質屋のスタッフブログ
2019年12月05日
鴫原です。
先日、福井に行き全国質屋青年会議に参加してきました。
毎年開催されるこの会議、全国質屋組合連合会に加入している質店の若者が全国より集まり、講習会や情報交換、懇親会を行います。
昨年は静岡、一昨年は大阪というように全国各地で持ち回りで開催されます。
私は青年はとっくに過ぎておりますが組合の理事長をしている関係もあり、ほぼ毎年参加しております。
福井の質屋さんが小松空港までお迎えに来て下さり、先ずは永平寺に向かいます。


人数が多いので貸切で方丈様の法話を頂き、その後座禅をします。


この歳になって初めて座禅をしましたが思ったよりも時間が経つのが早くあっという間に終了しました。
次に写経、これも初めての経験です。


普段あまり字を書かないばかりか筆も滅多に持たない為皆真剣に取り組みます。
と、僅かばかりの修行?でしたが心が晴々とし、福井市に移動、夜には懇親会です。


情報交換や悩み事相談等、話が尽きることは無く深夜まで続きました。
これ以外にも組合では色々な会議を開催しており、いかにしてお客様にご支持、ご利用頂けるか等を話し合っております。
実際、組合に加入していない質屋とのトラブル、相談はたまにありますが組合加入の質屋に対しては殆どありません。
質屋をご利用するのでしたら全国質屋組合連合会加盟店の質屋をご利用ください。
2019年11月27日
鴫原質店の弟さんです。
11月23日の10時頃のお話です。
コンビニでコーヒーを買い、いつもどおり楽天Payで払おうとしたところエラー表示がでました!


3回くらい更新を押しても全く機能せず。山形県に出かけていたので、「携帯電話の電波の問題かな?」などと思いPayの支払いを止めEdyで支払いをしました。
この日のお昼ご飯は、米沢駅前の食堂でラーメンを食べました。びっくりしましたが、米沢では小さな食堂でも消費者還元事業・キャッシュレス対応などの旗が多く設置されておりました。仙台のラーメン屋さんでは殆ど使えませんから意識の高さに驚きです。
そこでの支払いのお話。楽天Payで払おうとするとまたエラー表示。
エラーの内容が変わっております。しも一桁の番号が何を意味するか分かりません。
Payが使えないのでEdyで払いました。
不安になってきたのでクレジットカードアプリで状況を確認してみるとエラー表示
クレジットカードが機能していないのかもしれません。「乗っ取られたのか」と本気であせり携帯電話で調べると楽天自体に障害が起きていることがすぐ分かりました。結果的にこの障害は3日間も続きます。
国策として進めているキャッシュレス化ではありますが、非常にもろいものであることが今回の事で判明しました。想定外の障害が起きる事はしょうがないことではありますが、それが原因で個人の経済が動けなる事が大きな問題。
例えば、楽天球団のホームである楽天生命パーク宮城は完全キャッシュレス化(こちら)になっております。ご飯も飲み物も入場券を購入するのも、すべてにおいて現金が使えません。それがとても特徴的な場所で「何となく凄いな」などと思っておりましたが、このようなことがあると何も経済が動きません。今回の件で、完全キャッシュレスは「ダメなんじゃないだろうか」という思いになってしまいました。
考えてみれば障害の種類などいくらでもありますね。そもそも電気が止まったらクレジットカードもEdyもPayも使い物になりません。東日本大震災を経験した私たちの場合、携帯電話自体が規制により殆ど使えなくなった経験を皆がしております。Pay支払いなどはその際には完全にアウトです。
電子決済の流行により、多くの方々の持ち歩く現金が少なくなっているはずですが、なにかあった時のことを各個人がちゃんと考えて備える必要があるのかもしれませんね。
歴史に残るような大災害でもない限り、各種カード払いや電子決済が使えなくなる可能性など考えたこともありませんでした。でも思っていたより簡単に起きてしまうものですね。
今回のことはとてもいい経験になったと思います。
2019年11月22日
鴫原質店の弟さんです。
本日は前回のちょっとした続きのお話。
皆さんは〇〇PAYを使用していますか?
先日各社が創造した「ポイント経済圏」について書いた最後の方で、「買う側」にとって支持されている一方で、「売る側」に支持されているかはとっても厳しい現実かもしれません。
という事をいいましたがその部分について。
現状でPAYPAYが爆発的に普及しております。コンビニはもちろんですが、最近では飲み屋さんで使えるところも増えてきました。現状では手数料を無料で展開している上に、支払金額の全て、又は一部が戻るという施策なども展開しており、買い手にはとても大きなメリットがあるうえに、売り手にも大きなデメリットがありません。
ただ、国のキャッスレス政策の一環でもあるこの〇〇PAYについて、現状で店舗側のメリットが殆どありません。一部の意見として、例えばコンビニで現金決済よりスピードが速いなどの意見もありますが、この〇〇PAYで支払われることにより手数料がさらに取られるようになると、店舗の経営の圧迫にすらなりかねないのも現実です。
知人の花屋さんでは色々な電子決済を使えるようにしましたが、PAYPAYだけ受け付けているという事。他のものは手数料がかかるかです。使えるようにしたけど、あえて使わないようにしております。PAYPAYも手数料が取られるようになればきっとやらなくなるのでしょう。
近所の焼鳥屋さんの店主さんは、現金でお支払いいただくお客様が一番ありがたいのに、キャッシュレスで支払う方が得になってしまう現状のジレンマを感じ、お店が大切にしている現金払いのお客様に不公平感を持たせたくないという理由で、〇〇PAYは導入しないと言っておりました。
〇〇PAYが使えないからという理由で、その店を利用しないという感覚にはならないと思うので、お店側がこの決済方法を放棄することもあるのでしょう。各社の競争がどのような形で落ち着くのか興味深く静観していきたいと思います。
〇〇PAYを展開するのも当然目的があります。自社の経済圏に引き込むとか、手数料とか知名度とか私の知らない様々なことがあると思います。その目的の為に、取引ルールが突然変更される可能性が十分にあります。
11月19日に放送されたNHKの持論公論でとても興味深い内容を放送しておりました。

「こちら」からの一部の記事を貼り付けております。
直接関係している訳でありませんが、こういうのをみると、利用者(買い手)だけではなく、受け入れ側(売りて)への配慮があるところが、この〇〇PAYの競争の勝者になって欲しいと願うばかりです。そうするとサービスもどんどん普及していくのでしょう。ただ、GAFAなどもそうですが、徹底した顧客利用満足度を考えたサービスがどんどん普及していくだけなので、きっと受け入れ側の事を考える必要は本来ないのかもしれません。
必要に応じて使うか使わないかの選択をするだけです。いったいどうなっていくのやら。