鴫原質店の弟さんです。
昨日の買取品の中に初めて手にした品物があったのでご紹介します。こちらは1972年に開催された札幌オリンピック冬季大会の記念メダルです。50年も前の品物ですが、よく残ってるな~というのが初見の感想かな。
恐らく今後みる事がない可能性が高いので付属品もチェックしときます。尚、画像の下の文字はケースを開けた上蓋に記された文字です。
小さな冊子にはメダルの関する情報が記載されていました。メダルの直径は30ミリ。品位は純プラチナで36グラムとの事。当店の計りでは何度やっても36.1グラムを計測してしまいますが・・・・見間違いか?。
表のデザインはこんな感じです。北海道の上に聖火が描かれているのかな。冬季大会の記念品なのになんだか暑そうなイメージのように思えます。
裏面のデザインはこんな感じです。「第11回」という最初の文字が「札幌」という文字に干渉してるところが少し残念だと感じました。第11回目の冬季オリンピックである事を第一に考えて欲しかったと思うのは私だけでしょうか?。ここに自己アピール的な感覚はいらない気がします。
細かい部分を見てしまうのは性分か。文字自体や文字の間で隙間が大きいと鏡面仕上げになってるのに、間隔が狭い部分は文字の一部と同化しています。技術的な問題か、時間的な問題か、費用的な問題か、良く分かりませんが今時の技術ならやってやれない事はない点が気になります。
一番気になったのはこの鋭利な角。大げさではなく下手したら手が切れる位に角ばっていて持つと痛かったです。現代の感覚で言うと角を落とすの当たり前だと思いますが、これも時代の流れなのか?。それともオリンピックのメダルって角が鋭利なのか。知る由もなしですが・・・・。
北京2022オリンピック競技大会がもうすぐ始まりますが、50年も前のオリンピックの記念品が目の前にあるのが不思議だ。でも待てよ・・・・。オリンピックって4年に1度(?)。50年前にオリンピックが開催されているのは何故だ?。と思って調べてみたら、1992年の次の冬季大会は1994年に開催されていたので2年間短縮されたようです。理由は知りませんが、それ故に50年前なんですね。
オリンピックは「平和の祭典」と言われております。開催年号を調べてみると1940年と1944年は開催自体が中止されており、これは一般的に言われる第二次世界大戦の影響なのでしょう。そう考えると、もうすぐ始まる北京オリンピックの開催はとても喜ぶべき事なのだと改めて実感させられます。雲行きが怪しい世界情勢だと感じられるニュースが散見されますが、世界が平和である事を望みながら、オリンピックでの日本選手の活躍を期待したいと思いました。
本日は以上でございます。