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地方自治法施行60周年記念 宮城県千円銀貨貨幣

鴫原質店の弟さんです。

お店の買取品の中に、宮城県に関連する品物があったので取り上げてみます。宮城県と表紙に書かれた千円銀貨のケースこちらは地方自治法施行60周年を記念して平成25年に発行された宮城県の千円銀貨です。発行年度は違いますが47都道府県バージョンが造られており、各県のデザインは造幣局のページ(こちら)で確認できます。宮城県の千円銀貨って凄くないです?。

裏面のデザインはこんな感じ。裏面のデザイン英語表記になっていて外国人観光客に売れないかな~と考えてしまいます。右下に撮影場所と思われる「岩井崎(気仙沼市)」と表示されてるのいい感じですね。

表紙のような紙から中のプラスティックケースを引き抜くなんか見慣れた風景がそこにあります。中表紙のデザイン光のページェント(仙台市)と右下に書かれておりました。やっぱりここも裏面は英語表示です。

ケースから千円硬貨を取り出してみます。銀貨の表のデザイン表面のデザインは「伊達政宗と慶弔遣欧使節船」という事。伊達政宗って眼帯をした独眼竜というイメージが強いので、「あれ?」と感じたのは私だけでしょうか?。そしてまた、これは千円貨幣なのですがカラーの貨幣って初めてみるような気がします。なんかカッコいい!。

裏面のデザインはこんな感じ。銀貨の裏のデザインこちらは全国共通のデザインで【日本の四季の代表的な自然美である「雪」「月」「花(桜」を環状に循環するように構成しています】という説明がありました。後程その説明部分の画像を掲載させて頂きます。

少し認識しづらいですが、裏面の桜の中央部には仕掛けがあります。銀貨の裏のデザイン角度を変えると「60」と「47」という文字が薄っすら浮かびます。地方自治法施行60周年記念と47都道府県から採用した数字と仕掛けでしょう。画像で確認しづらいのは私の写真撮影技術が下手糞なだけで、実物はもっと鮮明に数字が浮かび上がります。日本の貨幣の造りは本当に凄いといつも感じています。

銀貨を彩るケースの中の印刷物を取り出して広げてみます。印刷物を広げた画像青葉城とページェントと松島海岸の写真が採用されていました。何故かは知りませんが「ホッとする」のは地元民だからかな?。この3つに関しては知名度の高い観光要素だけど、表紙の気仙沼に関して、どういう意図で採用されたのか興味深いですね。

青葉城の写真が掲載されているところにある説明書きを拡大します。説明書き上で説明している部分はこちらに書かれていたことをそのまま書き出しています。

最後に松島の写真が描かれているとこに書いてある説明書きを拡大します。貨幣の説明書きここでは記念銀貨の説明が記されており、純銀の31.1グラム、直径40ミリ、発行枚数10万枚の銀貨でる事が分かります。造幣局の公式ホームページ(こちら)で確認すると販売価格は6千円との事。直近の銀スクラップ相場を考慮すると「銀の価値」だけでも2千900円の価値があるので、好きな方にとっては永久保存版間違いなしですね。

因みに銀価格としての価値に触れましたが、この千円硬貨は造幣局が発行した「貨幣」ですので、壊したり溶かしたりすると貨幣損傷等取締法によって罰せられる事に・・・。その為、普通に使う事ができる貨幣に変える場合、「銀行で両替する」か「欲しい方に販売する」かの2択になり、銀行で両替しても千円にしかならないので、額面以上の価格にする為に色々と手間をかけて販売する事になります。個人的にはこういう品物は好きだけど、会社にとっては手間と時間がばかリ取られて儲からなかったりする悲しい現実(笑)。売れ残ったら私が責任を持って購入してあげようかな!。

本日は以上でございます。

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