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金属価格全般の調整と睨めっこ

鴫原質店の弟さんです。

先週末に【金属価格全般の上昇と睨めっこ】とか書いてたけど、その直後の夜からの金属さん達の動きが激しかった。寝てる間に熾烈なバトルが繰り広げられてた事を朝になって知る(※月曜朝のチャート)。金銀プラチナのチャートデータでの金属保有者が一斉に換金した事で値段は動き、ボタン一つの高速取引に現物取引がついていける訳ないよね。ドル建てで僅か数パーセント程度の値動きで、寝て起きたら国内18金価格が千円以上下がってたけど、ま~想像できただけでもましか(汗)。なんかニュース見てると「ゴールドが下がった」的な言葉があったけど、本質的には、高くなったから大量に売って現金に替えたという感じだよね。ついでだし、アホ(←私の事)なりに少し考えてみる。尚、金属相場は仕事で扱うから見てるだけで、興味がない人間の観察日記みたいなもので信憑性皆無です。尚、画像は全てトレーディングビュー(こちら)のスクショですが、便利過ぎて最高です!。

売られた理由の推測は凄く沢山あり多くのメディアで色んな話があります。ただ、個人的には「流通紙幣量の増加」とか「国家負債の増加(対GDP比)」でずっと考察してるので、過去から学べることを探してみた。紙幣量とゴールドの関係これは、アメリカの紙幣量(M2マネー)とゴールド価格を割り返してみたチャート。ドル基軸通貨体制における過去の歴史上では、一定水準で切り下がるタイミングがあるのが目安になってます。突き抜けてるのはオイルショックの時かな?。狂乱物価の中でインフレ率が爆上がりするから、インフレ対応資産としてゴールドが上昇したのだろうか。所詮は素人考えだけど、米国様のインフレ率が上昇すれば、ゴールドはまだ上昇する事も想像できる。この線の部分って、たまたまなのでしょうか?。それにもう一つ、調べてないけど、先物取引所のどこかで証拠金を上げたとかないのかな?。深堀すると時間がかかるから、調べないけど・・・それも下がる理由としては考えられます。

先の事など知らんけど、【様々な思惑は別として】、どういう見方ができるか考えてみる。尚、全てはドル建ゴールドの話です。(下は昨日の朝の状況です)ゴールドチャート言葉を慎重に選べば、既に持ってる人はできるだけ高く売りたい人もいる、持ってない人は買いたい人もいる、その中で価格が形成されてるけど、ゆっくり少し上がったところで、ドバっと下がってる点を見るにどっちが多いのかな?。起点を少し変えるだけで、トレンドの見方は変わり、上昇継続orトレンド変換?。見方(※線なんて好きなように引ける)はそれぞれだけど、更にこの下に一本追加で線を引けば、次の節目はここから1割くらい下がったところのように見えるし、どうなんだろうね?。ただ根本問題は、紙幣発行制度そのものとも思え、長期目線では上昇するしかなさそうにも思うけど、意見は分かれそう(汗)。動きがあるとすれば、1オンス4160位が一つの目安であってます?。

そもそも長い期間で見てみれば、ゴールド保有者の感情がバラ色でない事が想像される。ドル建てゴールド長期チャート直近の上昇幅が凄いので過去の事があてはまるかは不明。ただ、停滞と下落の期間が長い過去がありました。2011年の高値を戻したのは11年後、2020年の高値を戻したのが4年後。インフレ資産などと定義すれば、将来的には上がる可能性しか見えないけど、モノの売買を繰り返す人にとっては、来週の価格の方が重要だったりするので、そういう立場によっても動きが変わる部分です。恐らくですが、投資専門の人って短期目線、そして5年で2倍程度では仕事にならないので、そういう巨大な投資的お金がまだゴールドにあるレバ、高値で整理したそう(推測)。それでも、「THE Debasement Trade」(通貨価値下落取引)は理屈的にはとても納得できる論理で、円建てゴールドでそれがモロに証明されてるから信憑性と説得力があり、いち個人としてはこの2年の上昇が来年も続くとありがたいのですが(※一応、仕事上で金上昇は嬉しい人間です)。ホントに頼む・・・いつまでもあがれ~~。

金属さん達が調整してる場面において、ドル〇〇〇論が多いなか、この数日間はドル高の米国債高が確認できました。ドルインデックスと米国債のチャート米国債金利下落のタイミングでゴールド下がってたところは何度か注目してた部分ですね。今この瞬間に起こったのは、米国債に向かったお金もあるという事・・・。ドル離れも確実にあるんだろうけど、自分の好きな情報を好きなように取れる時代、色々考える事が多い。ドル下落するからゴールド買ってた取引が、金属が上昇したから儲け分を含めて、ドルに替えた可能性はないのかな?。ドル指数が上がってるって事は、ドルが買われたって事であってるかね?。チャート見てるだけで分析ソースは無く、妄想の空想劇というお話です。この動きは不思議で、ドル不信でゴールド上昇じゃなかったのか??。さっぱり分からんが事実はなんなのだろう。

ただ、円インデックス撃沈(涙)(※ドル買われてるから当たり前?)。円インデックス何回か前に取り上げた「66」という数値を本格的に割り込んだので、為替に関する報道が極端に多くなってきてます。米国金利低下で円高を想像してたけど、半年くらいまでみてた長期金利差になんて為替は反応しなくなってきました。

凄くいや~な話だけど、心配性の私はとても心配です。これドル円の30年チャート。ドル建チャート日銀ボードメンバーと新しい財務大臣のご活躍にご期待申し上げます。この現象って実質金利や貿易・サービスなどの国債収支などの根本的な問題だから、せめてどちらかだけでも・・・。「機は熟した」とこの数日がんばってくれてる日銀審議員もいる中、どうするだろう?。雲の上の人達の発言でも動いてるので要観察の状態です。尚、円安は国内コールド価格を押し上げる一方、購買力の減少と物価高を呼ぶ。これ以上の円安進行は無いと、個人的には思ってるけど、先のことなんてやっぱり分からんね。新体制で具体的にどうするかで、為替の影響もありそうだ。尚、関税の分(15%)の損失を為替が少しカバーしてる状況は輸出企業にはいい事かもしれないですね。

少しだけ事実に基づく妄想劇(夢物語)を繰り広げてみます。アメリカのFOXという番組で、米財務長官様が「エネルギー価格と住宅価格の下落を踏まえ、来月か再来月にアメリカの消費者物価指数が低下し始める」という認識を示したとの事で、【連想ゲーム開始!】。住宅価格はそもそも担保価値があり、そこからお金が生み出されている(信用創造)→担保価値が下がると信用の棄損になる→誰かがその分の損失を被る→という事を想像したのが多分昨年の夏位で「リーマンなんたら」って書いてた事あった気がするけど、今になって少し雲行きが怪しい。ここ10日間、サブプライム(信用力の低い人)という言葉が目につくようになったけど、そもそも上位10%位が経済の主体である米国様において、サブプライムとは人口の何パーセントを指すんだろう?。GDPの70%が個人消費の国なので、何かあれば色々飛び火してきそうなので、米国様の雲の上の方々のご活躍を期待します。政府は未だに閉鎖中ですが(哀)。
【いつも書き加えてますが、パパパ~~っと思い付きで書いてる程度なので、信憑性なんて1ミリもありません。そして、自己防衛の為に可能性を考えてるだけなので、先の事なんて分かりません事、ご理解下さい。】

本日は以上でございます。

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