
今日は激動の10日間が意外な結末で終えて、色んな不安が吹っ飛んだ良き早朝を向かえました。始まりは先週金曜日(6月13日)の朝9時頃の事、お店のシャッターを10時に開ける迄「ぼけぇ~~」っと急激な上昇を続けた原油価格を観察。この時のスクリーンショットがコレ(上ね)で、僅か2時間で12%も上がったところで、「どうやって生きていこう・・・(←大げさに言ってます!)」などと考えますが、騒いでもバタバタしても意味がないので、ずっと見続けました。そして本日の朝までの価格をスクリーンショットしたのが下で、世の中落ち着きを取り戻した事を改めて実感し、関係してただろう多くの方の英断に驚愕してます。
原油取引にはドルが使われる事が多く(←ちょっと前まで全部ドルだった)、米国様の今の状況とはいえ、ドルに換金する割合が必然的に多くなり、この期間のドルインデックスとドル円の動きがこんな感じ。有事のドル買いという説もある。たった10日でこんなに円安進行で、その後は急激に円高。「原油を下げろ!」と世界中に発信していたあのお方(※人物名外します)の声を見てましたが、どうも世界を壊したい悪者には見えず、やってる事は人(米国民)の為のように感じてます。事実が何なのかが本当に分からない。
ぎゃ~ぎゃ~騒いだ4月初旬のあの日以来、大きく色々動いてるけど、ドル建てゴールドも色んなものに反応して上下し、何のネタにもならない状況です。ただ、この10日間ほどの動き(下チャート)は、先人達が経験則から名前を決めたチャート形状から、その後の流れはルールに従っている感じ。トリプルトップからのダウントレンド・・・・。金(ゴールド)にそのような技術的なものがあてはまる理由を考えるのも面白いです。紛争拡大すればまたボン!と上がりそうだけど・・・なんとも言い難い。一応、海外大手の予想屋さんの来年度末までのゴールド(ドル建て)展望は、1オンス4千ドル付近と2.6千ドル付近と分かれてる状況です。ま~、仕事上必要な情報でもあるから、今後もぼけ~っと眺めてましょ。予想屋さん(売買を生業にしてる専門家様)でも意見が分かれるので、決め打ちは危険。中央銀行の外貨準備の話もあるけど、ドル価値が下がれば、それに合わせたリバランスでゴールド保有を減らすのが自然だと思う(←個人的に)けど、どうなのか?。考えて答え合わせを繰り返し、今後の動きには引き続き注目しておこうと思います。さ~て、今後どうなるんだろうね?。
先の事なんぞ知る訳ないけど、植田先生達のお話はしっかりと聞く私。日銀金融政策決定会合が終わりましたが、政府と日銀で長期金利上昇抑制に動いた感じあります。引締めの中での緩和策?なので何となく円安要因なのかな?。以下日銀(こちら)発表のスクリーンショットです。
「輸入物価上昇の影響が減衰」って捉え方が難しい(※誰か教えて!)。平民の私には、円の実質実効為替レートがドンドン下がり続けてる点が将来の不安で、円高に振れる分には実生活にプラスの面も一応あるのでいいけど、円安が継続的にずっと続くような流れになったら、経済理論上とる行動は一つしかない。トルコリラやペソやスリランカルピーなど、通貨価値があっという間に減った実例は最近でも多くあり、ま~ゆっくりだけど、円も似たような流れを過去10年間で意図的につくりだし、そこから抜けだすのは大変そう・・・だけど、緩和からゆっくり引締めへ転じる今後に大いに期待して円を見てたりします。この数年、何度のこの話をしてるか分からんけど、国内外来に関わらず、円高要因も円安要因も複数あり、円という通貨様の価値はユラユラ楓のように動き続けてます。通貨の運命は国と日銀政策次第なので、とても大切なんだけど、私の周りの人は誰も興味ないのよね(哀)。
今回の件も、色々メディアで報道されてはいましたが、紛争はしたくない方々のご英断で瞬間的に終わりを迎えたように見えました(※個人的に)。賛否両論がメディアという媒体を通じて入ってきますが、何が正しいのか判断するのがとても難しい時代です。受けた側の発言も報道されてたけど、事実なのかどうなのかは分からないし、ひとつ感じ取れたのは、皆が争いがしたい訳ではないようにも思えました。誰が何と何のために争ってるだろう・・・。そしてもう一つ、「有事の円買い」は起こらず、有事で通貨安に向かった事が残念で、そこは今後の日銀の活躍に期待したいところです。気にしなければ何もない10日間、気にして観察すれば歴史に残るカモしれない10日間。興味を持って観察してたけど、少し疲れた10日間でもある。そして来月からはもっと色々な事がほぼ同時にでてくるから、あの方は大忙しで、ホントに目が離せないですね(笑)。まだまだ色んな事がおきるかもしれませんけど、世界が平和でありますようにと、毎度毎度祈り続けたいと思います。
本日は以上でございます。