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質屋の道具「バッテリー&パルスチェッカー」

鴫原質店の弟さんです。
本日は質屋で使うアイテム。
バッテリー&パルスチェッカー(QBC-22)をご紹介。
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はっきりと申し上げますが使いません。
(じゃ~なんで取り上げたとの声が聞こえそうです!)
「質屋で使うアイテム紹介?」と突っ込みもありそうなので私は使いませんと濁します。
(最近は当店にあるアイテム紹介になってきた?)

説明書の画像を載せるので、その後使用用途を解説しますね。
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上記の説明を読んでご理解いただけたように、時計をくみ上げた後の動作確認で使用するものです。言葉を変えていうと、組立したものやオーバーホールしたものの動作テストなどに使われるもでのす。しかもこれ8,500円もしたのか?
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ですが私は質屋でございます。
時計の分解清掃はやりません(笑)

 

このままではブログの内容的につまらないのでちょっと昔話を!
全く別の話ですが、数年前に東京のある時計工房で「時計技能士2級の試験対策講座」という3日間の研修を受けてきたことがあります。この2級の国家試験に合格するには、クォーツムーブメントの分解と再組立てという課題も入っており、それらの手順を詳しく説明頂きながら実践してきました。

その内容はアルバのクォーツムーブメントを全て分解しそれを全て元通りに組立てること。
部品が少ないはずのクォーツなのですが、初めての細かい作業に私は四苦八苦の状況です。針を傷つけないように抜く作業や文字盤のセッティング、一般的なカレンダーの構造やその部分をリューズ操作で動かす仕組み、リューズとオシドリネジの関係や時計の多重構造などなど様々なことを、「きずみ」という3倍程度の拡大率のルーペを常時つけながら、実際に目の前で見て考え体験させて頂きました。

組立てのときは必要な個所に油を差し、組上がったムーブメントの電圧を測り規定値におさまるかどうかがチェックされます。油が多くてもダメですし、埃がはいってもだめですし大変な作業です。時計の油って一般的に思う「1滴」の10分の1もいらないのです。今ではいい思い出ですね。私が色々とブログに書いているもの、例えばドライバーに関する色々なことも、そこで教えて頂いた技工士の方(時計技能士の1級をお持ちの方です)に教わったものです。

時計の構造など本屋インターネットを見れば簡単に分かる時代です。ただ実際に時計の輪列(歯車の重なり)を自分で組むのは大変です。油をつける場所など一生懸命考えてここだ!などとやってみるも、結果して歯車の負荷になる部分に油が広がり、全ての歯車を油とりの液体で清掃し、それを何度も成功するまで(=又は時間切れになるまで)繰り返します。非常に簡単な構造の卸価格が200円程度のムーブメントでしたが2日間かかってやっと分解と組立が終わりました。でも最後は消費電力が規定を超えていただので、どこかしらに負荷がかかったまま組み立てたという残念な結果。油の量が多かったのだと今では思います。

話をそらしましたが、このアイテムは組上がったものをテストすること、又は分解する前に時計の悪い部分を非常におおざっぱに想定できるという便利さがあります。クォーツムーブメントの分解をする質屋さんがあればそちらではご使用いただいているかもしれません。でも当店では不要です。不調があれば速攻で時計工房に確認をお願いしてしまいますので。

だって!餅は餅屋っていうじゃないですか!(^-^)

アイテムの説明を載せてすぐ終わりのはずが、まただらだらと書いてしまいました。
もう終わりにします。

本日も鴫原質店のスタッフブログをご覧いただきありがとうございました。
腕時計の修理/電池交却/販売/買取/売却は仙台の鴫原質店へ
お見積は無料ですのでお気軽にご利用下さい。

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