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質屋ブログ

キリンソウとかさ上道路

鴫原質店の弟さんです。

19年10月28日の休日日記です。
いつものように子供達と外出して時間を過ごします。昨日はこのブログでも書いたことのある「仙台うみの杜水族館」と「海岸公園冒険広場」のはしごで夕方まで遊んできました。20191028_120191028_1秋の訪れを感じながら心地よい日差しを堪能しました。その中で何となく感じたことを2つサラサラと書いてみます。

 
まず一つ目
毎年この時期になると、キリンソウから何とか生き延びようとする植物の生存競争が見られます。この花はセイタカアワダチソウといい北アメリカの外来種で、日本古来の小さなキリンソウとは異なるものらしいです。特徴は集団でまとまり周りの草木の生存を許しません。20191028_220191028_2写真右下の〇の辺りに他の草が残っていますが、キリンソウもまた少し生えておりますね。どこまでも侵略していく強さを感じます。キリンソウの集団の中には他の草はありません。

遠目から見ると雑草の中に生えた黄色い花のように見えますが、実はこのキリンソウの集団の根元には草木がなく土が丸見えになっています。20191028_320191028_3ウィキペディアで調べてみると、周囲の生物の成長を抑制する化学物質を根から出しており、しかもそれはすぐに土壌の微生物などに分解されることもなく地中に長い期間残り、他の植物に影響をもたらすという事。日本の秋の風物詩である「すすき」もこの植物に生存場所を奪われております。人間の経済活動となんか似ているな~と思い少し切なくなります。自然の摂理なんでしょうね。

 

長くなりますが2つ目(思うままにサラサラと書きます)
この「海岸公園冒険広場」は東日本大震災後につくられた2つの堤防(防波堤)の中間にあります。一つは海沿いのコンクリートの壁、一つは盛土の上に建設されたかさ上げ道路です。遠くからの画像なので規模感はつかめませんが、とても高い壁が人の安全を守る為に造られました。20191028_420191028_4

震災後にとても長い期間をかけて作ってきた「かさ上げ道路」が10月19日にやっと開通するはずでした。この冒険公園に行く方法も変わるので私も楽しみにしていましたが、道路が封鎖されており驚きました。今までと同じ道を通っていくと、かさ上げ道路の側面で崩れている箇所が何カ所か見られます。公園につくと、しっかりとその内容が看板に記載されておりました。20191028_520191028_5「台風による影響で?」というのが本音。

 

東北には震災後に「盛土」により新たにかさ上げされた場所がいくつもあります。確かに今回の台風は全国的に被害をもたらした猛威なのでしょうが、これらの防波堤などは津波を想定してつくられているものと想像します。人の安全を確保する為に沢山の時間と費用をかけて作られているはずです。何かの影響を受けてその上に造られたものが崩壊し、人の安全や命を奪わないことを切に願います。

テレビ番組などでみることがある、道路を走っていたら目の前が陥没したなどを想像しとても怖くなりました。整備と安全確認の上で安心して通行できる道路に仕上げて頂きたいですね。

さて、今週もお仕事頑張ります!

鴫原質店のブログをご覧いただきありがとうございました。