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質屋ブログ

岩沼市の震災復興施設へ

鴫原質店の弟さんです。

令和4年2月13日の休日日記です。不要不急の外出は控えてとの事ですが、子供達の運動不足解消を目的に外出してきました。コロナの影響で学校の体育館が使用禁止になっており、スポ少の練習も完全に停止しています。そんな理由でいつものチビに加えて息子さんも同行してます。訪問した施設紹介も兼ねてますので、ご興味ある場所がありましたらGoogle先生でお調べ下さい。

この日は朝早くから高速道路を走って岩沼市に。仙台の中心部から30分ほどの移動距離です。周辺地図最初に行った場所に大きな地図があったので目的地を確認します。今回訪問したのは地図で言うところの「千年希望の丘」「岩沼海浜緑地(2か所)」「いわぬまつじ村」の4つ。これらは全て東日本大震災により荒れ果てた場所に復興関連で新たに造られた施設です。

先ずは先程の地図が置いてあった「千寿希望の丘」(公式ページ)。希望の鐘の様子「千年先まで子どもたちが笑顔で暮らせるよう願いを込めてつけられた名前」という事。鐘の鳴らし方が丁寧に書いてあったので、全員が各自で鳴らして御祈りをさせて頂きました。チビ助が急かすので物思いに耽る暇もなく移動します。

次に行った場所が車で2分ほどの「岩沼海浜緑地北ブロック」。ジュニパーク岩沼という呼び名もあるようです(公式ページ)。テニスコートやサッカー場と野球場がある広大な施設ですが、子供遊具のみご紹介(汗)。岩沼海浜緑地北ブロック入口の様子駐車場に車を停めるといくつかの遊具と小山があります。奥の小山を登る階段には震災時の津波の高さが記されていました。「すごいな・・・」と思うと同時に色々と考えてしまいます。

山を登ると遠くに複合遊具が確認できました。小山からの風景傾斜を利用したローラー滑り台で少し遊んだ後、公園の更に奥に向かいます。

5分ほど歩いて遊具まで到着しましたが、幼児向けにはちょうどいい感じ。遊具の写真チビ助は一通りやっていましたが、地面のぬかるみが酷くいまいち遊びにくい状況で一つ一つ汚れが目立ちます。そんなわけで先程のローラー滑り台に戻って少し遊び、その後はこの北ブロックを後にしました。遊んだ感は少ないのですが、歩いた距離が結構長いので滞在時間は1時間程度かな。滑り台のおかげで少し汗ばんできました。

その次は車で5分程度移動し「岩沼海浜緑地南ブロック」へ。岩沼海浜緑地南ブロックの様子人っ子ひとりいない北ブロックとは違って少し賑やかでした。実際にこっちの方が遊具的に楽しめるようです。

奥の方には大きなローラー滑り台が。奥の滑り台何度も滑りましたが爽快でいい感じです。これには子供達も大喜び。速度もでるので楽しいですがお尻が痛痒くなるタイプでした。登って下る単純作業だけど、不思議ととても楽しいですよね。

チビ助的にはご満悦な様子。寝転がる子供の様子子供ってどうして楽しくなると自制が効かなくなるのかいまだに不明。肌寒いのに裸足になったり意味もなく寝っ転がったり、洋服全体が泥んこです。「帰ったらいっぱい汚してごめんねって、笑顔で謝るんだよ」と2度ほど伝えました。ま~目的は服の保護ではなく、子供の気晴らしなので「しょうがない!」で終ってほしいところ。

そして最後にすぐ近くの「いわぬまひつじ村」へ(公式ホームページ)。いわぬまひつじ村エサ代と入場料で100円という意味不明な料金を払って、羊たちと触れ合うことができるとても素晴らしい場所でした。餌のお代わりは100円ですが2人とも3回追加購入!。とはいえかなり楽しんで3人の合計出費が900円なので多くの方にお勧めしたい施設かな。

焚火を燃やす場所が2か所あり「遊んでいって~」とスタッフさん(?)が声をかけてくれました。いわぬまひつじ村炎を見てるとなんか気持ちが安らぐし、パチパチという音にも癒し効果を感じます。陽気なスタッフさん(?)がチビ助と遊んでくれている間、火で暖を取りながらJOCA(青年海外協力協会)(JOCA公式ページ)のスタッフさんという方(写真と別の人)にこの施設について教えて頂きました。私の方からこの施設に興味をもち、この施設の目的を尋ねたのがきっかけです。

2015年に東北大学准教授の方がJOCAのスタッフの方に依頼し、津波で荒れた地で羊を放置して雑草の状況がどのように変化するか研究する、という目的で2匹の羊からこの牧場が始まったという事。震災で荒れ果てたこの場所で、この地の為に何かをしたい人々がいたから実現できたと話してました。多くの方が見に来た事や紆余曲折を経て、今の形態に長い時間をかけて変化し、今現在羊は30頭を超える数に拡大してます。料金形態を見てもあからさまに営利目的ではないと分かるので、色々な方々の力によりこの施設は維持されているようです。多くの事を考えさせられ、青年海外協力協会の方々のアクティブさとポジティブな姿勢に心から感銘を受けました。前にも書いたことがありますが、最近特にネガティブ思考なので何とか変えていきたいものです。

ひつじ村をでる頃は既に2時過ぎになっており、朝から何も食べていない空腹感から帰路につくことに。この日に訪れた場所もそうですが、津波で被害を受けた海岸沿いには多くの新しい施設がつくられました。まだいった事のない施設や今現在建設中のものもあり、訪問した際には紹介させて頂きたいと思います。尚、この日に訪問した場所には全てに綺麗なトイレ(紙付!)が完備されており、小さな子供でも安心して遊ばせることの出来る場所でした。私もリピートするでしょうしオススメできる場所だと感じております。

本日は以上でございます。