鴫原質店の弟さんです。
本日は、質屋で使うアイテムを紹介したいと思います。
最初にブログを書き始めたころ、特に書くことも見当たらないので、質屋で使っている道具の全てを一気に紹介するつもりだったのですが、珍しい道具や高価な道具が終わった頃から取り上げなくなってきました。
今後、新しい道具が入っててき紹介することもあると思いますが、既存の使用している道具をサクサクと紹介し(ブログを更新して)てひと段落させたいと思います。
本日の質屋で使うアイテムは時計の代替パーツです。
まずはこのピンから。
時計のバンドやバックルを止める為に使用され、長さと太さが色々あります。一流ブランドの高級時計の場合は、それ専用のピンやネジが製造され使用されていますが、実売価格が安いものやこだわりがあまりないメーカーさんの時計では、大体このような汎用性のピンが使われています。
電池交換やベルト交換の際に、これらのパーツが腐食している場合などは、さらりと新しいパーツに変えるので結構な頻度で使用しています。
次にこのピン。 時計のコマを固定するピンで、単価の安い量販モデルではこの形状のピンが大半で使われています。
最後に精密機械ネジセット。
ネジが古くなり腐食した場合など、ネジを回すだけで天井の工具穴が割れる事があります(ネジの回し方が悪いのではありません!)。そんなときの交換用に使重宝しています。正直言って、この交換パーツがあるのとないのでは時計を触れる覚悟が全然変わってきます。
このネジ袋には色々な長さや形と直径のものが揃っており、時にはネジ先端部分を削って丁度良いパーツに仕上げてから使うこともあります。あまり使わないものですが、本当に重宝しています。でも、50個のネジで2千円か~、いい値段ですな。
時計の備品の紹介でしたが、以前紹介したパッキンも含めると、時計には消耗品がとても多い事をご理解頂けたと思います。


その為、大体の時計で使える汎用性分品が多くあり、修理やメンテナンスが簡単にできるようになってます。メーカーごとでパーツが違ったら本当に大変なことになりそうです!
因みに当店の店頭で2~3千円で綺麗めな中古の時計を売っていることがあります。結構すぐに売れてしまうので遭遇率は少ないと思いますが、外装を簡単に磨いて、このようなパーツを使ってメンテナンスをして、電池を替えて出しております。利益は私の時給を考えると全くありません。でも買っていくお客さんがいつも喜んでいること、定期的に探しに来てくれること、などもあり個人的な趣味で続けています。
以上